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外貨で支払ったのに為替損益が発生することはあるのでしょうか
会社で経理業務をしているのですがまだ新入社員でよく分からない部分が多いです。 海外から輸入したものに対して外貨で支払を行いました。そのインボイスを検収したときに商品を仕入計上しました。研修日の為替レートで金額を計上し、買掛金を貸方に書きました。すると今度は買掛金を支払う段階になって、為替差損益を計上するというのです。私は外貨で取引するということは、為替リスクをなくす為に奏しているものと思っておりましたが、これならば直物レートで購入した場合と余り違いがないのではと疑問に思いました。先輩に聞いても分からないようなのでどなたか教えてください。
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帳簿上の為替差損益と資金収支の上の為替リスクはしっかり区別する必要があります。 既にある外貨からの送金であれば外貨を持つ為の円支出は過去のものであり、外貨建買掛金の支払いにレート変化による予想を超える円貨の支出リスクはなくなります。 円を直物レートで外貨にして支払う場合は円建支出が予定より少なくなることもあれは、異常な為替変動で多額の支出になってしまうリスクもあります。 帳簿上の為替損益としては 外貨での支払では、円建て支出額の変動リスクは回避できますが買掛金計上時と外貨購入時の為替レート差による為替差損益は計上することになります。 直物レートで購入し支払う場合は円建て支出額の変動リスクがそのまま為替差損益として帳簿上も反映されます。 このように為替差損益の額と円建て支出額の変動リスクとの関係が変わるのです。
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<支払った外貨は当然外貨購入時のレートで円換算したものなのに、計上する買掛金の学は検収時のレートなのですね。なぜなのでしょうか。> 外貨建取引の換算はその取引発生時(つまり仕入計上時)のレートを使うよう’外貨建取引等処理基準’や’税法’で決められているからです。 例外は仕入計上時に外貨建取引額に対応させて為替予約等をした時のみ予約レートのによる、仕入・買掛金計上が認められているだけです。 このため既に持っている外貨による支払では 外貨取得時のレートと仕入計上時のレートの差による為替差損益 支払時に外貨に変えて送金する時には 仕入計上時のレートと支払時のレートの差による為替差損益 が発生します。 もう一つの例外として多通貨会計の採用があり外貨建取引は外貨で記帳している時は、期末決算時の換算換え以外為替差損益は計上されない事になります。
お礼
↑補足勘違いしておりました。支払時ではなく計上時なのですか。(よく考えると支払時のレートで差損益を出すとしても理解できなかったですが…)支払った外貨は当然外貨購入時のレートで円換算したものなのに、計上する買掛金の学は検収時のレートなのですね。なぜなのでしょうか。 為替差損益をここで出す理由が分からないのですが教えていただけませんか。
補足
なるほど、よく分かりました。 つまり、外貨が安いときにたくさん購入しておいて外貨で支払う、 外貨で支払うので購入時の為替差損益は生じないが、購入時のレートと買掛金支払時のレートの差損益が生じるというわけですね。どうりでレートが当日と違うなと思っておりました。