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三角関数の「1/3倍角の公式」って作れませんか?
「半角の公式」は有りますよね。それの1/3版についてです。 「1/3倍角の公式って有りますか?」 と教師に質問したところ、「聞いたこと無い。」 と言われました。少し、調べましてみましたが、やはり見つかりませんでした。 存在するんでしょうか。 存在するのであれば、計算式が知りたいです。(サイトでも良いです。。) 存在しないというのであれば、 (a+bi)^(1/3) を A + Bi という形に変形する事から導き出せそうですが、 無理なのでしょうか。 高校生にも分かるように書いて頂けると嬉しいです。 (カルダノの解法は分かります。)
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No.1チョンボです。 X=((c-√[c^2-1])^(1/3)+(c+√[c^2-1])^(1/3))/2 だけが実解じゃないですね。残りの2つの解も必要です。 X=((i√3-1)(c-√[c^2-1])^(1/3)-(i√3+1)(c+√[c^2-1])^(1/3))/4 X=((i√3-1)(c+√[c^2-1])^(1/3)-(i√3+1)(c-√[c^2-1])^(1/3))/4
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- siegmund
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siegmund です. > 解が3つとなると、sin(θ/3)の解はどれであるかを > どうやって判断すればいいのでしょうか。 θに関する他の情報があれば,それとつじつまが合うように選ぶほかありません. 情報がなければ,判断はできません. x^2 = 1 のとき,x = +1,-1,のどちらか判断するのと同じようなことです. 前の話の繰り返しみたいなことになりますが, 例えば,θ= 3φ としましょう. φ(1) = π/12 すると,θ(1) = π/4 φ(2) = φ(1) + (2/3)π = (3/4)π とすると θ(2) = (π/4) + 2π φ(3) = φ(1) + (4/3)π = (17/12)π とすると θ(3) = (π/4) + 4π 明らかに, sinθ(1) = sinθ(2) = sinθ(3) です. つまり,基本周期の 0≦φ≦2π の間の (2/3)πずつずれた3つのφの値に対して sin(3φ) は同じ値になってしまうわけです. 前にも書きましたが,半角公式でも sin(θ/2) = ±√{(1-cosθ)/2} で,同じような事情(頭の複号)がありますので,ご注意下さい.
お礼
遅くなりました。 はい。僕の何でもない勘違いでした。 二次方程式の場合は正か負のどちらかで、判別は簡単だけど、 三次方程式の場合、ややこしいかな?と思ったんですが、 なんでもありません。 本当にありがとう御座いました。
- stomachman
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さて、ご質問の主旨からはいささか外れそうだけれど、どうも中途半端ですのでご参考までに。 ●高校では習わないかも知れないけれど重要な公式に exp(iθ) = cosθ + i sinθ (オイラーの公式) というのがあります。(exp(x)とはe^xのことです。) これを使うといとも簡単です。 exp(-iθ) = cos(-θ) + i sin(-θ)= cos(θ) - i sin(θ) だから cosθ = (exp(iθ)+exp(-iθ))/2 よって、 cos(aθ) = (exp(iaθ)+exp(-iaθ))/2 = ((exp(iθ))^a+(exp(-iθ))^a)/2 = ((cosθ + i sinθ)^a+(cos(θ) - i sin(θ))^a)/2 また、 i sinθ = (exp(iθ)-exp(-iθ))/2 よって sin(aθ) = ((cosθ + i sinθ)^a-(cos(θ) - i sin(θ))^a)/(2i) です。 ●さてこの式が実際の計算の役に立つのかどうか、ということになりますと、 「複素数のa乗ってどうやって計算するんでしょう?」 という所が大問題ですね。これはaが小さい自然数nの場合やa=1/(2^n)の場合には (cos(x)+i sin(x))(cos(x)-i sin(x))=1 が効いて計算できそうな式にまとまりますけど、一般にはそうは行かず、 (cosθ + i sinθ)^a = exp(iaθ) = cos(aθ) + i sin(aθ) と変形して計算する。なんだ、これじゃ元の黙阿弥です。 という訳で、一般の「a倍角公式」ってのは実用性には欠けている。単にcos(aθ), sin(aθ)をcosθ,sinθを使って表した、という以上の意味を持っていないから、「公式」とは呼ばないのでしょう。
