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次の日本語は自然でしょうか
日本語を勉強している中国人です。中国人の作者が書いた日本語の参考書を読んでいます。本に出てきたいくつかの例文に少し気になっていますので、質問させてください。次の日本語は自然な日本語なのでしょうか。 1.「一日三回ご飯を食べます。」 私は「一日に三回ご飯を食べます」が正しいと思いますが、「に」を外したほうが自然なのでしょうか。 2.「あの人は毎日のようにお酒を飲みます。」 「毎日のように」と「毎日」のニュアンスはどう違いますか。この文にある「ように」の使い方が良く分かりません。 また、作文が上手くなりたいのですが、質問文に不自然な部分があれば、ご指摘いただけないでしょうか。よろしくお願いします。
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(1)一日三回ご飯を食べます。 (2)一日に三回ご飯を食べます。 どちらも正しい文です。意味も同じです。ただし、文から受ける感じがすこし違います。 一日の食事の回数は、(少なくとも日本では)三回というのが普通とされているので、(1)では、その三回の食事をきちんととっていますよ、というところを強調する感じがします。 一方、(2)では、一日に二回の人、三回の人、四回の人など、いろいろな回数の人がいる中で、私は三回ですよ、というのを強調している感じがします。 (3)あの人は毎日お酒を飲みます。 (4)あの人は毎日のようにお酒を飲みます。 (3)は、単に「毎日お酒を飲む」という事実をそのまま述べています。 (4)は、すこし次のような気持ちが入ります。 ・毎日お酒を飲むわけではなく、飲まない日もあるが、ほぼ毎日飲んでいる。 つまり、「~のように」は多少ぼかした言い方になっている。 ・「毎日のように」という表現には、お酒を飲む回数が多いことを強調する意味がある。ときには、お酒を飲むのが多すぎるという非難の意味が入っていることもある。 あと、かなり細かい部分ですが、「ニュアンス」は「意味の微妙な違い」という意味なので「ニュアンスの違い」というのは重言だという指摘があるようです。
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ANo.6(#6)ですが、付け加えておきます。 「一日(に)三回ご飯を食べます。」に関して、 ANo.6で、最初のほうでは「この文は自然だ」と述べましたが、 あとのほうでは、人工的だの自然な会話にならないだのと述べました。 文そのものは正しくて自然でも、実際の会話では使わない文というのがあります。(会話で使うことはほとんどないと言っているんであって、それ以外で使う場合は充分ありえます。) この文もそうだと思います。 >今日常でよく使われる単語の本を読んでいます。 →単語の本に出てきた例文だということですね。 >質問にある文は「食べる」と「飲む」の例文です。 →例文として、問題はありません。 私の言いたいことをまとめます。(ANo.6で述べていないこともあります。) ・この文"単独"では、「に」があってもなくても、まったく正しい自然な文である。したがって、参考書や単語の本に例文として出てきても問題はない。 ・「に」があるのとないのとでは微妙にニュアンスが異なる。しかし、微妙なので、他の要因(場面や話者の表情などなど)によって、容易にそのニュアンスが影響されてしまう。 ・実際の会話でこの文をこのままの形で話すことは、ほとんどないと思われる。したがって、会話中においての「に」の有無のニュアンスの差異を述べることは、私にはできない。
お礼
再びありがとうございます。 おっしゃったことはよく理解できています。 本当にありがとうございました。
- he-goshite-
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質問の例文ではなく,地の文でひとつ。 >中国人の作者が書いた日本語の参考書を読んでいます。 たぶん,「中国人の著者」またはその中国人はその参考書の「編者」ということだと思うのですが, 参考書の中の例文を「作者」が書いた(作った)のかと最初受け取ってしまいました。…実際はどうなのかしら?
