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明確な 違い
歴史上に 出てくる 惣・株仲間・座・五人組の明確な違いを知りたいんです。なのでこれらの違いを教えてgoo
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「惣」とは鎌倉末期から室町時代にかけて、生まれた村落の自治組織で地方毎に相違はありますが、共同財産を持ち、惣掟という法律を定め違反者には追放や罰金を科した組織です。 領主に対し集団的反抗を行った事もあります。 「株仲間」は江戸時代の同業者組合で種々の特権を有しました。 一定の人数で同業者の統制をはかりました。 「座」は平安時代末期から戦国時代にかけ、朝廷や公家領、寺社領に所在の商人、手工業者、芸能者が結集した同業者団体で、それまで彼らに給付をしてきたのが給付が困難になって来た為、彼らの商業行為を認め特権を与えたもので、「座」に所属しないものの商行為は禁止し独占権を与えたので非常に多くの「座」がうまれました。 例えば油座は製造から販売まで独占しその代わり納税の義務を負い、座役金を徴集して座の維持を図りました。 織田信長の「楽市楽座」令はこの独占的支配を壊し誰でも商行為を行う事による経済活動の活発化を狙ったもので「座」は崩壊しました。 しかし徳川幕府は一部の「座」を認め銀座などの地名が残っています。 「五人組」は江戸時代の末端行政組織で、主に年貢や治安の維持を目的に編成されたもので連帯責任制でキリシタン宗徒の摘発に当たりました。 明確な商行為を目的にしていません。