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何を考えながら、演奏をしますか?
大人になってからフルートを習い始めました。 練習時間はあまり取れませんが、音に色っぽさがなく悩んでいます。 まるで無機質で、楽譜通り機械的に音が出ている様です。 イメージを描きながら吹くようにすると良いですよ。とアドバイスをいただいたのですが、ある程度は良くなった気がしたのですが、録音したものを聞くとなんだか下手でカスカスな感じがします(変な表現ですみません)。 因みに、失恋したときなどはなぜか良い音がでたりしました。 皆さんは何を考えながら、演奏をされますか? それによって、色っぽい音が出せたりしますか? 簡単に答えられるものでも無いと思うのですが、参考に教えていただけたらと思います。
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- Ta595
- ベストアンサー率57% (525/911)
#2です。 いろいろな切り口のご回答が集まっているようで,私も他の方のご意見を興味深く拝見しています。 前回の私の回答は,色っぽい音を出すには,という切り口からのアドバイスでしたが,本当に申し上げたかったのは, >日頃、自分が物事に対してどういう態度でいたか、音に表われているようで怖いですね。 >音は、人柄・性格なのかしら、と思いました。 とおっしゃっていただいた,まさにその部分です。ご理解いただき,ありがとうございます。 ただ,そこから考えた時に, >何たるかはあまり良く分かりませんが、色っぽい女優さんを参考に研究してみます。 のくだりですが,もしも質問者さんの持ち味が「色っぽさ」でないならば,それを目指さなくたって全くかまわないと私は思います。大切なのは,「自分はこういう音を出したい!」という意思を持つ事なのではないでしょうか。 正確かつ素晴らしく音楽的な演奏というのは,いくらでもあると思いますよ。 (感じ方は人それぞれ,という例として,私はポリーニ氏のピアノはとても音楽的だと思っています) --- また,前回の回答では技術的なところには触れませんでしたが,確かな技術がなければ,自分の音楽をきちんと伝える事ができないのは,当然の事です。 実際のところ, >録音したものを聞くとなんだか下手でカスカスな感じがします というのは,ほとんどが技術的な問題でしょう。 ただ,この部分はこれから練習を積んで楽器の扱いに慣れてきたら,どんどんよい音(色っぽい,とは限りませんが)が出るようになると思いますので,それほど心配はいらないと思います。 そのとき,どれだけ「自分らしい音」になっているかは,質問者さんが練習の時にどれだけ自分の耳と感性を使っていたか(使う事=磨く事です),次第だと思います。 --- 長文失礼いたしました。
- dido
- ベストアンサー率24% (157/641)
> まるで無機質で、楽譜通り 機械的に音が出ている → 本当に これが出来ていたら 凄いことだと思いますが。 質問者さまの お悩みは 既に 楽譜を完璧に再現できた上での プラスαということでしょうか? そうではなく 楽譜をたどるのに精一杯で, とても他のことを考える余裕がない というのでしたら、 いろいろな事を考える前に まずは 「楽譜通りに」 正確に弾けるまで 何度も 何度も 何度も 練習された方がいいと思います。 曲のメロディ, リズムが 身体に たたき込まれるまで。 (プロではないので どの辺りを 完成とするかは 個々の考え方だと思いますが。) アマチュアの方の演奏を 聴く立場からすると, 私なら でたらめの行書のような(基礎がなく感情だけに走った)演奏より 少々ぎこちなくても 楷書のような(楽譜に忠実)演奏の方が 聴くに耐えるし 好感が持てます。 何故か? 楽譜には 曲が曲として成り立つだけの情報が 詰まっているからです。 作曲者が 推敲を重ねたであろう 音符, 休符, 表示記号 ...。 気分やイメージって 作ろうとしなくても 自然に 出てきませんか? 演奏をすることで 心が動きませんか? ピアニッシモでは 息を潜めるように, (普通、大笑いは しませんね?) フォルティシモでは 力強く, (ここで メソメソは しないでしょう。) クレッシェンドでは だんだんと 気分が 昂揚してきませんか? 楽譜をたどるということは 作曲者の心に 寄り添うことだと思います。 それが 機械的としか感じられないのであれば 読み込みが足りないか 曲とのソリが合わないか の どちらかではないでしょうか? (ここは あなたの言うように 思いっきり うたってみるね!) (あなたは そう言うけれど, 私は こうしたいから 少し変えてみるね!) こんな会話が 自然に出てくると思う。 ここまで来るのには それなりの時間が かかるでしょう。 悩むのは その後でも 遅くはないのでは? あとは やはり好きな曲を選んで 演奏されるといいでしょうね。 演奏するのを 楽しむこと。 音 『楽』 が 音 が 『苦』 になったら つまらないです。 (でも 楽しむ為には 苦労も必要です!)
