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自然な日本語に添削していただけないでしょうか。(桜とわたし)
日本語を勉強中の中国人です。文章力をつけたいので、作文の練習をしています。次の文章を自然な日本語に添削していただけないでしょうか。 桜とわたし 白に近い淡いピンク色の花で、花びらごとに小さな切り口がある。一つの花びらは長いハート型のように見える。一輪の花はその五つのハートからなっている。それが私の知っている美しい花、桜だ。ただ、私が知っているのは静かな桜に過ぎなかった。 岩井俊二監督の「四月物語」という映画のおかげで、桜吹雪を始めて見た。その中で、さらに印象深かったのはあるシーンだった。風に舞う桜吹雪の中に、アパートの外で引っ越し屋さんと話をし終わった主人公の女性が、アパートに戻る時に、ふと服を払った。すると、花びらが彼女の服からはらはら落ちていた。そのふとした瞬間はとても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 昨日、上海植物園へ春の花の展示会を見に行った。遠くで、前方に白い花がいっぱいついている木をたくさん見た。いまの季節だと、もしかして、桜だろうかと嬉しくなって、足元を早め、近づいていた。植物園に入って、私の思った通り、迎えてくれたのは、道の両側に並ばれていた桜の木だと気づいた。こんなにたくさんの桜の木を見るのは初めてだった。繋がっている桜の木は、薄い桜色の曇りのように見える。空の中で何かが飛んでいる。それが「四月物語」の中の桜吹雪だとすぐ気づいた。花びらが風に乗って、雪のようにそっと舞い降りる。地面に静かに落ちた後、溶けないでそのまま残っている、それが雪と違うところだろう。風に舞い回る桜の花びらの姿に見とれ、心がふわっと優しくなった。桜が舞う道を歩いていくと、一枚の絵の中で歩んでいる気分になり、とても幸せな感じがした。カバンを開け、カメラを取り出そうとする時、ひとひらの桜の花びらがふわふわ飛んできた。花びらが薄くて、とても柔らかい。その一番先にちょっぴり鮮やかなピンク色に染められていた。思わずちょっと心を動かされた。 春の花の展示会でいろいろな花を見たが、私を一番魅了させたのはやはり入り口のところの桜よりほかならなかった。風に舞う桜の豪華な散り方はとてもロマンチックだった。私は桜という花の動的な一面を知り、さらにこの花を好きになった。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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桜とわたし 1、 > 白に近い淡いピンク色の花で、花びらごとに小さな切り口がある。 →添削無し。 2、 >一つの花びらは長いハート型のように見える。 →一つ一つの花びらは長いハート型のように見える。 : 「それぞれの花びら」という意味で「ひとつひとつの」とするのが良いでしょう。 3、 >一輪の花はその五つのハートからなっている。 →添削無し。 4、 >それが私の知っている美しい花、桜だ。 →添削無し。 : 構文上、このように結論を持ってくるのは非常に優れた表現です。 使いすぎると大げさになりますが、今回は成功しています。 5、 >ただ、私が知っているのは静かな桜に過ぎなかった。 →添削無し。 : この「静かな桜」も非常に文学的で上手な表現だと思います。 ただ、日常的な文においては「静的な桜」のように表現するのが良いでしょう。 6、 > 岩井俊二監督の「四月物語」という映画のおかげで、桜吹雪を始めて見た。 → 岩井俊二監督の「四月物語」という映画のおかげで、桜吹雪【というもの】を【初めて】【知った】。 ⇒ 岩井俊二監督の「四月物語」という【映画で】、桜吹雪【というもの】を【初めて】見た。 : a. その映画によって桜吹雪を知った、という感謝の意味が「おかげで」に含まれているのでしょう。 しかし、「おかげ」は「助力」という意味ですから、「助力で→見た」という因果関係は成立しません。 「彼が誘ってくれたおかげであの映画を見ることができた」 などであれば自然です。 このように「おかげで」は「~できた」という要素に続く必要があります。 「その映画によって知った」という意味で、「映画で」などと淡白に表現するほうが適切でしょう。 また、「おかげで」を使うのであれば「見た」ではなく、「知った(知ることができた)」とすると良いでしょう。 また、「初めて」を使います。 b. 「というもの」とすることによって、「桜吹雪」を見たのが初めてである、ということニュアンスが表現できます。 (ex) ・先日、月餅を初めて食べた。 ・先日、月餅というものを初めて食べた。 前者に比べて後者のほうには、初めて食べた(味わった/知った)体験的感激が込められています。 「というもの」には、「それまでは知らなかったもの」という暗黙のニュアンスを表すことができます。 但し、「というもの」を使えば、常にそうだというわけではありません。 7、 >その中で、さらに印象深かったのはあるシーンだった。 →その中で、さらに印象深かったのは【次のようなシーンだ】。 : 「印象深かった【のは】」という表現は、なんらかの特定を期待させる表現です。 「ある」という不確定を表す語が続くのは不自然になります。他では、 ・その中で、さらに印象深かったあるシーンについて書いてみよう。 などでも良いでしょう。 8、 >風に舞う桜吹雪の中に、アパートの外で引っ越し屋さんと話をし終わった主人公の女性が、アパートに戻る時に、ふと服を払った。すると、花びらが彼女の服からはらはら落ちていた。 →風に舞う桜吹雪の【中】、【】引っ越し【業者】と話をし終わった主人公の女性がアパートに戻る【際】に、ふと服を払った。すると、花びらが彼女の服から【はらはらと】【こぼれ落ちた】。 : a. 「中に」の掛かっていく先が示されていないので不自然になっています。 ここは「中」とするのが正しい表現です。 (ex) ・お足元の悪い中、ようこそお越しくださいました。 ・何かとお忙しい中、わざわざお越しいただき恐縮です。 b. #2さんもご指摘のように、「アパート」の繰り返しは無いほうがすっきりします。 c. 「お魚屋さん」「八百屋さん」などであれば自然ですが、「引越し屋さん」という表現はあまり使われません。 d. 「時」でも間違いではありませんが、このような繊細な感覚に関して述べているシチュエーションでは「際」を使うほうがスマートです。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/73288/m1u/%E9%9A%9B/ e. 「はらはら」でも良いのですが、 「はらはらと」とするほうが、静かに落ちていくイメージを表現できます。 f. 「すると」→「落ちていた」という構文は不自然です。 「すると」は、「前の事柄に続いて次の事柄が起こることを示す」表現ですから、 「落ちていた」という継続表現ではなく、「落ちた」という【起こった事柄】を述べる必要があります。 また、「こぼれ落ちた」のようにすると、さらに良いのではないかと個人的には感じます。 9、 >そのふとした瞬間はとても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 →その【わずかな一瞬】【が】とても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 : a. 「わずかな一瞬」などとするのが妥当でしょう。 「ふと」は「突然に/急に」という意味で使われるのが殆どです。 b. 『その場面を見た瞬間』の、awayuki_cn さんの頭(心)の中(感覚)を思い返してみてください。 その場面を見た時、 最初に、「その場面(そのわずかな一瞬)」について何か考えましたか? それであれば原文どおりでも結構です。 しかし、おそらくそうではないでしょう。 そのような余裕は無かったはずです。 その場面を見てすぐに「とても美しいと思い、脳裏に焼きついた」のではないかと思われます。 「そのわずかな一瞬」は、その感覚に対する補足ですから、「が」を使うほうが自然です。 10、 > 昨日、上海植物園へ春の花の展示会を見に行った。 →添削無し。 11、 >遠くで、前方に白い花がいっぱいついている木をたくさん見た。 →【大分手前からでも】、白い花がいっぱいついている木【が】たくさん【見えた】。 : a. 「遠くからでも、前方に~見えた」ということなのでしょう。 「その場所に行き着く前に」という意味で、 「大分手前からでも」のように表現できます。 b. 「木を見た」でも間違いではありませんが、どちらかというと「見ようと意図して見た」というニュアンスになります。 「(木が)見えた」と自動詞にするほうが自然でしょう。 12、 >いまの季節だと、もしかして、桜だろうかと嬉しくなって、足元を早め、近づいていた。 →いまの季節だと、もしかして、桜だろうかと嬉しくなって、【足】を早めて【近づいた】。 : a. 色々な意味がありますが、 「足元」は大体の場合、 『足が地面に着いている場所』 あるいは 『歩く様子』とお考えになると良いでしょう。 「足そのもの」ではないことに留意なさってください。 b. シチュエーションでは「近づいていた」という継続表現は適していません。 「嬉しくなった」という理由に伴なう結果的動作として、「(足を早めて)近づいた」と表現するのが自然です。 『あの桜は同じ場所で満開の花を咲かせていた。 じっと見つめているうちに往時が蘇り、懐かしさがこみ上げてきた。 離れて見るだけのつもりでいたが、知らぬ間に私はその桜に近づいていた。』 などの場合は、「見つめているうちに」「知らぬ間に」という時間的経過が(「その間に少しづつ近づいた」という)継続性を担保しているので自然になります。 13、 >植物園に入って、私の思った通り、迎えてくれたのは、道の両側に並ばれていた桜の木だと気づいた。こんなにたくさんの桜の木を見るのは初めてだった。 →【中に】【入ってみると】【】思った通り、迎えてくれたのは、道の両側に【並ぶ】【何百本という】桜の木【であった】。こんなにたくさんの【桜】を見るのは初めてだった。 : a. 繰り返しを避けて単に「中に」とするとスマートに表現できます。 b. 「~すると(入ると)」 「~してみると(入ってみると)」を使うとよいでしょう。 後者は、 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/187775/m1u/%E3%81%BF%E3%82%8B/[二](1)の、 (イ)(無意志動詞にも付いて、「…てみると」「…てみれば」「…てみろ」などの形で用いられる)その運動がなされることを条件として、結果として新しい事態や認識が起こることを表す。 「なるほど、そう言われて〈みれ〉ば、本当にそうだ」 「気がついて〈みる〉と、すっかり人通りがとだえていた」 です。 c. 「私の」は明白なので無いほうがスマートです。 d. 「並ばれていた桜の木」は誤用です。 e. 後ろの「こんなにたくさんの」の伏線として、「何百本という」などのように、数の明示をしておいたほうが自然な流れになります。 f. このシチュエーションでは「判明した」という意図でしょうから、 「桜の木だと気づいた」という表現は適していません。 