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ゲノムDNAライブラリーとcDNAライブラリーの違い
ゲノムDNAライブラリーとcDNAライブラリーの違いって何でしょうか? また、これらのライブラリー中にクローン化されている遺伝子の構造の大きな違いって? よろしくお願いします
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まず、DNA=遺伝子ではないということと、「遺伝子<ゲノム」なのを考えればわかると思いますが、ゲノムライブラリーは、ゲノムを制限酵素で切断したもの全てをライブラリー化したものです。つまり、遺伝子だけでなく、遺伝子ではない部分も取り込みます。 それに対してcDNAライブラリーは、mRNAからcDNAを合成し、ライブラリー化するので、そこには、遺伝子のみが含まれます。 つまり、遺伝子のタンパク発現・機能解析を行いたい時に、cDNAライブラリーを用いる場合が多いです。 クローン化されているものに、違いはありませんよ。ミューテーションを除いて、全く同じものが複製されます。
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- osiete-osieru
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違いは、前の回答者の通りです。 「遺伝子の構造の大きな違い」となると少し複雑です。 それは、alternative splicingと呼ばれる種類の発現の時には、ゲノム上では一つの遺伝子なのですが、発現時に複数のエクソンを使い分けて発現します。 そのため、mRNAになったときには長さが違ったり、ドメインが異なった複数のタンパク質を発現します。 この場合、cDNAライブラリで見た時にはあたかも、別の遺伝子のように見える場合もあります。 そのため、cDNAクローン
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- spadetail
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(1)cDNAライブラリは、mRNAを逆転写してDNAにし、ベクターに入れて作ったもの。(2)ゲノムライブラリは、核DNAを細切れにして、ベクターに入れて作ったもの。 1には、イントロンやプロモータ部位など、mRNAに転写されない部分も含まれない。2は全て含む。 また、1は、元の細胞で発現されるかされないかによって、含まれる遺伝子に差がある。2にはそのような細胞の種類ごとの違いがない。 これらの違いにより、目的によって使い分ける。
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ご回答ありがとうございました。
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