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日本国憲法と合衆国憲法
日本国憲法はアメリカ人に押し付けられた憲法といわれたりしますが、アメリカ人に押し付けられたということは日本国憲法は合衆国憲法に似ていたりするのでしょうか?合衆国憲法が日本国憲法に与えた影響について教えてください。よろしくお願いします。
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日本国憲法はアメリカの押し付けでありません。 それは全くの事実誤認です。 憲法誕生の経緯が下記の国会図書館リンク先に 詳しく載っていますので読んでください。 基本的にアメリカはガイドラインを示しただけで それもマッカーサーとの折衝でかなり 日本の主張を理解したものになっていました。 また合衆国憲法と類似する点はほとんどありません。
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- caesar-x
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No.4さんは最初1ページだけしか見てないようですが 内容をもっと深く吟味すれば、これが押し付けとは 似て非なるものだということがわかるでしょう。 論点にありますが、そもそもGHQ案に国体の維持、 天皇制の維持が記されたのは、日本側の努力の結果です。 これ自体がアメリカ側の大幅な譲歩といえます。 第二に、第九条の戦争放棄条項はGHQ案にはないもので、 新国家が平和国家たらんとした当時の人々の情熱のたまものです。 これは冷戦が始まりつつあったアメリカにとっては すぐに厄介な条文になるわけで 押し付けでない、自発的な憲法であったことも示しています。 逆にGHQ案で強く示唆されたのは、基本的人権などに 関する条文であって、日本側の対応が緩く、 保守的であったことに対して 自由主義憲法にするようにせっつかれたわけですが これは押し付けというよりも、賢明な助言だったということは 我々が今、享受している自由で平和な社会を考えれば 明らかでしょう。 その他、多くの点でもGHQ側と日本側の交渉によって 日本国憲法は試行錯誤の結果生まれたものであって 一方的に受け入れたわけでは全くありませんから、 そういうのは”押して付け”とは日本語では言いません。 また日本側が最初に考えた改正案が明治憲法の一部を 修正しただけの中途半端なものだったことが、 GHQ案の提示の原因であって、GHQ案自体は、 妥当な近代的法律体系に則ったもので、 法律全般にわたる再考を促したという点からも 日本側にとって利益の多いものだったことも忘れてはなりません。
- cohsy
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日本国憲法はアメリカの押し付けです。 押し付けではないと言っている#1さんが紹介しているリンクにもこう書いてあります。 「憲法制定の経過は、1946(昭和21)年2月13日を「ターニング・ポイント」として、その前後で大きく二つの段階に区分される。 前者は、1945(昭和20)年10月、最高司令官が「憲法の自由主義化」を示唆、これをうけて日本政府による明治憲法の調査研究が開始され、翌1946年2月、改正案(憲法改正要綱)が総司令部に提出されるまでの段階である。 後者は、2月13日、総司令部が日本側の改正案を拒否し、逆に、自ら作成した原案(GHQ草案)を提示することで、局面が転回し、新たな憲法の制定・公布にまで至る過程である。」 つまりGHQ草案から日本国憲法ができたということです。
- men-environment
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今の日本国憲法がアメリカの押し付けというのは、改憲派が故意に流しているデマです。 原秀成『日本国憲法と制度の系譜』をよめば、林屋悦三郎の著作の影響で、日本国憲法ができたことがわかると思います
- 6dou_rinne
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どちらも入手は容易なので読み比べればわかると思いますが、そんなに似てはいません。 特にアメリカでは州の権力が強く、連邦政府が出来ることは限られていますが、日本ではそんなことはありません。 また、合衆国憲法は必要があればどんどん改正されていますが、日本国憲法は解釈の変更などという姑息な手段を使い現実とは遊離していてもなかなか改正できそうもありません。 合衆国憲法が日本国憲法に与えた影響としては、自由、国民の権利、民主主義などでしょうが、その理念はその時代でも合衆国憲法だけにあるわけではありませんでした。 そのほかに学制や戦後直後の警察制度などアメリカの制度を真似たものはありますが、憲法には定められていません。
お礼
あまり似ているわけではないんですね。ありがとうございました。
お礼
勉強不足でした。回答ありがとうございました。