「~であった」とすると「そうであることがわかった」という意味を表すことができます。 (ex ・私の弁当を黙って食べてしまったのは彼であった。 g. 前文との繰り返しを避けて「桜」とするほうが良いでしょう。 桜の木という意味も含まれています。 14、 >繋がっている桜の木は、薄い桜色の曇りのように見える。空の中で何かが飛んでいる。それが「四月物語」の中の桜吹雪だとすぐ気づいた。 →【連なっている】桜の【花々】は、【空に浮かぶ】【淡い】桜色の雲のように見える。空の中で何かが飛んでいる。【これが】「四月物語」の【中に出てくる】桜吹雪だとすぐ気づいた。 : a. 「連なっている」とするとイメージが湧くように思います。 また、「花が雲のように見える」と解釈して添削しました。 b. 「空の中で何かが飛んでいる」という箇所は文学的配置です。 それを生かすために前文で、「空に浮かぶ」などと明記したほうが良いでしょう。 c. 「それが」でも良いのですが、読者はすでに桜の雲の中に入っているので、「これが」のほうがベターでしょう。 d. 「の中の」でも良いですが、映画の場面を切り取る場合、「の中に出てくる」という表現があります。 このシチュエーションではこちらのほうが良いでしょう。 15、 >花びらが風に乗って、雪のようにそっと舞い降りる。地面に静かに落ちた後、溶けないでそのまま残っている、それが雪と違うところだろう。 →花びらが風に乗って、雪のようにそっと舞い降りる。地面に静かに落ちた後【は】、溶けないでそのまま残っている、それが雪と違うところだろう。 : 原文のままでも大きな瑕疵はありませんが、 「落ちた後【は】」とすると、「舞い降りているとき」との比較が際立つので効果的です。 16、 >風に舞い回る桜の花びらの姿に見とれ、心がふわっと優しくなった。 →【ひらひらと回転しながら風に舞う】桜の花びら【】に見とれているうち、心がふわっと優しくなった。 : a. 「回転する」という言葉は花びらにも良く使われます。 擬態語を使うのも一興でしょう。 b. この場面では、「花びら」だけのほうがすっきりするでしょう。 17、 >桜が舞う道を歩いていくと、一枚の絵の中で歩んでいる気分になり、とても幸せな感じがした。 →桜が舞う道を歩いていると、一枚の絵の中に【いるような】気分になり、とても幸せな感じがした。 : 「歩いていくと」「歩んでいる」の重複が好ましくありません。 18、 >カバンを開け、カメラを取り出そうとする時、ひとひらの桜の花びらがふわふわ飛んできた。 →カバンを開け、カメラを取り出そうと【すると】、ひとひらの【】花びらがふわふわ飛んできた。 : a. 「取り出そうとした時」であれば自然です。 「その時、同時に」という意味で、「~すると」という表現が最適でしょう。 b. 桜であることは十分読者に浸透しているので、くどくならないように「花びら」とだけするのが良いでしょう。 19、 >花びらが薄くて、とても柔らかい。その一番先にちょっぴり鮮やかなピンク色に染められていた。思わずちょっと心を動かされた。 →【薄いわりにとても柔らかいもので】、先端がちょっぴり鮮やかなピンク色に染められて【いる】。【その形状に】ちょっと心を動かされた。 : a. 出だしを少し変えて一文にしてみました。 形状表現は現在形で時制を一致させています。 b. 「一番先」でも問題はありませんが、「先端」という表現が使える箇所です。 また、「一番先【に】」は誤用です。掛かっていく先が示されていません。 ・その一番先にちょっぴり鮮やかなピンク色が滲んでいる。 などであれば可ですが。 c. 「思わず」は、「意識せずに」という意味で、「それほど強い感覚に突き動かされて」というニュアンスです。 程度表現とも言えるので、感情に関する表現の場合、程度を表す他の言葉(「ちょっと」など)と併用すると不自然になります。 20、 > 春の花の展示会でいろいろな花を見たが、私を一番魅了させたのはやはり入り口のところの桜よりほかならなかった。 → 【】展示会でいろいろな花を見たが、私を一番【魅了した】のはやはり入り口のところの【桜に】ほかならなかった。 : a. 繰り返しになるので「春の花の」はないほうがすっきりします。 b. 「魅了」は「人を引き付け夢中にさせること」なので、「魅了させた」は謝った表現になります。 c. 「桜よりほかならなかった」は誤りです。 意味は少し違ってきますが、「桜より他なかった」であれば可です。 21、 >風に舞う桜の豪華な散り方はとてもロマンチックだった。 →風に舞う桜の【絢爛たる】【散りざま】はとてもロマンチックだった。 : 「豪華」は「柔らかな要素」に欠けているため、桜の表現には不向きでしょう。 また、「散り方」は「方法を伴なう有様」というニュアンスになり、このシチュエーションには不向きです。 「作り方が上手だ」などのように使います。 「絢爛」「散りざま」という言葉が適していると思います。 22、 >私は桜という花の動的な一面を知り、さらにこの花を好きになった。 →添削無し。 <23、要注意点> ・【おかげで】→【見た】 ・【印象深かったのはあるシーンだった】 ・風に舞う桜吹雪の中【に】 ・【遠くで、前方に】 ・【並ばれていた】桜の木だと【気づいた】 ・一番先【に】 ・魅了【させた】 ・桜【よりほかならなかった】。 自然度:75% <24、まとめ> 桜とわたし 白に近い淡いピンク色の花で、花びらごとに小さな切り口がある。一つ一つの花びらは長いハート型のように見える。一輪の花はその五つのハートからなっている。それが私の知っている美しい花、桜だ。ただ、私が知っているのは静かな桜に過ぎなかった。 岩井俊二監督の「四月物語」という映画で、桜吹雪というものを初めて見た。