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佐多稲子の「野山の花」

 日本語を勉強中の中国人です。佐多稲子の「野山の花」を読んでいますが、分からないところがあるので、質問させてください。 「小なしやそうよ。何本もあるわ。」  と大阪から来た友人が言うので、私も小なしの花を身に出かけた。土地の人は、こんな木どこにもある、と言って、私たちが珍重がるのを笑っている。真っ白の花もあり、淡紅もあって、ふだんはだれがながめるでもない場所にいっぱい咲いていた。が注意して見始めると、そこまで行ってながめるまでもなく、近くでもたくさん咲いている。 1.「何本もあるわ。」  文中の「何本」の読み方を教えてください。 「何本」の「本」はもしビールの助数詞であれば、何と読むのでしょうか。「何本」は修飾する名詞によって読み方も変わるでしょうか。 2.「真っ白の花もあり、淡紅もあって、ふだんはだれがながめるでもない場所にいっぱい咲いていた。」  なぜ「でも」の前に動詞が直接につくでしょうか。「ながめる」と「でも」の間に「の」がいらないのでしょうか。 3.次の文の中で、【一枝】と【雑木】の読み方を教えてください。 (1)「追分へ着いてから、友達の一人が、近所の土地でその花を見つけて、【一枝】折ってきた。」 (2)「夏は、なんの【雑木】やらと気にもかけずにいた木である。」  また、質問文に不自然な日本語がありましたら、それも添削していただければ大変ありがたいです。よろしくお願いいたします。

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  • ベストアンサー
  • sugartea
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回答No.1

>1.「何本もあるわ。」  文中の「何本」の読み方を教えてください。 もとは「ほん」です。ただし数の言葉のおしまいが促音便(「っ」と詰まる形)の時は「ぽん」と半濁音に、例「一本」→「いっぽん」。おしまいが撥音便(「ん」とはねる音)になるときは「ぼん」と濁音になります。例「三本」→「さんぼん」 従って一から十までは、「いっぽん」「にほん」「さんぼん」「よんほん」「ごほん」「ろっぽん」「ななほん」「はちほん」(「はっぽん」と発音することもあり)「きゅうほん」「じゅっぽん」となります。 数えられる物によって読み方が変わることは無いと思います。 > なぜ「でも」の前に動詞が直接につくでしょうか。「ながめる」と「でも」の間に「の」がいらないのでしょうか。 この「でも」は、断定の助動詞「だ」の連用形「で」に強意の副助詞「も」がついたもので、この助動詞は体言および活用語では連体形に付きますので、「ながめるでもない」は間違いではありません。 この「でもない」は「~である」を強調した打ち消しと解釈してよく、これが「ながめるのでもない」となれば、この「の」は準体格(体言の代わり)ととるべきで、「ながめる物でもない」という意味になりますし、もとは「ながめない」の意味ですから、意味が変わります。 >3.次の文の中で、【一枝】と【雑木】の読み方を教えてください。 「ひとえだ」「ぞうき」ですね。 質問文の中に不自然な表現は、 まずは上の3の、 >次の文の中で これは意味から「【一枝】と【雑木】の読み方」にかかると思いますので、助詞は「で」ではなく「の」が正しい。 >なぜ「でも」の前に動詞が直接につくでしょうか。 他のところは正しいのでつい抜けてしまったのでしょうね。「つくのでしょうか」です。

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「でも」は体言および活用語では連体形に付くのですね。納得できました。【一枝】と【雑木】の読み方もよく分かりました。大変参考になりました。  また、質問文への添削に心より感謝いたします。これと同じような「の」は確かに書いた時にたくさん考えました。やはり一箇所間違えましたね。今後気をつけます。  本当にありがとうございました。

awayuki_ch
質問者

補足

 1の書き方が悪くて申し訳ありません。もう一度書かせてください。 「何本」という言葉の読み方は何でしょうか。「なんぼん」ですか。「なんぽん」ですか。それとも「なんほん」でしょうか。  また、数えられる物によって「何本」という言葉の読み方も変わるのでしょうか。  もう一度教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。

その他の回答 (2)

  • sugartea
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回答No.3

#1のsugarteaです。回答に欠落がありましたね。これは失礼しました。 >文中の「何本」の読み方を教えてください。 これは、前の回答で述べた、 >おしまいが撥音便(「ん」とはねる音)になるときは「ぼん」と濁音になります。例「三本」→「さんぼん」 の例にあてはまります。従いまして、読み方は「なんぼん」です。 >数えられる物によって「何本」という言葉の読み方も変わるのでしょうか。 これは、前にもお答えしました通り、「本」で数えるのは一般に長いものという属性があるものですね。 ものが変われば、変わるのは数え方です。 (例えば「本」→「冊」(さつ)、「紙切れなど」→「枚」(まい)という具合) 英語でも物質名詞はa piece of paperなどと数えますが、日本語では抽象名詞以外のほとんどの名詞にこれがあるので、わかりにくいとお感じかもしれませんね。 読み方が変わることは、同じ長い物を「本」と数える場合にはありません。従いまして、鉛筆も筆も指も木もみんな、、「いっぽん」「にほん」「さんぼん」「よんほん」「ごほん」「ろっぽん」「ななほん」「はちほん」「きゅうほん」「じゅっぽん」また「なんぼん」となります。

awayuki_ch
質問者

お礼

 sugarteaさん、再びありがとうございます。 「何本」の読み方がよく分かりました。とても助かりました!   本当にありがとうございました。

回答No.2

こんにちは。 普段は誰が眺める(という訳)でもない場所。 このカッコ内の省略だとイメージしていただければよいか、と思います。 誰もが、とりたてて「見よう」とは思わないような場所・・・というニュアンスです。

awayuki_ch
質問者

お礼

 毎度お世話になります。  ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。  本当にありがとうございました。

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