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どうおもいますか??
私は活字についてとても興味をもっています。 いまや、活字というものはなくなりつつあり、ほとんどの本などが写植です。 活字は明治時代からもたらされたのですが、活字がもたらした事象(プラス面、マイナス面)といのはどういったものだとおもいますか? そして、作家が『書く』ことにおいてどのような影響を与えたと思いますか? できるだけ長い文で返事ほしいです!! まってます><参考にしたいのでよろしくおねがいします!
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金属活字ということでしたらまず西洋のグーテンベルグから始めないといけないと思いますが…日本には江戸時代から木の活字がありますし。 ご質問の意味がいまいちはっきりしないのでよくわかりませんが、活字の誕生はここ千年で最も革命的な出来事であったと言われるほどです。活字以前は本を大量に出版することができなかったため、一般庶民は本を読めないし、また本の売り上げで生計を立てることができる専門の作家もいませんでした。活字の誕生以前は作家達は何か副業を持ったり、あるいは有力なパトロンを持つことで生計をたてていたのです。 しかしながら活字によって大量生産が可能になると、本さえ売れれば原稿料だけで食べていけるという状況が生まれました。今で言うベストセラー作家が生まれるにはしばらくかかりましたが、日本で初めて原稿料だけで暮らしていけるようになったのは江戸時代の滝沢馬琴だと言われています。ヨーロッパではロマン主義時代のバイロンやウォルター・スコットが最初に原稿料収入で利益をあげた職業作家であると言われています。パトロンからの口出しもなく、副業に煩わされることもなく文筆活動に専念できるということは作家にとっては非常にプラスであったと思います。ただし大量生産によって大衆向けの著作が求められるようになると、売れない作家なんかが本当に自分の書きたいことを書かず、生活のために質の悪い大衆娯楽小説を乱発したり、ポルノまがいのものなどを書いて暮らしていくなどということも起こりました。こうした点から見ると、大量出版は作家にとっては常に大衆のプレッシャーにさらされる厳しい事態であるとも言えます。 また、大量複製が可能になると、自分の著作が広まって他の人が勝手にそれを印刷したり頒布したりするかもしれないという心配が生まれてきます。実際に海賊版がたくさん出版されるようになったため、こうしたことから作家を保護するために著作権の概念が生まれました。著作権保護は作家にとってはプラスだと思いますが、海賊版が出回るかもしれないというのはマイナスですね。
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- buusuka002
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門外漢ですが版画をやった経験から書き込みます。 活字は明治時代からではなく、江戸時代でしょう、ただ金属ではなく木製でした。江戸時代に大量出版を可能にしたのは木版技術のためです。木の道具類に所有者のしるしをつける焼き鏝も活字とかんがえられるかもしれません。 今の出版事情はよくわかりませんが、20~30年前は詩人たちは自分の詩集の活字にこだわっていたようです。余白が多い詩という文学、白い紙に凛と印字される活字に意を払うことによってその美意識を完成させたのでしょう。 関連してタイプライターの印字は微妙なにじみや、紙の微妙なへこみに刻み付けたような感じがあって、書き手の存在を強く感じるように思います。 存在を刻み付けるといった感じでしょうか。 明治以降の出版産業に関してはよくわかりませんが、活字の文化的なことに関して、文化出版局の『銀花』で読んだように記憶しています。バックナンバーを調べてみてください。
- morau
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まずこの言葉の意味わかってますか? 活字 1 活版印刷に使う凸型の字型。古くは木製、のちには方形柱状の金属の一端の面に、文字を左右反対に浮き彫りにしたもの。これを組み並べて活字版を作る。大きさは、号またはポイントで表し、新聞活字では倍数で表す。活字書体もさまざまある。 2 印刷されたもの。本や雑誌。「―に飢える」「―中毒」 写植 「写真植字」の略。 おそらく、原稿用紙に実際にペンで「書く」作業に価値があると思っていらっしゃるんですよね。 文字を一文字ずつ「書く」作業は、パソコンをタイプするより、魂が宿るような気がします。 マイナス面は、「書く」のは文の挿入が煩雑なこと。 文字データならメールで楽に飛ばせる。それができないことですね。
お礼
ありがとうございます!参考になりました。