その中で、さらに印象深かったのは次のようなシーンだ。 風に舞う桜吹雪の中、引っ越し業者と話をし終わった主人公の女性がアパートに戻る際に、ふと服を払った。すると、花びらが彼女の服からはらはらと落ちた。そのふとした瞬間がとても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 昨日、上海植物園へ春の花の展示会を見に行った。大分手前からでも、白い花がいっぱいついている木がたくさん見えた。いまの季節だと、もしかして、桜だろうかと嬉しくなって、足を早めて近づいた。中に入ってみると思った通り、迎えてくれたのは、道の両側に並ぶ何百本という桜の木であった。こんなにたくさんの桜を見るのは初めてだった。連なっている桜の花々は、空に浮かぶ淡い桜色の雲のように見える。空の中で何かが飛んでいる。これが「四月物語」の中に出てくる桜吹雪だとすぐ気づいた。 花びらが風に乗って、雪のようにそっと舞い降りる。地面に静かに落ちた後は、溶けないでそのまま残っている、それが雪と違うところだろう。ひらひらと回転しながら風に舞う桜の花びらの姿に見とれているうち、心がふわっと優しくなった。桜が舞う道を歩いていると、一枚の絵の中にいるような気分になり、とても幸せな感じがした。カバンを開け、カメラを取り出そうとすると、ひとひらの花びらがふわふわ飛んできた。薄いわりにとても柔らかいもので、先端がちょっぴり鮮やかなピンク色に染められている。その形状にちょっと心を動かされた。 展示会でいろいろな花を見たが、私を一番魅了したのはやはり入り口のところの桜にほかならなかった。風に舞う桜の絢爛たる散りざまはとてもロマンチックだった。私は桜という花の動的な一面を知り、さらにこの花を好きになった。
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- hakobulu
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#5です。 2. >気にしない、注意を払わない瞬間」の真意がよくわからないのですが、 『「花びらが彼女の服からはらはら落ちたこと」を彼女が「気にしない、注意を払わない」』 という意味でしょうか。 それであれば、 ・その【さりげない所作が】とても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 のようにすると良いでしょう。 私に勘違いがあるようでしたらお知らせいただければ有難いと思います。 『「花びらが彼女の服からはらはら落ちたこと」を彼女が「気にしない、注意を払わない」』という意味ではありません。中国語でいうと、「不経意的瞬間」です。でも、これだけでおわかりになりませんね。説明は大変難しいです。「気にしない、注意を払わない」の説明はよくないかもしれません。翻訳サイトを使ったら、「気をつけない瞬間」が出てきました。でも、それは日本語としておかしいですね。要するに、その瞬間はわざとらしくありません。淡々と流れていく時間の中の、わざとらしくない一瞬です。「無意識」が近いかもしれません。難しいです。理解していただけたでしょうか。「何気なく言った一言が娘の心を傷つけてしまった」の中の「何気なく」の意味です。「ふとした瞬間」はやはりおかしいでしょか。 : よくわかりました。 私の勘違いでしたね。 「その瞬間」とは、 「花びらが彼女の服からはらはら落ちた瞬間」のことですね。 ・その( )瞬間がとても美しいと思い~ ( )内にはどのような言葉が適当か、ということについて改めて考えてみたいと思います。 「不経意的瞬間」とは魅力的な表現ですね。 とても気に入りました。^^ 「花びらがはらはらと落ちる」というシチュエーションに当てはめるとすれば、ご返事にもありましたが、 「なにげない瞬間」というのが、適切ではないかと思います。 「ふと」は、「思いがけなく / 不意に 」などといった意味なので、このシチュエーションにはちょっとそぐわないように思われます。 今回の私の解釈に間違いがなければ、以下のようにすると、さらに自然な表現になるでしょう。 『そのなにげない一瞬の光景が、とても美しいものとして私の脳裏に焼きついた』 6. >「無意志動詞」は正確には(たぶん)「話者本人の意志が関与しない動詞」という意味だろうと思われます。 「言う」という動詞は無意志動詞なのでしょうか。それはよくわかりません。「言う」は普通自分で決められる行動でしょう。「気が付く」も人の意志がかかわると思います。「その運動がなされることを条件として、結果として新しい事態や認識が起こることを表す」という辞書の説明の前半はよくわかりません。 : a. 前回『「(話者本人の)意志が関与しない動詞」という意味だろうと思われます』と述べたことにも関連します。 「言う」自体は意志動詞です。 ただ、『相手(他人)が言うこと』に「話者の意志」は関与できません。 b. 下記によると「意志」とは、 (1)考え。意向。 「—を固める」 (2)物事をなすにあたっての積極的なこころざし。 などとなっています。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/8746/m1u/%E6%84%8F%E5%BF%97/ 考えなくても「気がつく」ことはできますから、これは意志とは言えません。 (ex) 「家へ帰って着替えようとした時に、お財布を落としたことに気がついた」 「ふと気がつく」という言葉が成立することからも意志とは無関係であるのは確かでしょう。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/170532/m1u/%E3%81%B5%E3%81%A8/ 不明点はさらに補足なさってみてください。 また、新たにご質問をお立てになるのも面白いかもしれません。