>何を考えながら、演奏をされますか? >それによって、色っぽい音が出せたりしますか? 思い浮かべるイメージだけで音色は変わらないと思います。 楽器の音と同時に雑音が混じるのですが,雑音が多く混じると無機質なカスカスした感じが強くなります。 管楽器の中でもフルートは,息を吹きつける仕組が他の管楽器と違いますから 特に雑音が出やすい楽器だと思います。 唇の形の作り方や息を吹きつける角度など,技術的なことが音色と関係すると思います。 実際にフルート奏者の音色を近くで聞いて,人によって差が大きいことを実感しています。 近くで聴くと雑音(カスカスした息の音)がたくさん聞こえてくる人と,少ししか聞こえてこない人とがいます。 楽器の良し悪しの差もあるかもしれませんが,技術の差だと思います。 雑音が少ない人の音色は少し離れて聴くと透明感があって本当にきれいです。 雑音が多く混じっている人の音色は少し離れて聴いても雑音を感じます。 しっとりした感じがなくて,色っぽくないというか,乾燥した感じです。 >何を考えながら、演奏をしますか? 音色に関しては,唇の形や息の吹き付け方,ビブラートなど,技術的な面での音色の追究ではないでしょうか。 私は弦楽器ですが,楽曲表現だけでなく,どうすればよりよい音色になるか, 弓の速度や圧力など,いろいろ試し考えながら弾きます。
- tototom
- ベストアンサー率36% (21/58)
表現方法の練習のひとつの工夫として、参考になればと思い、投稿します。 「トーキング・バイオリン」ってご存知でしょうか? 人の話した言葉をバイオリンの音色だけで表現する奏法なのですが、たとえば、「毎度、皆様おなじみの、ちり紙交換でございます。」と人がしゃべった音の高低をバイオリンの音色でなぞっていくことなんです。 それと同じようにフルートでも、他の楽器でも同じことをすると、(他人に解らせようとする事が大事なんですが)音を表現する練習の一つとして有効ですよ! 基礎練習などのインターバルに、気分転換としてもいいですし、これだけで、フルート同士や他の楽器の人と会話(?)して盛り上がることもあります。 邪道とおっしゃる方も居られますので、ただ、参考までに・・・。
- pyon1956
- ベストアンサー率35% (484/1350)
質問を見ていて「のだめカンタービレ」のシーンをおもいだしていました。(くねくねする、ってやつなんですが) 色っぽい、あるいは切なさそうな顔できますか? 鏡の前でね、そういう顔の表情、作ってもいいからしてみて。 あとは自己暗示かな。 私はどっちかっていうと歌い手なので、自然と表情に出るようですが。 あと、あなたはそもそも何を表現したいのか、という問題。 ピアノでポリーニが嫌い、というひとが口をそろえるのが「うまいけど、無機的」、という言葉です。なぜならポリーニを聞いてもうまいな、とは思うがつまり音楽的に何を言いたいのさ、ってのが全く見えない。多分そんなものはないからだろう、ってな評をよく見かけます。私もそう思います。伝えたい事(具体的でも抽象的でも)があれば、人間なかなか無表情にはなれないものです(できれば名優か病気)。 そこんところをもうちょっと考えてみて下さい。
お礼
ご返答ありがとうございます。 「のだめカンタービレ」漫画ですね。ちょっと読んでみたいと思います。 ポリーニという人は知らなかったのですが、プロの演奏家の評というのは参考になりそうです。 「何を表現したいのか」明確なものはありませんでした。女優の様に、自己暗示でなりきるのもひとつの方法ですね。試してみます。 多くの意見がここで回答されてますが、答えは人それぞれなんですね。 とても参考になりました。ありがとうございます。
- russy1
- ベストアンサー率11% (20/178)
私は演奏することをわざと忘れて聴くことにしています。演奏するのは手や指に任せて聴衆の席から自分の演奏を聴くようにしています。すると聴衆の気分でどのようにでも聞こえてくるように思います。滑稽に感じることは一流の演奏家が弾いているCDを聞いた後に同じ曲を弾いてみるとうまくなったように思うことです。でもこれは案外本当のことだとも思います。自分の感性というものがそのときだけでも高められれば自分のつたない演奏の中に良いものを感じてしまうということは決して妄想ではないように思っています。プロは別でしょうがアマチュアには、このような良い意味での独りよがりが必要だと思っています。
お礼
ご返答ありがとうございます。 演奏は指や手に任せて、聴衆になるのは面白いですね。録音じゃなく、ライブで自分の音に聞き入った事は考えたらありませんでした。早速試してみます。 >一流の演奏家が弾いているCDを聞いた後に同じ曲を弾いてみるとうまくなったように思うことです。 教えていただいている先生に、まねになるから遣らない様にと言われてしまいました。でも、確かに一時的には旨くなった気がしますね。 ご返答ありがとうございました。