お礼
補足欄に補足いたしましたが、なんか私の勘違いでした。he-goshite-さんは「著者」と「編者」はあまり区別がない、どちらを使ってもよいというご意見でしょうか。「作者」は文学作品を書く人のイメージを受けられるでしょうね。
補足
いつもお世話になっております。 不自然な表現をご親切に指摘していただき誠にありがとうございます。日常でよく使われる単語の本を読んでいます。辞書みたいなもので、単語の下に、例文も付いています。でも、この例文は作者が書いたのか、それともほかの辞書から取ったのかよく分かりません。この場合、「著者」と「編者」のどちらにするべきでしょうか。
- gekkamuka
- ベストアンサー率44% (138/309)
「自然な」表現といっても、あくまでも相対的なものになりますが、良くある言い方を上げてみました。 >1.「一日三回ご飯を食べます。」 日に三度のご飯を食べましょう。 一日三回の食事は欠かせません。 ちゃんと三度三度の食事をとりましょう。 三度の飯(めし)よりも…が好きです。 ご飯や飯(めし)などは口語的なので「日に三度」あたりで、食事をとるなどやや改まった言い方では「一日三回」、「に」を加えるばあいは「一日に三回の」と「の」や「は」も付けるか、「一日に三度の」としてみてはいかがでしょう。 ものごとの繰り返しを数える「回」は本来は小説用語だったものとされています(参考『単位の辞典』ラテラス刊)。同書では「食事数」については「かたき(片食)」「かたけ(片餉)」「しょく(食)」「ぜん(膳)」などが上げられていますが、一般の会話では「たび・ど(度)」が最も多いのはないでしょうか。 2.「あの人は毎日のようにお酒を飲みます。」 「…のように」は「…みたいに」「…ごとくに」などは「比況の助動詞」と呼ばれています。 この場合は、あえて断定を差し控えて相対化することで、表現の柔らかさを出して、いわば「門(かど)が立たない」言い方といえるのではないでしょうか。
お礼
いつもお世話になっております。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。良くある言い方を挙げていただきとても参考になりました。 本当にありがとうございました。
他の回答を見ていないので、重なるご指摘もあると思いますが、お許しください。 (2.「あの人は毎日のようにお酒を飲みます。」のほうは、他の回答者の方の説明に譲ります。) 「一日三回ご飯を食べます。」 「一日に三回ご飯を食べます。」 いずれも自然です。 差異はあまりに微妙なので、説明が困難です。 文法上、どちらが誤っているということはありません。 書き言葉としては、「に」が入ったほうが丁寧な印象がします。また、「に」がないと、見た目にも「一日三回」というのが一瞬、四字熟語のように見えてよくないです。(そういうことがお聞きになりたいのではないと思いますが。) しかし、後ろの「ご飯を食べます」というのはどちらかというと、話し言葉にふさわしいです。 逆に、話し言葉で「に」が入ると、もってまわった印象を受けます。(説明口調) 一日に3回食事をするというのは、多くの人にとって普通のことです。私もそうです。 そういう普通のことを話すのですから、「に」はないほうが素直に頭に入ります。 つまり、当たり前のことだから、ささっと流したほうが自然です。 仮に一日に4回とか、3回以外の回数だと少し違います。 例えばテレビの紀行番組などのナレーションなどで 「この地方の人々は、一日に4回ご飯を食べます。」 というような場面があるとしましょう。 こういうときに「に」がないと、「すうっ」という感じに、流されたような印象を受けます。つまり、「我々と違うんだから、もう少し丁寧に話せよ」と言いたくなります。やはり「に」はほしいです。ただ、この場合は、そもそも会話ではなくて、テレビの視聴者に語りかけるような場面なので、回数と関係ないんじゃないか、という感じもします。 もっと多くなって5回とか6回とかになると、どうしても「○回もご飯を食べます」というように「も」を入れたくなるので、また違ってくるかもしれません。 2回の場合は、また違います。 「一日に2回ご飯を食べます。」という言い方は、私にとって少し言いにくいです。イチニチという、イ段の発音が続く上、「に」の後に「2回」の「に」という発音が来るのが言いにくいです。ですから、この場合は、私がもし「に」を使うなら、 「一日に、 (少し間があって) 2回ご飯を食べます。」 と、少し丁寧に言うでしょう。だとすると、(丁寧でなくて)単純に2回食べるということを言うなら、「に」を外すでしょう。 「一日(に)三回ご飯を食べます。」 という文は、何か、強調している部分がわかりにくいです。人工的な感じもします。 「一日」が言いたいのか、「三回」なのか、「ご飯」なのか、「食べます」なのか・・・。 一日の間に食事をするというのはごく普通のことなので、多分、「3回」が言いたいのだと思いますが。 そうなると、 「3回です。」 のほうがより自然だと思います。もちろん、この場合には、食事の回数が話題になっている、という文脈が必要です。 「に」の有無による違いを知りたいなら、「何回」という言葉を使った、質問文で考えたほうがいいかもしれません。 「一日何回ご飯を食べますか?」 「一日に何回ご飯を食べますか?」 こうなると、本当に違いがわからないですね。 「に」というのは、範囲を明確にする印象を与えます。「一日24時間だ。」という感じです。(もっとも、「0時から24時までだ。」と時刻まで指定されたような印象を受けるかどうかは、人によって違うと思います。) 「に」がないと、そこらへんはあいまいです。 別な例文を書きましょうか。 「食事は一日何回ですか?」 「食事は一日に何回ですか?」 「に」がないほうは単純な質問ですが、「に」があるほうは何か問い詰められているような感じを受けます。うっかり「決まってませーん。」なんて答えようものなら(答えてしまったら)、「だから、お前は健康管理がなってないんだ。」なんてお説教をされそうです。 残念ながら、この質問のような微妙なことになると、場面とか前後の会話や文章がなくては、自然かどうか判断は難しいです。 少なくとも、前に何も会話がないのにいきなり「一日(に)三回ご飯を食べます。」と話すことはないと思います。 この文をそのまま使った、自然な会話を作るのは、意外と難しいです。 -------------- 部長:ちょっと○○くん、きみは一日何回食事をするのかね。 社員:はっ? 部長:だから、食事の回数をきいているんだ。 社員:何回って・・・(なんでそんなことを尋ねるんだという感じで、)さ、三回ですけど・・・ -------------- どうしても、「一日(に)三回ご飯を食べます。」というのが自然に出てくる会話というのが思い浮かびません。なにか、不自然になってしまうんですよ。 食事の回数が話題になる場面として、私が作るのは以下のようなものなんですが、ここにも「一日(に)三回ご飯を食べます。」という言葉はあまりふさわしくないですね。 質問者さんはどんな場面を考えますか? --------------------------- テレビのリポーター:最近の大学生はいちにちに2回しかご飯を食べないそうです。ちょっと学生の皆さんにきいてみましょうか。 (画面が切り替わって) 学生1:えー、そうですね、日によって違うんですけどぉ、最近は1日2回ですかぁ? 太りたくないし。 学生2:あ、僕ですか・・・まぁ、11時ごろ、朝みたいな、昼みたいな感じで食べるんで、2回って言っちゃあ2回ですね。 (画面が切り替わって) 学生3:いえ、私はちゃんと3回食べます。・・・どうしてって、別にぃ、子供のときからそうなんで・・・。 (画面が切り替わって) 学生4:えっ、そんな、食事の回数なんて決まってないですよ。これって、お菓子とかは入らないんですよね。・・・ 友だちとかがよくくれるんで。 (画面が切り替わって) 学生5:ご飯? きょうは、えーと、5回目? ははは・・・ ---------------------------
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。例文もたくさん作っていただきとても理解しやすくなりました。今日常でよく使われる単語の本を読んでいます。ほとんど自分の知っている単語ですが、もう一度読むとしっかり覚えられるようになりました。質問にある文は「食べる」と「飲む」の例文です。確かに場面がなかなか思いつけませんね。いろいろと大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- tttt23
- ベストアンサー率25% (76/303)
1. 「一日三回ご飯を食べます」 「一日」は本来名詞ですが、これを副詞の様に扱って「一日三回ご飯を食べます」とも言います。あくまでも名詞と考えれば「一日に三回ご飯を食べます」が正しい日本語です。「毎日」も本来名詞なのですが、こちらは副詞として扱われる場合が多いです。「毎日三回ご飯を食べます」とは言いますが「毎日に三回ご飯を食べます」とは言いません。 英語の everyday と同じです。 2. 「あの人は毎日のようにお酒を飲みます。」 「のように」があるかないかでは意味が違います。下の人たちがおっしゃっているとおりです。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。文法面のご説明はとても参考になりました。 本当にありがとうございました。
- lexanblue
- ベストアンサー率27% (26/94)
すごくハイレベルの日本語だと思います。 「一日三回ご飯を食べます。」に「に」はあってもなくても良いと思います。地方の方言では「てにをは」を 省いてしゃべる地域もあります。そういう意味では 「に」を入れた方が標準語らしいかもしれません。 「あの人は毎日のようにお酒を飲みます。」 「ように」は、一つの言葉にいろいろな意味があります。この場合の「ように」は「毎日ではない」のですが「ほぼ毎日」です。下の1と同じ意味です。 1「君の様にスキーが出来るといいなあ」 2「社長の言う様にした」 3「どうか願いがかないます様に」 ・・・・
お礼
早速のご返事ありがとうございます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- kaz1916
- ベストアンサー率27% (145/537)
1.は両方とも同じ意味です。 2.の場合、「毎日のようにお酒を飲みます」は「飲まない日もある」という事です。 例えば、一週間のうち6日お酒を飲むような場合、実際には1日は飲みません。 このようなときに使う表現です。 「ように」という用法は「殆ど」と同じような意味になります。 「ほとんど」は「全て」ではありませんね。 英語で表現すれば〔Almost〕とでも言ったらよいでしょうか。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- sydney924
- ベストアンサー率28% (109/382)
日本語の勉強頑張ってくださいね。 ご質問の内容ですが、私の意見を言わせて下さい。 1.「一日三回ご飯を食べます」と「一日に三回ご飯を食べます」はどちらも同じ意味で、「に」をつけた から丁寧ってわけでもないし、つけなかったからと言っておかしくなるわけでもありません。却ってわかりにくくなるかもしれませんが、日本語には「一日一善」という言葉があります。意味は一日の内に一回はいいことをしようという意味です。これは一日に一善とは言いません。 2.「あの人は毎日のようにお酒を飲みます」と「毎日お酒を飲みます」も意味は同じです。「ように」をつけることによって、「毎日」をさらに強調する効果はあるかもしれませんが、「ように」をつけなくても意味は同じで、ニュアンスは変わらないと思います。 質問者さんの日本語はかなりレベルが高いと思います。質問文で間違っているのは、「いくつかの例文に 少し気になっている」と書かれていますが、これは「いくつかの例文が少し気になっている」ですね。 タイプミスかも知れませんが、ご希望だったので指摘させていただきました。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「一日一善」はとても素晴らしい言葉です。覚えておきます。また、「に」のご指摘にも感謝いたします。タイプミスではなく、私の間違いです。これから気をつけます。いろいろ大変参考になりました。 応援してくださり、ありがとうございました。日本語の勉強、頑張ります!
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。