お礼
度々ありがとうございます。今回はすっきりいたしました。私も「不経意的瞬間」のような感じが好きです^^。本当にありがとうございました。
- hakobulu
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#4です。 1. >→風に舞う桜吹雪の【中】、【】引っ越し【業者】と話をし終わった主人公の女性がアパートに戻る【際】に、ふと服を払った。すると、花びらが彼女の服から【はらはらと】【こぼれ落ちた】。 「こぼれおちる」の意味は辞書で確認しました。「容器の中の液体?粉末?粒状の物が外に出て下に落ちる」と書かれています。文中の容器は「服」を指すのでしょうか。ここに言う「こぼれる」というイメージはよくわかりません。なぜこの動詞を使うのでしょうか。 : そうですね。 ここは、 「彼女の一部となっていたものが外側へ離れる」 というようなニュアンスで使いました。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/71097/m1u/%E3%81%93%E3%81%BC%E3%82%8C%E3%82%8B/にある(1)の、 「中に入っているべきものが外に出る」に近いかもしれません。 実際に彼女の中に入っているわけではありませんが、花びらは不要なものとして落とされたのではなく、名残り惜しげに離れていった。 というニュアンスを出したかったわけです。 「はらはらと舞い落ちた」などとするのも良いでしょう。 2. >そのふとした瞬間はとても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 →その【わずかな一瞬】【が】とても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 「ふとした瞬間」で「気にしない、注意を払わない瞬間」という意味を表したかったのです。「なにげない瞬間」と「さりげない瞬間」はいかがでしょうか。 : 気にしない、注意を払わない瞬間」の真意がよくわからないのですが、 『「花びらが彼女の服からはらはら落ちたこと」を彼女が「気にしない、注意を払わない」』 という意味でしょうか。 それであれば、 ・その【さりげない所作が】とても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 のようにすると良いでしょう。 私に勘違いがあるようでしたらお知らせいただければ有難いと思います。 3. >風に舞い回る桜の花びらの姿に見とれ、心がふわっと優しくなった。 →【ひらひらと回転しながら風に舞う】桜の花びら【】に見とれているうち、心がふわっと優しくなった。 「心が( )優しくなった」の( )の中に 入れられる言葉として、「ふわっと」のほかに教えていただけないでしょうか。 : この構文では「ふんわり」などが浮かびます。 ただ、添削を別にした個人的な趣味を申せば、次のようになります。 ・ひらひらと回転しながら風に舞う桜の花びらに見とれるうち、いつか、心が優しさで満たされていくのを感じた。 4. >カバンを開け、カメラを取り出そうとする時、ひとひらの桜の花びらがふわふわ飛んできた。 →カバンを開け、カメラを取り出そうと【すると】、ひとひらの【】花びらがふわふわ飛んできた。 「ひとひらの花びらが( )飛んできた」の( )の中にほかに入れられる言葉を教えていただけないでしょうか。「速いスピードで飛んでくる」という様子を表現したかったです。「すっと」はいかがでしょうか。 : 『「速いスピードで飛んでくる」という様子』 であれば「すっと」でもよいと思います。 ただ、この表現には滑らかさ・緩やかさは含まれていません。 飛んできた状況・場所などによっても違ってきますが、「すうっと」という表現にすると速くて軽やかなニュアンスが出るでしょう。 また、『「速い」という意味が基調』の表現なので、辿りついた(落ちた)先を明示すると文に「落ち着き」が出ます。 ・ひとひらの花びらがすうっと[目の前に/カバンの上に/手元に]飛んできた 5. >花びらが薄くて、とても柔らかい。その一番先にちょっぴり鮮やかなピンク色に染められていた。思わずちょっと心を動かされた。 →【薄いわりにとても柔らかいもので】、先端がちょっぴり鮮やかなピンク色に染められて【いる】。【その形状に】ちょっと心を動かされた。 「形状」は「形」という意味でしょうか。ここに「形」という意味がないでしょうか。「ちょっと心を動かされた」のは「色」のほうだと思います。 : そうですね。 実は私も迷いましたが、おっしゃるとおり形という意味です。 他には「態様」という言葉も検討してみました。 私は両方だと思ったのですが、「色と形」を同時に表す表現が思いつかなかったので「形状」でお茶を濁してしまったわけです。 前後の文脈からすると「思わず」という出だしが、やや唐突なので、色だけに関してであれば、 「先端がちょっぴり鮮やかなピンク色に染められており、ちょっと心を動かされた。」 のように一文にするのが良いでしょう。 6. >「~してみると(入ってみると)」を使うとよいでしょう。 後者は、 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/187775/m1u/%E3%81%BF%E3%82%8B/の、[二] (イ)(無意志動詞にも付いて、「…てみると」「…てみれば」「…てみろ」などの形で用いられる)その運動がなされることを条件として、結果として新しい事態や認識が起こることを表す。 