すでに支給済みの退職慰労功労金を、会社が貸してくれと言ってきたらどうしますか。
今年、会社の代表を退任しました。
退職慰労功労金をもらいました。
会社の規定に基づいて支給されたものです。
そのお金を、会社の現在の代表者が貸してくれと言ってきました。
どうしますか。
私は、会社の代表を30年やってきました。
長年、会社で私名義で保険をかけてきました。
それは、将来代表を退任するときに支給される退職慰労功労金に充当するためです。
そして、規定どおり支給されました。
いま会社の業績は悪いです。
一昨年、昨年、今年とだんだん悪くなってきています。
今年の業績予想では、5000万円の営業赤字になるそうです。
現在の代表者は、最悪の事態を想定して、資金繰りのために私にすでに支給済みの退職慰労功労金の一部を貸してくれと言ってきました。
顧問会計事務所の担当者は「おたくくらいの規模(従業員30名程度)の会社としては、私に支給された金額は普通は考えられないくらい大きい額だ」と言っているそうです。
「規定で算出された金額の8掛けとか7掛けくらいが、通例支給される金額です」と言っているそうです。
それで、会計事務所の担当者は現在の代表者に「退任した私に、お金を貸してくれと言ってみたらどうですか」と言ったそうです。
現在の代表者は、私の知人兼友人のような人です。
会社で私名義で保険をかけることを勧めたのも、その人です。
その保険は、将来私の退職慰労功労金に充当するためだ、と現在の代表者は言っていました。
そして、会社の規定は現在の代表者が作成したものです。
そんな事情があるので、現在の代表者は、会計事務所の言うことには消極的で、それは無理だと思うと答えたそうです。
しかし、一応は私に話しだけはしておこうと思い、会計事務所がそう言っていると、私に伝えたわけです。
多分、私が拒否するとは思いながらも、心の片隅では期待していたのだと思います。
たしかに会社の業績と今後の見込みでは、資金繰りが厳しいことは分かります。
しかし、そこは銀行から借りている分の返済期間を延長するとか、役員及び従業員の給料カット、賞与カットなどで乗り切れる可能性はあるわけです。
それに会社には、まだ保険金が1億2000万円ほど含み益として残っているのです。
つまり解約さえすれば、1億2000万円のお金が資金繰りに使えるわけです。
それでも、私に「お金を貸してくれ」とのお願いをするのは、最悪の事態を想定して、そのときのために1億2000万円は使わずに残しておきたいからだと思います。
ともかく私は長年心身ともに疲れて「うつ状態」に陥り、また人間ドックで他の病気も見つかり、薬を今後ずっと飲んでいかないといけない状態です。
こうなったのも、長年のストレスが溜まる生活のせいだと思います。
退任して、やっと肩の荷が下りたと思っていたのに、またこんなストレスにさらされてほんとにうんざりしています。
現在の代表者の希望により、私は顧問という肩書きで会社の非常勤役員として残っています。
こんなことになるなら、役員も辞めたいくらいです。
会計事務所の担当者は「前代表者でもあるし、お金を貸すくらいのことはしてもおかしくない」みたいな言い方をしているようです。
ともかく規定どおりに支給された退職慰労功労金の一部を貸すことには強い抵抗感があります。
場合によっては、貸しても返ってこない可能性もあります。
こんな状況で、貴方ならどうしますか。
貸しますか。拒否しますか。
お礼
ありがとうございました
補足
適切な回答ありがとうございます。それともうひとつ ご質問よろしいでしょうか?代表者と息子の給料は 取締役会で決議事項としたほうがよろしいでしょうか?