- Ta595
- ベストアンサー率57% (525/911)
こんにちは。アマチュアのトロンボーン経験者です。 なかなかに奥の深い質問ですね。 音は色っぽい方らしいです(注:男性です,笑) 少々図々しいですが,自分でも一応そう思っています。 もちろん,技術的な事もいろいろと考えながら演奏していますが,それは今回の趣旨と違うと思いますので,割愛します(トロンボーンの話を聞いても参考にはならないと思いますし^^;)。 色っぽさを出したいならば,「色っぽく吹きたいと思う」のではなくて,「本当に色っぽくなって演奏する」ことが大事なんではないかな,と。 ある曲を演奏するとき,イメージを練り上げるには,理性によらなければならない部分(曲の背景を調べたり,楽曲を分析したり,等々)はとても多いと思います。でもそれは「頭で(理屈で)」理解するだけではダメなんでしょうね,きっと。 それに自分が「心から」共感し,同調できたときには,自ずと素晴らしい演奏になっていると思います。 *失恋した時によい音が出た(と感じた)のは,その時の質問者さんの気持ちが「本物」であったからなのだと思いますよ。
お礼
ご返答ありがとうございます。 >「心から」共感し,同調...。 確かに、イメージ(情景)や理屈ばかりで、心はこもってなかったかも知れないです。 日頃、自分が物事に対してどういう態度でいたか、音に表われているようで怖いですね。 >本当に色っぽくなって演奏する。 何たるかはあまり良く分かりませんが、色っぽい女優さんを参考に研究してみます。 音は、人柄・性格なのかしら、と思いました。 奥の深いご返答、大変参考になりました。 ちょっと深く考えて見ます。
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
こんにちは。 楽器って生き物だなって思う事があります。(笑) 失恋した時ってのは、おそらく悲しみや喪失感とか、怒りだったり?などの感情がこもってたのでしょう。 私もイメージを描きながら吹きます。 ただ、特に何って指定してるわけじゃありません。 吹く時、頭に浮かんできた物をずっとイメージしつづけます。 どういうわけか私の場合、風景が多いようです。 それから、>録音したら・・・普通は、よく聞こえる方が珍しいですよ。 というのは、フルートは、楽器の振動が顎の骨を伝わって耳の三半規管という音を神経に伝える部分に直接伝わる、空気中(鼓膜)を通らない音が、奏者には聞こえてるわけです。 なので、録音の音は、奏者が聞いてる音の一部でしかありません。 逆に聴衆は、その部分の音だけで音を評価するわけです。 録音で聞こえる音の不満な部分を、演奏では体で表現するわけです。 演奏だから音だけ・・・じゃないわけですね。 演奏会その物の雰囲気が演奏という作品なわけです。 聴衆の心の中に溶け込める音が出せた時がいい演奏ができた時だと思います。 私はそういう点で満足がいく演奏が出来たのはまだ3回だけですね。 一度は、詩の朗読のバックミュージックをフルートソロでやった時。 これは詩というテーマがあるので、ある意味、簡単でした。 次は、地域のお祭りでその地域のバンドの舞台の最中、突然夕立になり、音響・照明が全部止まってしまった時。これはエレキ楽器全滅で、アコースティック楽器は全開でバンド全体がチョーマジモード、ものすごい真剣勝負のステージとなり、バンドはエレキの連中も歌うなり、ギターを打楽器みたく使うなりしてPAなしで30分程度のステージを終えました。 本当にくたくたになったけど、後からすごい絶賛を受けました。 もう一回はお葬式です。 音楽葬のバックミュージックをフルートソロでやりました。 この3回に勝る演奏はもう出来ないんじゃないかなって気がします。、
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 フルートの音の仕組みは、あまり考えた事が無かったので、勉強になりました。 音響・照明が全部止まってしまった時の、真剣勝負のステージ、聴衆と奏者の気持ちが目に浮かぶようです。 聴衆の心に溶け込める音、目標のですね。 思えば自分は奏者ですが、同時に聴衆なんですよね。 自分の心に溶け込める音を出せるように、と考えたら素直になることかなと、今ふと思いました。 ご返答ありがとうございました。
お礼
ご返答ありがとうございます。 「トーキング・バイオリン」知りませんでした。 面白そうですね。是非やってみます!! 仕事で鬱憤たまったときなんて、すごい表現ができそうです。 ありがとうございました。