「なるほど、そう言われて〈みれ〉ば、本当にそうだ」 「気がついて〈みる〉と、すっかり人通りがとだえていた」 です。 「無意志動詞」はどういう意味でしょうか。例文の中の「言う」、「つく」でしょうか。「その運動がなされることを条件として、結果として新しい事態や認識が起こることを表す」の意味はよくわかりません。この文型について、もう少し教えていただけないでしょうか。 : おっしゃるとおり、「言う」「気がつく」などのことを指しているようです。 それに対する意志動詞の例として、「書いてみる」「行ってみる」などが載っており、『ある動作を試みにする意を表す。ためしに…する。』などという解説があります。 うまく表示されなかったと思うので 、URL を再掲しておきます。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/187775/m1u/%E3%81%BF%E3%82%8B/ 「無意志動詞」は正確には(たぶん)「話者本人の意志が関与しない動詞」という意味だろうと思われます。 a. 「なるほど、そう言われて〈みれ〉ば、本当にそうだ」 は、 『「(他人から)言われる」という運動(行為)』【を条件として】、【その結果として】、 「本当にそうだ」という【新しい認識が起こる】。 ということでしょう。 他人から言われるまでは「本当にそうだ」という認識には至らない、ということでもあります。 b. 「気がついて〈みる〉と、すっかり人通りがとだえていた」 は、 『「意識せずにふと(=無意志で)気がつく」という運動(行為)』【を条件として】、【その結果として】、 「すっかり人通りがとだえていた」という【新しい事態が起こる】。 ということでしょう。 無意志動詞は、「○○してみれば△」「○○してみると△」という因果関係が構文として定まっていて、 その構図を包括的にまとめて表現すると上の辞書のように難しい表現にならざるを得ないのでしょう。 ご不明点が残るようでしたら、さらに補足なさってみてください。
お礼
再びありがとうございます。だいぶわかるようになりました。2と6についてまだよくわかりませんので、もう少し教えていただけないでしょうか。
補足
2. >気にしない、注意を払わない瞬間」の真意がよくわからないのですが、 『「花びらが彼女の服からはらはら落ちたこと」を彼女が「気にしない、注意を払わない」』 という意味でしょうか。 それであれば、 ・その【さりげない所作が】とても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 のようにすると良いでしょう。 私に勘違いがあるようでしたらお知らせいただければ有難いと思います。 『「花びらが彼女の服からはらはら落ちたこと」を彼女が「気にしない、注意を払わない」』という意味ではありません。中国語でいうと、「不経意的瞬間」です。でも、これだけでおわかりになりませんね。説明は大変難しいです。「気にしない、注意を払わない」の説明はよくないかもしれません。翻訳サイトを使ったら、「気をつけない瞬間」が出てきました。でも、それは日本語としておかしいですね。要するに、その瞬間はわざとらしくありません。淡々と流れていく時間の中の、わざとらしくない一瞬です。「無意識」が近いかもしれません。難しいです。理解していただけたでしょうか。「何気なく言った一言が娘の心を傷つけてしまった」の中の「何気なく」の意味です。「ふとした瞬間」はやはりおかしいでしょか。 6. >「無意志動詞」は正確には(たぶん)「話者本人の意志が関与しない動詞」という意味だろうと思われます。 「言う」という動詞は無意志動詞なのでしょうか。それはよくわかりません。「言う」は普通自分で決められる行動でしょう。「気が付く」も人の意志がかかわると思います。「その運動がなされることを条件として、結果として新しい事態や認識が起こることを表す」という辞書の説明の前半はよくわかりません。
- foomufoomu
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文法的な間違いはないと思います。このままでも十分正しく意味は伝わります。ただ、いくつか、普通では使わない表現が混じっているのが気になります。とくに英語で言う能動態と受動態に相当する語の使い分けが不自然かな、と。 で、以下はそのへんに注意して直したものです。 桜とわたし 白に近い淡いピンク色の花で、花びらごとに小さな切り口がある。花びらのひとつひとつは長いハート型をしていて、一輪の花は五つのハートからなっている。それが私の知っていた美しい花、桜であった。しかし、その後、私が知っていたのは静かな桜に過ぎないことが分かった。 岩井俊二監督の「四月物語」という映画の中で、私は桜吹雪を始めて見た。中でもとくに印象深いシーンがある。風に舞う桜吹雪の中に、アパートの外で引っ越し屋さんと話をし終わった主人公の女性がいて、その彼女がアパートに戻る時に、ふと服を払うと、花びらが彼女の服からはらはら落ちていく。そんな一瞬のシーンがとても美しいと感じて、今でも脳裏に焼きついて離れない。 昨日は、上海植物園へ春の花の展示会を見に行った。遠くに、白い花がいっぱいついている木がたくさん見えた。いまの季節だと、もしかして桜だろうかと思うと、なんだか嬉しくなって、思わず足元を早めていった。植物園に入ると、やはり思った通り、迎えてくれたのは、道の両側にいっぱい並んだ桜の木だった。こんなにたくさんの桜の木を見たのは初めてだった。茂った桜の木は、まるで薄い桜色の曇り空のように見えた。そんな空の中で何かが飛んでいるのが見えた。