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地球、気温の不思議
子供に聞かれて答えられそうでこたえられなかったのでお聞きします。気温はよく、標高が100メートル高くなるごとに1℃下がるといいますが、なぜ気温は上に行くほど下がるのでしょうか。普通、家の中でも2階のほうが温度が高いし、上昇気流で上に上がっていくのも温かい空気だし,太陽に近いのも地球の上のほうだし(あまり関係はないですが)、どう考えても地上より上層部のほうが気温が高いと思えるのですが、実際は反対なのはどういうことでしょうか。よろしくお願いいたします。
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こんばんは。 1. 標高が高くなれば太陽に近くなるが、その効果はゼロと言っていいほど小さい。 太陽と地球は、1億5千万キロメートルも離れています。 一方、エベレストの標高は、10キロメートルもないです。 1500万倍も違うので、山の上でも下でも、太陽との距離は同じと考えることができます。 2. 太陽光で地面が暖められるとき、山より平地のほうが暖められる場所同士が近い。 これに関しては、 「標高が高いところほど気温が低くなる」 「標高が低いところほど気温が高くなる」 と言うほうが、意味としては正しいです。 http://www.tbs.co.jp/morita/qa_kion/faq_040426-234.html http://www.tbs.co.jp/morita/qa_kion/faq_030731-09.html 3. 断熱膨張の効果。 お子さんに断熱膨張をまともに説明するのは、難しいでしょうね。 (大人向けでもそうかもしれません。) しかし、こういう説明のしかたはありますよ。 「登山をすると、空気が薄くなるから、息をするのが大変になってくるという話は聞いたことがあるかな? 空気は高いところほど薄くなっているんだ。 だから、風船を低いところから高いところに持っていくと、風船の中の空気も薄くならないといけないから、その分、風船が膨らむよ。 だけど、‘ただ’で膨らむことはできないから、膨らむ代わりにエネルギーを使うよ。 エネルギーを使うから、その分、温度が低くなるんだ。」 ここで、本当は 「なぜ高いところほど空気が薄くなるか(=気圧が低くなるか)」の説明も必要になるかもしれません。 その場合は、 掛け布団を何枚か重ねたときに、下の掛け布団ほど上から強く押されている、 ということをイメージするとよいと思います。 空気は、ぎゅっと押されると、体積が減る分、濃くなります。 以上、ご参考になりましたら幸いです。
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- JETJET
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空気が薄くなるからだそうです。 子供さんにわかりやすく説明するのは難しそうですが、 参考になりそうなURLを載せておきますね。
お礼
JETJETさん、早速にありがとうございました。もうすでに先輩方がこの手の質問をしていたのですね。添付していただいたurlも見てみました。上昇気流で上った温かい空気は、気圧の低下によって温度が低くなっていくのですね。子供にはまだ早いかなーと思いました。ありがとうございました。
お礼
sanori先生、と呼ばせていただきます。お付けいただいたurl等参考にさせいていただき、理解に勉めました。地熱と、気圧の関係で何とか解釈いたしました。気圧が低くなると温度が下がるというのは、今流行のエコキュートの「空気でお湯を沸かす」の逆バージョンですね。気圧を低下させて「エコクーラー」も出来るんじゃないかと考えました(余談ですが)。子供にはちょっと説明しがたいところもありますが、本当にお世話になりました。森田さんのサイトも「お気に入り」に入れました。ありがとうございました。