お礼
ありがとうございます。 >という訳で、一般の「a倍角公式」ってのは実用性には欠けている。 >単にcos(aθ), sin(aθ)をcosθ,sinθを使って表した、という以上の意味を持っ >ていないから、「公式」とは呼ばないのでしょう。 はい。僕もそう思います。オイラーの公式も知っています。 ただ、「1/3倍角公式」は根号で表せる(という事が分かった)ので、例えば、sin5度の値がルートを使った式で表せるという事で、そういう意味で数学的に価値があるのではないでしょうか。 何はともあれ、 たびたび、有り難う御座います。
- siegmund
- ベストアンサー率64% (701/1090)
stomachman さん,ちょっと手がすべったようです. 実係数三次方程式 (1) t^3 +3pt +q = 0 の判別式 D は (2) D = -(q^2 + 4p^3) で, D>0 なら相異なる3実根, D=0 なら重根があり全部実根, D<0 なら1実根と2虚根 です. (3) 4X^3-3X-c = 0 と比べると,p=-1/4,q=-c/4 ですから (4) D = (1/16)(1-c^2)≧0 となり,重根も含めることにして3実根があります. これは三角関数の周期性と関係があります. 例えば,sinθ=1 としたとき,θは (a) θ(1)=π/2,(π/2)±6π,(π/2)±12π,(π/2)±18π,...... (b) θ(2)=(π/2) + 2π,(π/2)+ 2π±6π,(π/2)+ 2π±12π,... (c) θ(3)=(π/2) + 4π,(π/2)+ 4π±6π,(π/2)+ 4π±12π,... の可能性があります. つまり (a) θ(1)/3=π/6,(π/6)±2π,(π/2)±4π,(π/2)±6π,...... (b) θ(2)/3=(5/6)π,(5/6)π±2π,(5/6)π±4π,..... (c) θ(3)/3=(3/2)π,(3/2)π±2π,(3/2)π±4π,..... で, sinθ(1) = 1/2 sinθ(2) = 1/2 sinθ(3) = -1 になります. sinθ(1)=sinθ(2) になっているのは sinθ=1,すなわち c=1 としたので, 判別式が D=0 になっていることと符合します. このような話を逆に使って,3次方程式(3)の3実根を三角関数で表す方法も知られています. 似たような話は半角公式でもあるわけで, 例えば sin(θ/2) = ±√{(1-cosθ)/2} で,複号はθがどの象限にあるかによって適切に選ばないといけません. 今の場合はこの事情が多少複雑になったのです. 今アップしようとしたら stomachman さんご自身の訂正が出ていました. 書いちゃったので,そのままアップします.
お礼
丁寧に有り難う御座います。 しかし、 stomachman にも聞きましたが、符号・・・というか3つのうちどの解を選べばよいのでしょうか?
- stomachman
- ベストアンサー率57% (1014/1775)
(sinθ)^3 = (-sin3θ+3sinθ)/4 (cosθ)^3 = (cos3θ+3cosθ)/4 だから、x=3θと書けば (sin(x/3))^3 = (-sin(x)+3sin(x/3))/4 (cos(x/3))^3 = (cos(x)+3cos(x/3))/4 です。 sineの方は、X= sin(x/3), c=-sinxとおく。 同様にcosineの方も、X= cos(x/3), c=cos(x)とおく。するとどちらも同じ方程式 4X^3-3X-c = 0 で表せます。この三次方程式は X=((c-√[c^2-1])^(1/3)+(c+√[c^2-1])^(1/3))/2 という実解および二つの複素数解を持ちます。 これが(1/3)倍角公式ってことです。
お礼
はい。有り難う御座います。 しかし、 解が3つとなると、sin(θ/3)の解はどれであるかを どうやって判断すればいいのでしょうか。 (お礼が質問に成ってしまった。)