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3次元での波の式

1次元では、ψ=Asin(qx-wt+φ)と表記されますが、 3次元では、ψ=Bsin(q'・r'-wt+φ)となりますよね。 (q'とr'はベクトル) この位相の中の波数ベクトルと位置ベクトルの内積の意味をお教えください。

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noname#21219
noname#21219
回答No.2

♯1です。訂正と補足をさせてください。 「時間要因の-ωt つまり原点と比べてどれだけ時間的に位相が遅れてるか」の部分ですけど、『原点と比べてどれだけ位相が 遅れるか』という部分は勘違いでした、忘れてください。単に、時間変化によって全空間の点で位相が角速度ωで変化する、というだけです。 q'・r'の内積について、意味が分かりずらかったと思うので補足します。この内積の意味は、r'という原点からの位置ベクトルの、q'方向の射影(つまり長さ)に 2π/λをかけたものです。 つまり、q'・r'=2π/λ・e(q')・r'=2π/λ・r'(q') e(q'):q'方向の単位ベクトル、r'(q'):位置ベクトルr'のq'方向の射影(長さ) 原点からr'の位置に進むまでに、波数ベクトルの方向には距離r'(q')だけ進んでいます。だから、その距離に、単位長さ当たりどれだけ波が空間的に位相が進んでいるかという量:2π/λをかけることにより、 位置r'における位相が分かるわけです。つまり、位置r'と、r'をq'方向へ射影した位置の位相は等しいのです。

noname#147743
質問者

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大変丁寧なご回答ありがとうございます。 疑問が解決しました! ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#21219
noname#21219
回答No.1

q'というのは波数ベクトルですよね、その大きさは 2π/λです。そういう大きさをもつ、波の進行方向の向きを持ったベクトルです。そもそも、1/λという量は、 空間の単位長さ当たりに含まれる波の数です。それに、2πがかかっているというのは、空間の単位長さにつき、波の位相が何回回転するか、つまり波の空間変化という観点で、位相がどのくらい回転するかということです。 で、q'・r'という量は、原点から点r'までに、波が 空間的にどれだけ位相を回転させているか、という 量に相当すると思います。つまり、r'という位置ベクトルは、波の進行方向ではありませんから単位長さ当たり2π/λ位相が変化するということは使えず、代わりに位相の空間変化を見るには、波数ベクトルとの内積をとる必要があるわけです。それに、時間要因の-ωt つまり原点と比べてどれだけ時間的に位相が遅れてるか、プラス初期位相Φでしょう。

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