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気温について教えてください
ある問題集では、一般に100メートル上昇するごとに、気温は0.55℃低下する。と書いてありましたが別の問題集には0.65℃低下すると書いてありました。どちらが正しいのでしょうか?教えてください!!
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飽和していない空気の塊が上昇するとき、100m上昇するごとに降下する温度を「乾燥断熱減率」と言い、これは地球上どこでも一定で、「0.976℃」の値をとります。 ある程度空気塊が上昇すると、水分が飽和状態になる(雲の発生)ので、ここから先は「湿潤空気断熱減率」に移行します。 「湿潤空気断熱減率」は、気圧・気温によって異なります。 湿潤断熱減率の計算サイトがありましたので、参考にしてください。 これによると、湿潤断熱減率は、0℃で0.65、10℃で0.54、となります。 http://www.juen.ac.jp/scien/naka_base/met_cal/moist_adi.html 蛇足ですが、このサイトに記述の誤りがありますので、指摘しておきます。 1.最初の行「100m上昇(下降)すると0.976℃昇温・・・」は「降温」の誤り、 2.「計算結果の表示」のところの「乾燥断熱減率は」は「湿潤断熱減率は」の誤り(乾燥断熱減率は0.976で変わらない) ついでに、フェーン現象を解説したサイトがありましたので、これも参考にしてください。 http://www.akita-c.ed.jp/~sch11117/akita_east-h/tuuhome/kyouka/rika/foehn/foehn.htm ただし、ここにも誤りがあります。 「2.C点の気温」のところで、「雲があるので乾燥断熱減率に従い」は「湿潤断熱減率」の誤りです。 このように、Web上に貼られたサイトは、大変参考になるものが多いのですが、こんな誤りもありますので、利用する場合は入念にチェックするようにいたしましょう。(^_^;)
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- hard_drunkard
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どちらも正しいです(^_^) 詳しくは地学で学習すると思いますが、 乾燥断熱減率と湿潤断熱減率の違いで、その空気の湿度により0.55~0.65℃/100mの幅があるのです。 ここのところはフェーン現象の仕組みが理解できればいい(乾燥断熱減率>湿潤断熱減率)のであって、数値は覚える必要はありません。
JIS W0201では標準大気を相当上空まで規定していたとおもいますが。