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どうしてサンクトぺテル「ス」ブルクじゃない?
前々から気になっていたので ご存知の方がいらしたら教えてください。 サンクトペテルブルクと日本語ではよびますが、 英語では セイントピーターズバーグ ドイツ語では ザンクトペテスルブルク です。 当のロシア語ではどうなんでしょう? そもそも「ピョートル大帝の町」というような意味 なんだそうですよね。 どうして日本語では サンクトペテルスブルクではなく 「ス」が抜け落ちたんでしょうか?
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ロシア語の「 Санкт - Петербург 」に忠実な 読みをカタカナ書きすると、サンクトペテルブルグになるからです。 これを西欧アルファベットで書くと「 Sankt - Peterburg 」になります。 英語やドイツ語だと Petersburg となるのは、この両言語には 所有格を表わす s の概念があるからです。それに対し、ロシア語 には所有格に相当する生格があり、こちらでは s を使いません。 生格は単語によって変化が異なり、a を付けることもありますし、 ロシア人の名前に多い ~~スキー も生格の変化のひとつです。 なお、ご存知のように日本語は、海外の地名をできるだけ原音に 忠実に発音しますので、パリはパリスにならず、ミュンヘンはミュン チェン(もしくはミューニック)にならず、モスクワはモスコーに なりません。※モスクワはモスクヴァなので、ヴァはワになります。
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- Solitivs
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ロシア語でも,「ス」の音は入りません。綴りは“Санкт-Петербург”(Sankt-Pjetjerburg)です。
- 参考URL:
- http://saint-petersburg.ru/
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ありがとうございました!
- char2nd
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ロシア語の文法は判りませんが、もともとはオランダ風に呼んでいたそうです。 それと、本来の名称は「聖ペテロの街」で、キリスト教の初代教皇聖ペテロとピョートル大帝が同じ名前(ペテロのロシア読みがピュートル)なので、この街を作ったピュートル大帝がそのように名付けた、というのが真相のようです。
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ありがとうございます! ピョートル大帝がペテロに同名のよしみを 感じていたとは始めて知りました。 興味深い話ですね。 欧州語の慣用句などにもペテロはよく出てくるし 親近感のある人物なんですね。
お礼
ロシア語の所有角の概念にまで言及してくださり、 とても勉強になる回答でした。 ありがとうございました。 >日本語は、海外の地名をできるだけ原音に >忠実に発音しますので これについては、 あんまり賛同しないのですけれどね・・。 現地語をなるべく忠実にかなにおきかえてみて、 その後はかなに忠実に発音しちゃうから 結果として発音はかなりずれてたりしますよね。 例えば フランクフルトはフランクフアトの方が音としては近い。 ニューヨークもヌーヨークのほうが近い。 漢字圏の国々(韓国・中国・台湾)の都市名については 漢字という表記に引きずられて 音はめちゃめちゃですよね。 ロシア語のスペリング中に Sがはいっていないので 日本語ではサンクトペテルブルクになるわけが とてもよくわかりました。 ありがとう、ありがとう!