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チョウジュバイは自然の野山に生えているの?

盆栽にチョウジュバイという木がありますが、自然の野山にも生えているのでしょうか?

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回答No.1

もともとあったクサボケを園芸品種化したものなので野山にあったとしてもそれは誰かが捨てたものでしょうね

gennya
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

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回答No.2

チョウジュバイはクサボケから出現した変種です。 変種とは基本種の特徴とは違う特徴を持った個体が稀に出現し、それが生き延びて増えられたものです。突然変異で出現することが多いですが自力で増殖能力を持ち主に栄養増殖で増えていけたものが変種と呼ばれます。実生で増やすと元の基本種に戻るものもありますが稀に実生でも変わった特徴を受け継ぎ、それで品種改良していけるものも。 例えばイチイの変種には本来赤い実だったのに黄色い実を付けるもの、本来はかなり高く育つのに矮性になって低く育つキャラボクがあります。 元々クサボケの中から育ち方が違う個体を誰かが見つけだし栄養増殖してチョウジュバイという名前を付けて流通させたものでしょう。 発見者が居るものなので、この変種の発見された場所によって野山に生えているかどうかが変わってきます。 最初に発見した人が野山の野生のクサボケの中からこの変種を見つけ出したのなら、もしかすると今も野生のクサボケと一緒に生えているのかもしれません。場合によっては土地の環境や土などの影響で時々出現するのかも。 でも変種というのは人が栽培しだして本来好む環境と違うところで育てていくうちに、実生から偶然発見される機会も結構多いものです。 庭に植えていたクサボケの実生苗木から見つけ出されてという場合も植物では多く、パンジーの元になった個体も変種か、異種との交雑由来という説があり、たしかナポレオンの夫人の庭(確かバラ園だったと思われる)で庭師が発見したはずです。ただし現代のパンジーや花が小さいビオラは品種改良のために更に複数の異種とも交配してあります。 なので来歴自体が良く分かっていない変種の場合は、必ずしも野山に自生しているとは限りません。 私が以前住んでいた近くの川の砂だまりにできた林で野草の花の変種のようなものを見つけたことがあります。 基本種が上流に生えているので種子が流されて下流であるそこにたどり着き芽生え育ったのでしょう。 本来薄紫色で丸い花弁の花が、下流のその林では赤紫色で細い花弁の花に変異しており、それがたくさん群生して咲いてました。 種子を少し取って栽培してみたところ性質が固定化されているかのように見えたのですが、引っ越して偶然上流の地域に住みそこの敷地でアリが種子を運び勝手に増えていったところ、10年くらいで花色の赤味が薄れだし、調べてみたところ赤い色素が減ってきたのは土壌の鉄分の不足と判明。 川の下流の砂だまりに多くの砂鉄が含まれていて、その土に適応して花に赤味が付いたようです。当時対岸の近所に住んでおりましたが川砂と鉄分の多い土で、酸化して錆色になった土でした。今の家の土は粘土がちではありますが鉄分を多く含む粘土だとかなり赤いものが多いので(昔は近場でレンガを生産していた)、別段鉄分は含まれていないようです。 もしこの花色がどんな土で栽培しても安定していれば変種として認められていたのでしょうが、自生場所限定では変種とまでは認められず人が立ち入りにくい場所柄、今も誰にも知られずひっそりと変わった花を咲かせています。

gennya
質問者

お礼

大変詳しく、ありがとうございました。

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