すぐに、それが「四月物語」の中に出てきた桜吹雪だと気づいた。花びらが風に乗って、雪のようにそっと舞い降りる。しかし、地面に落ちた後でも溶けないでそのまま残っている。それが雪と違うところだろう。風に舞い回る桜の花びらの姿に見とれていると、心がふわっと優しくなった。桜が舞う道を歩いていると、一枚の絵の中を歩んでいるような気分になり、とても幸せな感じがした。やがて、カバンを開けてカメラを取り出そうとした時、桜のひとひらがふわふわ飛んできた。花びらが薄くて、とても柔らかい。その一番先はちょっぴり鮮やかなピンク色に染められている。そんな姿にちょっと心を動かされた。 春の花の展示会でいろいろな花を見たが、やはり、私を一番魅了させたのは、入り口のところの桜だった。風に舞う桜の豪華な散り方はとてもロマンチックだった。私は桜という花の動的な一面を知り、さらにこの花を好きになった。 「感じる」「思う」という能動態のような表現は、ほんとに意識して、そう考えた時しか使わず、たんに見て感じた時は「感じた」「気がした」を使うのが普通です。 また「ここはぐっと盛り上げたいから、この言葉を使っているのに」と思うかもしれませんが、慣用的な場合を除くと、日本人は淡白なので、あまり派手な表現はしません。しかし、詩のような文なら、そういう派手な表現もかまいません。目的によって使い分けてください。 あと、「やはり」のような接続詞は、文の途中にでてくるより、先頭に置くことが多いです。
お礼
ご丁寧に添削していただきありがとうございます。能動態と受動態に相当する語の使い分けに気をつけます。いろいろな助言をくださり、心から感謝いたします。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
こんにちは。 私なりの感性での添削です。 ○「近い淡い」→「近くて淡い」 ●「い」の連続が微妙だと思いました。 ×「始めて」→「初めて」 ●「始めて」は「開始」、「初めて」は「最初」の意味です。 △「その中で、さらに」→「その中でも特に」 ●「さらに」は「動詞」を修飾するようです。 △「アパートの外で……払った。」→「引っ越し屋さん……払った。」 ●「アパートに戻る」という時点で「アパートの外で」話をしているのは分かります。逆に「アパート」が2回も出てくるのがくどく感じました。 ○「からはらはら」→「からそっと」 ●「ら」が3つ続くのはくどく感じました。但し、この部分は人によって解釈が違うと思います。 △「瞬間は」→「瞬間が」 ●「は」の場合、「他は?」と突っ込めます。「が」の場合は「特定の」という意味が強くなります。 ○「がいっぱいついている木」→「に覆われている木」 ●「いっぱい」は子供っぽい言葉です。ただ、人によって解釈の仕方が違うと思います。恐らく「たくさん」の連用を避けたのだと思います。 ×「足元を早め」→「歩く足を早め」or「歩く速度をあげて」 ●「足元」……「立っている足のくるぶしから下の部分」ですので、「足元」だけを早めても速く歩けないかと思います。 △「植物園に……と気づいた」→「植物園で迎えてくれたのは想像以上の桜だ。」 ●「入って」「思った」「迎えて」「気づいた」と1文に動詞が4つあるのは流石に辛いです。 ×「並ばれていた」→「並べられていた」or「並んでいた」 ●「並ぶ」は他動詞ではありません。他動詞は「並べる」です。「並べる」の受動態は「並べられる」です。 ○「舞い回る」→「舞う」or「舞って回る」 ●「舞い回る」では不自然に感じました。 ×「一番先に……染められていた。」→「一番先が……染められていた。」 ●受け身の文の場合、前者は不自然です。 ※引用・参考:新明解国語辞典、2009年、22項、584項、1115項、1190項 桜に対する感性の鋭さが良いと思いました。読んでいて純粋に楽しめました。
お礼
ご親切に添削していただきありがとうございます。添削理由も教えてくださり、大変助かりました。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
桜とわたし 白に近い淡いピンク色の花で、花びらごとに小さな切り口(*1)がある。一つの花びらは長いハート型のように見える。一輪の花はその五つのハートからなっている。それが私の知っている美しい花、桜だ。ただ、私が知っているのは静かな桜に過ぎなかった。 岩井俊二監督の「四月物語」という映画のおかげで(*2)、桜吹雪を始めて見た。その中で、さらに印象深かったのはあるシーンだった。風に舞う桜吹雪の中に、アパートの外で引っ越し屋さんと話をし終わった主人公の女性が、アパートに戻る時に、ふと服を払った。すると、花びらが彼女の服からはらはら落ちていた。そのふとした瞬間はとても美しいと思い、脳裏に焼きついた。(*3) 昨日、上海植物園へ春の花の展示会を見に行った。遠くで、前方に白い花がいっぱいついている木をたくさん見た(*4)。いまの季節だと、もしかして、桜だろうかと嬉しくなって、足元を早め、近づいていた(*5)。植物園に入って(*6)、私の思った通り、迎えてくれたのは、道の両側に並ばれていた桜の木だと気づいた(*7)。こんなにたくさんの桜の木を見るのは初めてだった。繋がっている桜の木は、薄い桜色の曇りのように見える。空の中で何かが飛んでいる。それが「四月物語」の中の桜吹雪だとすぐ気づいた(*8)。花びらが風に乗って、雪のようにそっと舞い降りる。地面に静かに落ちた後、溶けないでそのまま残っている、それが雪と違うところだろう。風に舞い回る桜の花びらの姿に見とれ、心がふわっと優しくなった。桜が舞う道を歩いていくと、一枚の絵の中で歩んでいる気分になり、とても幸せな感じがした。