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心理学は科学に属するでしょうか。

心理学は科学に属するでしょうか?

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noname#25799
noname#25799
回答No.2

難しい議論は苦手なので、著しくはずしていそうですが。 日本の学位についてはよく分かりませんでしたが、google で「bachelor of science in psychology」を検索すると45000件程度引っかかってきます。「bachelor of art in psychology」だと200件です。 因みに「bachelor of science in mathmatics」54000件程度「bachelor of science in biology」71000件程度「bachelor of science in physics」38000件程度「bachelor of science in chemistry」は50000件程度でした。また、「bachelor of science in astrology」は3件でした。 専攻する人の数やWebに情報を載せる人の割合が全然検討つかないのですが、心理学は数学や物理学や生物学や化学程度科学と認識されているのかと思います。

noname#16169
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 そのようですね。 どうもわざわざお調べいただきありがとうございます。

noname#16169
質問者

補足

認識度を知る上ではこういったネット検索は非常に有効だと思います。 ありがとうございました!

その他の回答 (3)

回答No.4

北米の大学で心理学を専攻していました。 欧米では心理学は『科学』です。 日本では文学部の一部であることがほぼ当たり前ですが、欧米の大学では Science(科学)、Social Science(社会科学)、Applied Science(応用科学)のいずれかの学部に設置されていることがほとんどです。 なぜならば、心理学は推測だけで突き進める学問分野ではなく、実験や実験的観測に基づいて「論証」しなければいけないからです。 もちろん数学などの自然科学のように、100%確実な答えが出るわけではありません。 でも哲学寄りの日本の心理学とは違い、既に科学の一部門として扱われています。 心理学の学位に関して言えば、「文学士・心理学専攻」の学生もいれば「科学士・心理学専攻」の学生もいます。 しかしこれは、心理学以外の科目で哲学や文化人類学などの科目を多く取るか、化学や生物学を多く取るかの違いです。 その後大学院に進む際にも、どちらが有利とか不利とかはありません。

noname#16169
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 たいへん参考になりました。 またよろしくお願いいたします。

noname#16169
質問者

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  • Diogenesis
  • ベストアンサー率49% (859/1722)
回答No.3

質問者さんは他の場所で 「科学の定義の内包を明確に与えること」を望んでおられたかと思いますが, それが簡単にできるなら科学哲学の先生方は明日から廃業です。 ポパーによる反証可能性の基準は広く受け入れられているとはいえ, それだけを金科玉条として振りかざすのはいささか時代遅れのように思えます。 反証可能性の基準はひとつの理念であって, 科学の現実を必ずしも反映していないとの批判もあるようです。 またポパーの弟子筋であるラカトシュのリサーチプログラムのように 科学理論をハードコアと保護ベルトの複合体として捉えようとする考えもありますし, 科学の定義を放棄してしまったかに見えるファイヤアーベントのような立場もあります。 「科学」とは何か,その定義をめぐる議論は 21世紀の今になっても収束していないのが現状ではないでしょうか。 同じような事情は「心理学」の側にもあって, 心理学と心理学でないものとの境界を明確にするのは専門家にとっても困難です。 たとえばポパーが反証可能性の基準に思い至る契機を作ったアドラーの個人心理学(不適切な訳語と言われますが)や その兄弟分であるフロイトの精神分析やらユングの分析心理学やらを 純正な(!)心理学に含めるべきか否かについては研究者の間でも見解が割れているのが現状です。 (精神分析の専門家は精神分析は心理学なんかじゃない!とおっしゃるような気がしますが) 思うに「科学」も「心理学」も ウィトゲンシュタイン言うところの家族的類似性による結びつきによって 緩やかなクラスタを為している学問的営為の全体を指しているのであって, その内包を明確な形で与えることはそもそも無理な相談なのかもしれません。 だとしたら,「科学」や「心理学」といった用語が 現実にどのような文脈で何を指して用いられているかを調べるという 言語ゲーム論的発想はそれなりに意味を持つはずで, #4さんの回答はそのひとつの事例だと思います。 というわけで, 定義の代わりに私もひとつの事実をお示ししておきます。 世界各国の心理学系学会の国際組織であるIUPsyS(International Union of Psychological science)は 社会科学系の上部組織であるISSC(International Social Science Council)の創立以来のメンバーであるとともに 自然科学系の上部組織であるICSU(International Council for Science)のメンバーにもなっています。 つまり心理学は国際的には社会科学と自然科学にまたがる学問と認知されているということです。 http://www.am.org/iupsys/information/current-participation.html 質問者さんが科学を自然科学の別名と考えておられるのなら, 心理学には科学に属さない部門が含まれる, あるいは科学とは呼べない側面があるということになるでしょうか。

noname#16169
質問者

お礼

>質問者さんが科学を自然科学の別名と考えておられるのなら 私は、科学=自然科学とは言ってませんよ。 一般的に日本語でもいちいち区別しないで用いているでしょと言ってるのですよ。

noname#16169
質問者

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>ポパーによる反証可能性の基準は広く受け入れられているとはいえ, それだけを金科玉条として振りかざすのはいささか時代遅れのように思えます。 わたしはポパーの思想について言及して欲しいと言っているだけで、それを金科玉条として振りかざしているわけではありません。 いずれにしろ誰一人として、ポパーの反証可能性について言及されてないですよね。 それでは私に対して何の説得力もないということにはなりませんか? 例えば哲学は科学であると言っておられる方がおりましたが、何故そうなるのか演繹的に説明いただかないと私には何も説得力がないということです。

  • mojitto
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回答No.1

かなり微妙な質問だと思います。 やはり一番わかりやすい科学の定義は『再現性があること』だと思います。 よって心理学に再現性があれば科学と定義が可能だと思います。 --ここまでは一般論で通じると思います-- 心理学において完璧な再現性確認の手法は何かというと、人生経験も全く同じの一卵性双生児を何組も用意して、全く同じ実験をしたときに、全く同じ結果が得られること…ですが、現実問題では不可能です。 ただ、100人集めてほとんど人が同じ結果になる心理法則はいくつもあります。 そのような場合、高い再現性が現われているのは確かです。 よって学問の指針を示す哲学が再現性に関して考察をし、人間のような再現実験ができない場合における、再現性認否に関する議論をする必要があるでしょうし、行うべきでしょう。 さらに哲学の考察を待たずとも、大脳生理学の発展が心理学の科学入りを助ける可能性もあります。 よって私個人の見解としては近い将来、心理学は科学として属しているだろうが、現在は属しているとは言えない。というとこでしょうか。

noname#16169
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 つまり心理学はアプリオリな確実性を持ち得ないということですね。 しかしそれは経験法則に基づいているので仕方のないことだと思います。

noname#16169
質問者

補足

ただネット検索で得た知識をさも自分の知識のようにひけらかす人がいますが、ネットで検索できないような質問を出すともうお手上げですね。そんな方に比べてご自身でお考えになったご意見を伺えてたいへん参考になりました。 ありがとうございました。

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