- ベストアンサー
「なでしこ」の意の『常夏』の詠みこまれた江戸俳句
「なでしこ」の意味で使われている『常夏』という語の詠みこまれた江戸時代の俳句をご存知の方、至急2~3句でいいので、教えていただけませんでしょうか。 一句でも有難いです。 調べ方を教えて下さることでも結構です。 グーグルやヤフーの検索窓にどういう語彙を入れたら、絞りこめるでしょうか。 「こういう俳諧集の名前を入れればあるかも」という示唆でも嬉しく思います。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
なかなかないのですね。 一つだけ見つかりました。 「国際日本文化研究センター」の「俳諧データベース」から「語句検索」を使いました。 http://tois1.nichibun.ac.jp/database/html2/haikai/menu.html 大坂檀林桜千句(おおさかだんりんさくらせんく)の第四集・延宝六年五月(1678年6月頃) 佗た涼みの常夏の花 夕烏 作者の夕烏は「せきう」と読むのか「ゆうからす」なのかも判りません。 江戸時代ではないですが、泉鏡花にもありましたので参考に・・・。 http://homepage2.nifty.com/onibi/kyoukabesoutate.htm 常夏(とこなつ)に雨(あめ)はら/\と白(しろ)い蝶(てふ) 季語の「撫子・なでしこ」は古くは「常夏・とこなつ」といったのですね、知りませんでした。
お礼
ありがとうございました。 数時間待っても、一つの回答もなく、半ば諦めかけていました。 こんなにいろいろとお答えをいただき、感謝します。 私も大苦労の末、一茶発句全集に一句だけ見つけることができました。(常夏に切割川原/\哉) ほとんど例はないらしく、短歌なら少しはあるのですが「佗た涼みの常夏の花」も、付け句ですよね。 泉鏡花の「常夏に雨はら/\と白い蝶」は綺麗な句ですね。 「撫子・なでしこ」が古くは「常夏・とこなつ」という異名を持つなど、私も夢にも知りませんでした。 このサイトに立ち寄る皆さんの真摯な姿勢に、改めて敬服しています。 今後ともどうぞよろしくお願いします。