カバンを開け、カメラを取り出そうとする時、ひとひらの桜の花びらがふわふわ飛んできた。花びらが薄くて、とても柔らかい。その一番先に(*9)ちょっぴり鮮やかなピンク色に染められていた。思わずちょっと心を動かされた。 春の花の展示会でいろいろな花を見たが、私を一番魅了させたのは(*10)やはり入り口のところの桜よりほかならなかった。風に舞う桜の豪華な散り方はとてもロマンチックだった。私は桜という花の動的な一面を知り、さらにこの花を好きになった。 (*1)「切り口」-->「切れ込み」「切り欠き」の方がより的確かも。もっと適切な表現もあるかもしれない。 例えば「花びらの先端に小さく切り欠いたような形がある」など。ただし「切り口」でも問題はないと思います。 (*2)「という映画のおかげで」-->「という映画の中で、桜吹雪を初めて見た。」又は 「という映画のおかげで、桜吹雪(というもの)を初めて知った。」の方がいいかも。 (*3)風に舞う桜の花びらの中で、引っ越し屋さんと話をし終わった主人公の女性が、アパートに戻る時にふと服を払い、花びらが彼女の肩からはらはらと落ちた。そのふとした瞬間がとても美しく思い、脳裏に焼きついた。 (*4)遠くの方に、白い花をたくさんつけている木々を見た。「前方に」は不要。 (*5)嬉しくなって足元を早め、近づいた。 (*6)植物園に入ると (*7)道の両側に並ばれていた桜の木だと気づいた --> 道の両側に並んでいた桜の木だった。前の文章ですでに桜に気づいているので「気づいた」は不要。 (*8)それが「四月物語」の中の桜吹雪だとすぐ気づいた。--> それは「四月物語」の中で見た桜吹雪だとすぐに気がついた。 (*9)その一番先に --> その一番先は (*10)私を一番魅了させたのは --> 私を一番魅了したのは 又は 私が一番魅了させられたのは 現代的な文体に合致するように直していました。 (*8)から(*9)の間はどちらかというと詩的な文体で、文体が変わった事に少し違和感を感じましたが、この部分を直すとしても私には難しいですし、とても綺麗な文章だと思いますので直す必要もないかと思います。
お礼
早速のご返事ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
すみません、追加質問が一つあります。 6. >「~してみると(入ってみると)」を使うとよいでしょう。 後者は、 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/187775/m1u/%E3%81%BF%E3%82%8B/[二](1)の、 (イ)(無意志動詞にも付いて、「…てみると」「…てみれば」「…てみろ」などの形で用いられる)その運動がなされることを条件として、結果として新しい事態や認識が起こることを表す。 「なるほど、そう言われて〈みれ〉ば、本当にそうだ」 「気がついて〈みる〉と、すっかり人通りがとだえていた」 です。 「無意志動詞」はどういう意味でしょうか。例文の中の「言う」、「つく」でしょうか。「その運動がなされることを条件として、結果として新しい事態や認識が起こることを表す」の意味はよくわかりません。この文型について、もう少し教えていただけないでしょうか。 ______________________________ ご親切に添削していただきありがとうございます。いろいろな言い方を習得しました。ご丁寧に説明してくださり、大変助かりました。まだ疑問に感じているところがありますが、もう一度教えていただけないでしょうか。
補足
1. >→風に舞う桜吹雪の【中】、【】引っ越し【業者】と話をし終わった主人公の女性がアパートに戻る【際】に、ふと服を払った。すると、花びらが彼女の服から【はらはらと】【こぼれ落ちた】。 「こぼれおちる」の意味は辞書で確認しました。「容器の中の液体?粉末?粒状の物が外に出て下に落ちる」と書かれています。文中の容器は「服」を指すのでしょうか。ここに言う「こぼれる」というイメージはよくわかりません。なぜこの動詞を使うのでしょうか。 2. >そのふとした瞬間はとても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 →その【わずかな一瞬】【が】とても美しいと思い、脳裏に焼きついた。 「ふとした瞬間」で「気にしない、注意を払わない瞬間」という意味を表したかったのです。「なにげない瞬間」と「さりげない瞬間」はいかがでしょうか。 3. >風に舞い回る桜の花びらの姿に見とれ、心がふわっと優しくなった。 →【ひらひらと回転しながら風に舞う】桜の花びら【】に見とれているうち、心がふわっと優しくなった。 「心が( )優しくなった」の( )の中に 入れられる言葉として、「ふわっと」のほかに教えていただけないでしょうか。 4. >カバンを開け、カメラを取り出そうとする時、ひとひらの桜の花びらがふわふわ飛んできた。 →カバンを開け、カメラを取り出そうと【すると】、ひとひらの【】花びらがふわふわ飛んできた。 「ひとひらの花びらが( )飛んできた」の( )の中にほかに入れられる言葉を教えていただけないでしょうか。「速いスピードで飛んでくる」という様子を表現したかったです。「すっと」はいかがでしょうか。 5. >花びらが薄くて、とても柔らかい。その一番先にちょっぴり鮮やかなピンク色に染められていた。思わずちょっと心を動かされた。 →【薄いわりにとても柔らかいもので】、先端がちょっぴり鮮やかなピンク色に染められて【いる】。【その形状に】ちょっと心を動かされた。 「形状」は「形」という意味でしょうか。ここに「形」という意味がないでしょうか。「ちょっと心を動かされた」のは「色」のほうだと思います。