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格助詞の「まで」について

中学生の国語の問題集で、 「8時間も列車に乗らないと、目的地にまで着かないのと彼女がきいた。」 という文章があり、 ここでの“目的地まで”の「まで」は格助詞となっていました。 副助詞で「まで」があるのは知っているのですが、 格助詞にも「まで」があるのでしょうか?? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • usagisan
  • ベストアンサー率71% (105/146)
回答No.2

 No.1の方がおっしゃるように、格助詞・副助詞の両方(と終助詞的用法)があるという説と、副助詞にまとめてしまう説と二通りあるようです。  一応、格助詞・副助詞の定義は   格助詞:体言または体言に準ずるものに付いて、その体言       が他の語にどんな関係で続くかを示す助詞。   副助詞:用言に関係ある語に付いて、下の用言の意義を限       定する助詞 ということになります。  「夜がふけるまで遊ぶ」「聞くまでもない」などの例では「まで」が動詞(用言)に付いて、下の用言に係っていくので、副助詞としての用法ですが、「都まで行く」のような場合には名詞(体言)に付いていて、格助詞の用法と変わるところがありません。  「都から帰る」の「から」は格助詞ですが、「都まで帰る」の「まで」と比べると意味に違いはありますが、助詞としての用法には違いはありません。したがって、「まで」には「格助詞」としての(もしくは「格助詞」と同様の)用法があるのは明らかで、それを重視して、二種類の助詞があるとするか、特例として基本的に副助詞であるとするか、二つの立場があるだと思います。  格助詞を認めるのは有名な国語学者の時枝誠記(ときえだもとき)さんあたりが提唱したようです。  学校で教える文法では、従来通り「まで」は「副助詞」として扱うのが普通ですので、「中学生の国語の問題集」で「まで」は「格助詞」(もある)としているのは、どっちかというと少数派だと思います。

noname#143799
質問者

お礼

すごくよくわかりました。ありがとうございます。 中学の教科書には副助詞の「まで」しかのってないのに 問題集にはまれに格助詞の問題も出てるのですねー。 助詞はほんとわかりずらいです。 また何かありましたよろしくお願いいたします。

その他の回答 (1)

  • sesame
  • ベストアンサー率49% (1127/2292)
回答No.1

「まで」は格助詞・副助詞・終助詞の用法があります。 このうち終助詞としての用法は現代ではあまり使いませんし、ご質問の趣旨とも関係ないので省略しますが、他の2用法については… ●格助詞としての「まで」は、時間・動作・状態が継続して到達点に至る意味で用いられます。 「都まで」「夜が更けるまで」「道も見えなくなるまで」 ●副助詞としての用法は、程度がある限度に達するという意味で用いられます。 「聞くまでもない」「お前にまで馬鹿にされる」など。 ということで、ご質問の例文は格助詞用法の「まで」に該当しますね。

noname#143799
質問者

お礼

なるほど!ありがとうございました。 また何かありましたよろしくお願いします。

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