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Dis durやGis durやAis durの調は、なぜないのですか。
長調でDis dur、Gis dur,Ais durがない理由。短調で、des mollやges mollやhis mollがない理由。のことについてお教えてください。
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Dis durは Es durがあるから必要無いし他もそれぞれ代用できるので、無い理由というより必要ではないからじゃないでしょうか? もし作ってもダブル#やダブル♭が付くから便宜上の問題なのでは? Dis dur でなければいけない理由があるのでしょうか?楽器の関係上? 興味もあるので良かったら教えて下さい。 「Es dur ではなくてどうしてもDis durが良い」というならそういう調で曲を書くのは自由だと思います。 しかし、たとえばDisdurだとダブル#が2個も付いてややこしいったらありゃしない。 しかもそれに臨時記号が付いたりしたら恐ろしいことに・・ はっきりいってそんな譜面私は読みたくないですね(笑)。 こんな説明じゃダメなんでしょうか?
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- puni2
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おそらく記譜上の手間の問題が大きいと思います。 つまり,その音階の固有音でさえダブルシャープやダブルフラットが必要になるので,読みにくい。 また,記譜上の習慣として,上行の半音階的進行のときは#を使うことが多いが,音階の固有音にダブルシャープが出てくると,さらにその音に#をつけるわけにはいかない。などなど。 試しに各調の音階を作ってみると, Gis dur: Gis Ais His Cis Dis Eis Fisis Gis Dis dur: Dis Eis Fisis Gis Ais His Cisis Dis Ais dur: Ais His Cisis Dis Eis Fisis Gisis Ais des moll: Des Es Fes Ges As BB(Heses) C Des ges moll: Ges As BB Ces Des Eses F Ges his moll: His Cisis Dis Eis Fisis Gis Aisis His 短音階は和声的短音階にしたため,導音が半音高まり,#も♭もつかない幹音が出てくるものもありますが,長音階はすべての音が,シャープやダブルシャープがつく派生音になっています。 ただ,近親調との関係を考えると,terra5さんもおっしゃっている通り,これらの調で書くことにも一理あるわけでして,実際,曲の途中で部分的に転調する時には,これらの調として(臨時記号を用いて)書かれていることもあります。 ピアノ曲から例をあげれば,ショパンの「軍隊ポロネーズ」の12~14小節めは,臨時記号で書かれていますが,Gis durになっています。 他にもいくつかあった気がするのですが,今手元に楽譜がないので思い出せません。もし思い出したら補足します。 なお,これらの調をどうしても調号で(つまり臨時記号ではなく)書きたい時は,いわゆる5度圏を延長していけば求まります。 C dur(調号なし)→G(#1)→D(#2)……→H(#5)→Fis(#6)→Cis(#7)→Gis(#8)→Dis(#9)→Ais(#10)→Eis(#11)→His(#12) ここで#8というのは,普通の#が6つとダブルシャープが1つ,と考えます。前記の音階より,Fがダブルシャープになります。 #9は,普通の#が5つとダブルシャープが2つ(F, C)。#10ではF, C, Gがダブルシャープ,以下同様。 フラット系についても,同様に延長すると, C dur→F(♭1)→……→Des(♭5)→Ges(♭6)→Ces(♭7)→Fes(♭8)→BB(♭9)→Eses(♭10)→Ases(♭11)→Deses(♭12) こちらは,後のほうになると根音自体がダブルシャープという面倒なことになります。 ところで,こんなにばんばん転調する曲は,平均律でないとかえって音が濁ってしまいそうです。もし純正律でやるとしたら,それぞれの調に合わせてチューニングした楽器を何台か用意しておいて,転調のたびにとっかえひっかえ使うような演奏になるのかな?
- terra5
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通常使わないだけで、存在しないわけでは無いと思いますが。 microvoltageさんが書いている通り、平均律ではDis DurとEs Durは同じになりますから、 便宜的には必要ないと思います。 ただ、例えばCis Durの属調は本来Gis Durでなければならないし、 それはAs Durとは別物です。 同様にGis Durの属調はDis Durであって、Es Durでは ないはずです。 多分Cis Durの曲があって、属調に転調しているなら、 調号としては出てこなくても、それはGis Durのはずです。 また、平均律でなければ#とbで音程も違いますしね。