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ジャンヌダルクは
ジャンヌ・ダルクは百年戦争においてたいへん活躍しましたよね。 彼女はキリスト教で、神の声をききました。 でもキリスト教の教えに「汝の敵を愛せ」 というものがあります。 それなのになぜ彼女は敵を倒し続けたのでしょうか? 皆さんの意見をお聞かせください。
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旧約聖書の「ヨシュア記」をご存知でしょうか。 ユダヤ人の指導者ヨシュアは 「主はあなた達にこの町を与えられた。町とその中にあるものは、ことごとく滅ぼし尽くして主にささげよ」との神の声を聞き、「男も女も、若者も老人も、また牛、羊、ろばに至るまで町にあるものは、ことごとくつるぎにかけて滅ぼし尽くした」。 西欧人にとって神とは絶対的な存在であり、その啓示を受けた以上、人智によってその言葉に疑問をはさむことは許されません。 先のヨシュアも「子供には罪はないから許してやろう」とか「動物は放してやれ」と考えるのは人間としての判断で、神は「全てのものを滅ぼせ」と命じているので、人間であるヨシュアがそれに異議を唱え、自分で判断することは許されません。 ジャンヌ・ダルクも「イギリス兵をフランスから追い払え」という神の声を聞いたわけですから、聖書の「汝の敵を愛せ」とは別の意味だと神自身が直接言っている訳です。 神が言ってるのですから、聖書に何が書いてあろうと、その直接の命に疑いを持つことも逆らうことも出来ません。 人間は神の前では判断をしてはいけないのです。 これが西欧の考え方であり、行き過ぎるとカルトになります。
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- kigurumi
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えっと、、、あくまでも推測の域を出ませんが。 シオン修道会 これは公になれば、教会と国家の基盤を揺るがしかねない秘密を守り抜いているとされる。 えっと、、、 マトリックスにザイオンって出てきますよね。 Zoin(シオン) Neo(oneのアナグラム) その修道会の武装集団がシオン騎士団。 一時期テンプル騎士団と合併したりしたが、分裂して消滅したかのようになっている。 この修道会にジャンヌは属していたといわれているらしい。 あくまで噂ですが。 この修道会の目的は、メロヴィング朝(481-751年)の子孫を守ること。 メロヴィング朝ってなに? イエスの子孫だと言われているんです・・・・。 で、宗教裁判でも最後までイエスの子孫を守り抜くという決意の元、口を割らなかったのではないかなーって思います。 シオン修道会も表向きは消滅したことになっていたらしいし。
- krmr
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ジャンヌ・ダルクがどう考えていたかは知りませんが、 キリスト教において戦争を全面否定できるかどうかという問題を考えてみると、 まず、「汝の敵を愛せ」という教えが「キリスト教徒同士」のみに限定されたものかどうかに関しては、イエスはキリスト教徒でないユダヤ人に対して無抵抗を貫いて処刑されたわけですから、イエス自身は「汝の敵」にそういう限定を設けていなかったのではないかと思います。 しかし、イエスが戦争を全面否定していたかどうかは、はっきりしません。 「剣を取る者は皆、剣で滅びる」(マタイ26:52)という言葉は戦争を全面否定しているようにも見えます。 しかし、戦争を全面否定すると、旧約聖書の神が戦争を命じたことも悪として否定しなければならなくなります。 旧約聖書にも「殺してはならない」(出エジプト記20:13)とか「復讐してはならない」(レビ記19:18)などの教えはありますが、これは個人的な恨みに基く殺人や復讐を禁じたもので、神の意思に基く戦争は正しいとされています。 したがって、イエスも神意に基く戦争は別格と思っていた可能性はありますが、イエスの思想はユダヤ教の枠からはみ出した面があり、実際にどう思っていたかは分かりません。 しかし、旧約聖書と新約聖書の両方を神の言葉として絶対視するキリスト教の立場では、「汝の敵を愛せ」という教えと「神意に基く戦争」は別扱いにせざるを得ないのではないかと思います。 そもそも「なぜ神が人間に戦争をさせるのか」という疑問は残りますが…。
- kuroh
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キリストは「汝の敵を愛せ」と言いました。その後、十字架にかかる少し前に、エルサレムの神殿で、むちを作り商人(神殿を盗賊の巣に変えた)をたたき出します。簡単に言うと「神に救われるためには市価の数倍のこの犠牲を買え」とだます、悪徳宗教と盗賊商人を追い出します。「暴力」という言葉は適切でないかもしれません。 映画では「神の命令を聞け」と言ってもイギリス軍は聞きませんでした。他にどういう方法があるのでしょうか。 神は「汝の敵を愛せ」。と同時に「なすべきことをせよ」どんなにつらいことであっても。
- nacam
