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「気持ちが悪い」と「気分が悪い」の基本的な使い分け
日本語を勉強している中国人です。「気持ちが悪い」と「気分が悪い」の基本的な使い分けを知りたいのですが、教えていただけないでしょうか。特にお互いに置き換えられない例文があれば、それを挙げていただければ、一番有り難いと思います。よろしくお願い致します。 作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願い致します。
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こんにちは。これ、日本語の授業でよく質問されました~、懐かしい。 学生はよく、「あの人は変な人だ」と言いたい時に、「あの人は気分が悪いです」と言ってましたね。これは間違いで、「あの人は気持ちが悪いです」と言うのが正しいです(変な例ですが・・・) 一般に、「あの人は気分が悪い」は、「あの人は不快を感じている・病気だ」の意味に、「あの人は気持ちが悪い」は「あの人は私から見て不気味だ」の意味に聞こえます。 「気分が悪い」というのは「心身のコンディションが不調」、「気持ちが悪い」というのは「私にとって不快に感じられる」という感じでしょうか。 また、どちらかと言えば「気分が悪い」は精神的、「気持ちが悪い」は感覚的・身体的な不愉快さが大きい気がします。「気分が悪いので休みます」というと熱で頭が重そうな感じですが、「気持ちが悪いので休みます」というと吐き気でもありそうな感じですね。そう言えば、「ムカつく」というのも「吐き気がする」の意味ですし(笑) 「気持ち悪いもの」と言えば、死体とか毛虫とか「近付きたくない、見たくない」物体を思いつきますが、「気分悪い(されたら気分が悪くなる)こと」と質問されると、友達にウソをつかれるとか何もしていないのに無視されるとか「精神的にダメージがある」行為が多いようにも思います。 ご質問の文章に関しましては、まったく文句なしとお見受けします。
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- luune21
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1.「気持ちが悪い」しか使わない場合 「冷蔵庫の中がカビだらけで気持ちが悪い」 「肩がフケだらけで気持ちが悪い」 「袋の中からクモがたくさん現れて気持ちが悪い」 「刺身にあんこをまぶして食べるなんて気持ちが悪い」 「導き出した数式は複雑すぎて気持ちが悪い」 「汗かいて埃まみれだったので気持ちが悪い」 2.「気分」、「気持ち」どちらも使える場合 「バスに酔って○○が悪い」 「朝からめまいがして○○が悪い」 「酒を飲みすぎて○○が悪い」 この場合、「気持ちが悪い」の方が「気分が悪い」より確実的で緊急度も高く感じます。 「気分が悪い」は不快な状態を感じ、また未だ増しつつある状態、「気持ちが悪い」は、不快感がかなり決定的になっている状態なのではないでしょうか。 (とはいえ、決定的かどうか、また、緊急性があるかどうかは、通常、言葉よりその人の様子を見て判断するでしょうけどね) ということは、上記1.の文を経過をともなった状況、結果のように表現すれば、 「カビだらけの冷蔵庫を見ていたら○○が悪くなった」 のようにどちらでも使えるようになるでしょう。
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いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。具体例をたくさん挙げてくださり、非常に助かりました。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- kanpyou
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実際に体調の変化を表す時は、「気持ちが悪い」「気分が悪い」の両方を使います。どちらも、悪寒や吐き気などを覚えた(初期症状を感じた)ときなどに使います。 ・感情を害した時、「気分が悪い」を使います。 ・得体の知れない奇妙な物体を見た時、「気持ちが悪い」を使います。 「気分が悪い」は、自分の状態を『自分で判断』する意味があり、今自分の状態を表します。 個人的な感情表現ですので、周りの人が同じように感じているとは限りません。 「気持ちが悪い」は、『何かの影響を受けて、自分の状態』が悪いということを表す言葉です。実際に何らかの影響を受けて体調や感情の変化を表す時に使います。 例えば、「風が気分いい」とは決して言いません。 風に気分はなく、自分の気分なので、「風が心地よくて、(自分の)気分がいい。」となります。 また、「風が湿っていて、気持ち悪い」とは言いますが、「風が湿っていて、気分悪い」と言われると、熱射病になったか、こんな所につれてこられて、激怒しているというような表現に感じます。 自分あるいは他者に原因があるとき…「気持ち悪い」 自分の状態の表明 ………「気分悪い」
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。基本的な使い分けがよく分かりました。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- trajaa
- ベストアンサー率22% (2662/11921)
身体的な状況表す場合であれば、気分も気持ちも同じ意味と思って貰って良いと思います。 精神的な状況を表す場合だと 「気分が悪い」:怒りの感情を含む。 あんなふうに言われて気分が悪い。 「気持ちが悪い」:恐れの感情を含む。 蛾がいっぱい集まっていて気持ちが悪い。 というニアンスがあると思います。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。とても理解しやすいと思います。よく理解できました。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
辞書的にはほとんど差がありませんが、常にどちらを使ってもいい訳ではないので、例文を覚えてその範囲で使えば間違いないでしょう。 気持ちは気分より、何か具体的なことに基づいた感情の動きを表すことがおおいと思います。 ○「彼に私の気持ちを伝えた」 X「彼に私の気分を伝えた。」 ○「この話はもっと気分の良いときに聞きたい」 X「・・・もっと気持ちの良いとき・・・」 ○「だいぶ気持ちが落ち着いた」 ○「・・・気分が・・・」 男性から女性に対して「あなたといると気持ちが良くなる」というのは微妙な表現になります。→「あなたといると気分が良くなる」
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。気持ちの方が、何か具体的なことに基づいた感情の動きを表すことが多いんですね。挙げてくださった例文を覚えておきます。男性から女性に対する気持ちも微妙な表現ですね^^。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- igatom
- ベストアンサー率28% (9/32)
あまり違いは無いと思いますが 無理矢理 違いをつけるなら・・・ 「気分が悪い」 【1】病気で爽快感が無い場合 【2】物事(人も物も含む)に納得がいかない場合(メンタル的) 他人が原因の場合が多いかも 「気持ちが悪い」 【1】病気で爽快感が無い場合(少し「気分が悪い」よりも強度かも) 【2】物事に触りたくない (げてもの など 見た目の判断によるもの) 【3】あまり 良い使い方でないですが 人 (容姿や体の造り)に対して使う場合もあります 本人に対して ではなく その場にいない 第3者を言う事が多いかな? 子供同士の会話によくありがち (例) あなたの(あの人の) 顔が気持ち悪い。 などが あるかと思います
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。簡潔で非常に理解しやすいと思います。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
- hijyousyudan
- ベストアンサー率12% (342/2653)
ほとんど同じ意味です。 使い分けはあまり意識しないでも大丈夫でしょう。 ただし下の用法もあるので、 誤解を招かないように注意する必要があります。 置き換えが出来ないパターンは、 他人の失礼な言動により、 気分を害したときに使用する「気分が悪い」。 例文:「友人に裏切られて気分が悪い」 腹を立てている気持ちを表す用法です。 このような時には「気持ちが悪い」とは言いません。
お礼
いつもお世話になっております。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。他人の失礼な言動により、気分を害したときには、「気持ちが悪い」とは言わないんですね。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。
お礼
いつもお世話になっております。 ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。とてもすっきりしました。大変参考になりました。 本当にありがとうございました。