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ゲノム・遺伝子について
色んな記事を見ましたが、おおまかに理解するにもなかなか難しくて。 とりあえず、ゲノムの中にDNAがあって、その中に遺伝子があるという認識で良いのでしょうか?
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大雑把に説明になりますが、以下のように考えれば分かりやすいかと思います。 1 遺伝現象を説明するために、便宜的に「遺伝子」という概念が作られました。 ↓ 2 その遺伝子の総体を「ゲノム」と呼ぶことにしました。 ↓ 3 それまで "遺伝子" と呼ばれていたものは 「DNA(デオキシリボ核酸)」という化学物質であることがわかりました。
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- Dr_Hyper
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DNAっていう化学物質が,まず基本のパーツだと思ってください。 ATGCと4つの部品があります。 それを意味があるように暗号としてならべたのが,遺伝子です。 DNAが1000個とか10000個ならんで,何かの意味を持たせたのが遺伝子と呼ばれます。 それが人など生き物の体に必要なものすべてならべて核の中につめこんだのが ゲノムです。 レゴでいえば,ここのパーツがDNA 階段だったり,壁だったり,あるまとまりをつくってみれば,それが遺伝子,それらを全部組み合わせて1個の家になったとき,それをゲノムと呼べば,わかりやすいかな?
お礼
回答ありがとうございます。
- koncha108
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DNAはディオキシリボ核酸の略で化学物質が組み合わさって出来ている構成体の名前。ゲノムはそのDNAの中の化学物質の並びのパターンで表されている個々の人間や生物の特徴を表した情報。DNAを紙の用紙に例えればゲノムはその上に書かれた設計図みたいなものです。その設計図のパーツに例えば髪の毛が黒いとか目が青いとか様々な遺伝子情報が書かれています。 でもDNAにゲノムや遺伝情報が入っているので遺伝情報そのものをDNAと呼ぶことが多いと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ゲノムはDNAから遺伝情報を読み解くために作成されるマップ、ということですね。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、研究の歴史的経緯を考えると理解がしやすくなりますね。わかりやすくて助かります。 ゲノム・遺伝子・DNAの関係をちゃんと理解するには研究史を知る必要があると感じました。 時代と共に研究が進むにつれ、従来の用語も新たに定義しなおされてきたようで。例えばゲノムは、 当初 「配偶子(生殖細胞)が持つ染色体セット」 ↓ 1930年、木原均 「生物をその生物たらしめるのに必須な最小限の染色体セット」 ↓ DNA発見後 「全染色体を構成するDNAの全塩基配列」 と、定義が変遷してきたことがWikipediaには書かれていますね。