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基本的に1信教の神は、他の対立者、自分を信仰しない者を許しません。 バベルの塔、ソドムとゴモラ、ノアの洪水など、気に入らない人間を、いともアッサリ粛清してしまう独裁者です。 宗教改革以降カトリックも変わりましたが、中世キリスト教徒の残虐は、十字軍のエルサレム占領、アルビジョワ十字軍における民衆虐殺など、異教徒、異端者に容赦しません。 キリスト教の教えの「汝の敵を愛せ」は、同じキリスト教徒間での話です。 ジャンヌダルクも同じです。 ジャンヌダルクは、当時ボヘミアでチェコ人が、ドイツ人に対して蜂起したフス派を、殲滅しようとしていました。(ジャンヌがフス派にあてた手紙がウイーンに残っています) フス派は、ボヘミア大学の学長ヨーハン・フスが、カトリックの改革を叫び、異端とされ火刑にされた人の考えを継承した人達です。 また、ジャンヌダルクは、好戦的人物でもありました。 シャルルがフランス王になり、ブルゴーニュ派と停戦交渉を行いますが、ジャンヌ達は、それが気に入らず、ブルゴーニュ派の街を略奪して歩きます。 そのため、平和を望んだフランス王に見捨てられ、捕まった後、フランス国王は、彼女を見捨てます。 ジャンヌは、狂信的信仰者であり、かつ好戦主義者であったからです。
- cse_ri2
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No.2の方とNo.3の方の意見で、ほぼ正解かと思います。 当時のカトリック教会は、聖職者以外に聖書の閲覧を させませんでした。 一般信徒は聖書に何が書かれているか知らないので、 聖職者の言うことを、そのまま信じるしかなかったのです。 聖書が一般民衆に広まるようになったのは、ルターが それまでラテン語で書かれていた聖書をドイツ語に翻訳 したことと、グーテンベルグの活版印刷により、安価な 値段で庶民が聖書を入手し、読めるようになったからです。 聖書の詳しい内容を知らないジャンヌ・ダルクは、神の 啓示をそのまま信じたものと思われます。
お礼
大変興味深いページを教えてくださってありがとうございました!! 閲覧を許さなかったということは聖職者が聖書に書かれてもいないことを勝手に作り上げてしまったことなどもあったのでしょうか・・・・。
- ss79
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私はもう少しドライな見方です。 ジャンヌは信心深かったのは事実でしょうが夢想的な所があったようです。 神の声を聞いたと思いこんだのでしょう。 それを周囲の人たちが担いだ御輿だったのでは・・・ 当時のフランスは混乱状態で猫の手も借りたい所でしたし、精神的なよりどころも必要でした。 戦意を高める人身御供が必要だったわけです。 ジャンヌはまさにおあつらえの出現でした。 神の声、男装の少女、これを見て奮い立たぬ男子がありましょうか。 当時の兵士は信心深い農民出が多く暗示に弱かったと思います。 指揮官の騎士たちも半信半疑ながら従ったと思います。 その証拠に実際に勝利するまでは非協力的でした。 国王の戴冠式を終えるとたちまちジャンヌが疎ましくなり、捉えられても身代金を払おうともせず見殺しにしました。 利用出来る間は利用して利用価値がなくなったら使い捨てでした。 神も救いの手をさしのべませんでした。
お礼
確かに、ジャンヌは「使い捨て」といってよい扱いをうけていましたね(・・;) ジャンヌは勝手に頭の中で「神」をつくりあげてしまっていたのでしょうか。 いってしまえばジャンヌがおこした奇跡ではなく、たまたま偶然が重なったり、ジャンヌの登場で士気があがった兵士たちのおかげだった、ともいえるのでしょうね^^
- gardenernaga
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宗教改革まで、西欧のキリスト教(カトリック教会)はラテン語で一切を行っていたので、司祭でさえ聖書が読めない、詳しい教義はわからないというのがザラでした。教義は教会の上層部が独占していたし、その教義の解釈も教会の都合で決まっていたわけです。 まして一般庶民のジャンヌ・ダルクが、キリスト教の教えを詳しく知っていたとは思えません。ラテン語はおろか、フランス語の読み書きすら出来なかったはずです。のちにイギリス側に引き渡され、宗教裁判にかけられたときも、裁判官(カトリックの司教)たちから、そこ(聖書の内容に関する無知)をつかれて異端の判決を受け、火あぶりになりました。
お礼
なるほど!そんな考えは思いつきませんでした。 聖書が読めない状況にいたとなると、信じるものは自分自身がきいた言葉のみということになりますね^^ 実際に「声」を聞いたのかどうかはわかりませんが、ジャンヌは信じるままに行動をし続け、勝利に導いたわけですね^^
- haruchiyo
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一般的に、他の宗教にも共通しますが「聖戦」と言う考え方があります。神のために異教徒と戦うことを正当化する考え方ですが、同時に「異教徒であると言う罪」を相手を負かすことによって清める、と言う意味があります。十字軍や宗教裁判なども、これによって正当化されると思われます。
お礼
たしかにイスラム教徒の間などにも「聖戦」という考え方はありますよね^^ この場合のみ神は「敵を倒す」ということを許してくれるのでしょうか・・・・・・・。 う~ん・・難しいですね^^;
お礼
神のいうことが信者にとっては「絶対」なわけですね。聖書に書かれているのはあくまで「原則」といったところでしょうか。 ありがといございました^^