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短調はどうして哀調を帯びるのですか?

短調の曲は寂しく、哀しく響きます。 これはどういう理由によるのでしょうか? 何が原因で哀しいと感じるのでしょうか? また短調にするとどんな曲でも、楽しい感じになりませんか? 短調の秘密について知っていることを教えてください。 おまけの質問ですが、 かつて知人で、曲を聞くと、これはハ短調だ、ヘ長調だとすぐに言える人がいました。 どうして曲を少し聴いただけで、わかるのでしょうか? 理屈がさっぱりわかりません。 簡単に教えてください。 よろしくお願いします。

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  • tyutulip
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回答No.5

No.3の補足です~。  音大の入試や授業で、調判定というものがあります。これは、音階の第○音が、こう進行したら、その調の音である・・・。など、理論で解析するものです。  しかし曲を聴いて何調かを当てる時には、その理論はまず使わないと思います。  一番簡単な方法は、単純な曲の場合、終わった感じのする音が、ほぼ主音だと考えていいでしょう。  度々チューリップで恐縮ですが(笑)、「咲いた咲いたチューリップの花がー」ここでは終わった感じはしませんよね。「並んだ並んだーあかしろきいろー」この最後の音は曲の途中ですが、一度終わった感じ、落ち着いた感じがすると思います。これが、主音のドです。  この曲を、すべて一音上げてレから始まる調(ニ長調)にする(移調)としたら、主音はレになります。  感覚的なものなので、最初はわかりにくいかもしれませんが、曲も文章と同じで、「、」や「。」があるのです。主音はこの「。」の部分で判断できるのです。

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  • lilact
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回答No.6

長調にはない短調の旋律の特徴は、音階の6番目と7番目の音にもあります。イ短調で言えばファとソの音。同じ曲の中でもこれらの音にシャープをつけたりつけなかったりすることがありますが、ソナチュラルのあとにソシャープが出てきたりすると、強い印象を与えます。 6番目の音で言うと、例えばハ長調ではソシレファラという旋律はハ短調ではソシレファラ♭となり、短調のイメージを与えます。 伴奏でもイ短調で言えば、ドミソ♯という和音が出てきて強い印象を与えます。 音階で言うと和声的短音階とか旋律的短音階などが短調の特徴的なイメージを与えます。 ポップスのスケールで言うとハーモニックマイナーパーフェクトフィフスビロウなどと言うのがマイナーの特徴です。

  • yamari
  • ベストアンサー率39% (11/28)
回答No.4

私は全くの素人で相対音感しかありませんが、自分なりの調性判断法をお教えします。 >レから始まる曲だっとしたら、どうなるのでしょうか? ということですが、長調の音階は音の幅が主音から 全音、全音、半音、全音、全音、全音、半音 で1オクターブになっています。「全音」とは例えばドとレの間の音の開きです。ピアノではドとレの間に黒鍵がありますよね。ドから次の黒鍵への音の幅が半音です。その黒鍵からレまでが半音。半音を二つ合わせてドとレの間が全音です。それに対してミとファの間には黒鍵がありません。ここは音の幅が半音になっているんです!ピアノの鍵盤でハ長調(#、♭なしの長調。ドから始まります)を思い浮かべれば全音、半音の順番を覚える必要もありません。 長調を作るには上のような全音、半音の並びを作ればいいんです。レから始まる長調を作りたければ レ(全音)ミ(全音)ファ#(半音)ソ(全音)ラ(全音)シ(全音)ド#(半音)レ とすればシャープ二つのニ長調の出来上がりです。こうやれば始まりがソ♭だろうがド#だろうが全く怖くありません。 ちなみに単調は 全音、半音、全音、全音、半音、全音、全音 ですがこれもピアノの鍵盤でイ短調(#、♭なし。ラから始まる短調)を思い浮かべれば完璧。 以上で長調、短調が作れればその調性で使われている #や♭の数がわかりますよね。 >たとえば、絶対音感でドレミファがわかったとして、その曲の主音はどうやってきまるのでしょうか? 絶対音感のある人には使われている#、♭の数が先にわかりますからそこから逆に主音や調性を知ることができるんだと思います。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ご親切に解説してくださいまして、ありがとうございます。 とても参考になりました。 少し心配におもったのは、 長調、短調共に、全音、全音、半音、全音、全音という並びがあるということです。 この並びの5つの音しか出てこない曲はどうやって判断するのだろうと、またも愚問が浮かんできました。 短調の曲でまっさきに思い浮かぶのが、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番の第一楽章です。 なぜこんなに哀しく響く曲調なのかというのがそもそもの疑問を抱くきっかけでした。

  • tyutulip
  • ベストアンサー率36% (14/38)
回答No.3

簡単にご説明しますと、長調と短調の一番の違いの秘密は、音階の3番目の音にあります。ドから始まるハ長調で考えるとミの音です。  「チューリップ」の歌を思い出してください。ピアノなどがあれば弾いてみていただきたいのですが、「さいたーさいたーチューリップの花が」は「ドレミー ドレミー ソミレドレミレー」です。このミの所を半音下げて、♭のミにしてみてください。哀しい~曲になります!  つまり、ド~ミの幅が、長3度だと長調、短3度だと短調になります。  短調の音階を使えば、この様に哀しい感じになりますが。力強い短調の曲もありますので、エネルギーが弱いわけではありません。  また、調性が分かる人は、ほぼ、絶対音感をお持ちのかたでしょう。その曲の調の主音(ハ長調のド)がわかれば、その曲の調性はすぐにわかります。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 >その曲の調の主音(ハ長調のド)がわかれば、その曲の調性はすぐにわかります。  たとえば、絶対音感でドレミファがわかったとして、その曲の主音はどうやってきまるのでしょうか?  チューリップの歌だと主音はドだとおもいます。  この歌がたとえば、ドからではんく、レから始まる曲だっとしたら、どうなるのでしょうか?  素人の質問ですみません。

回答No.2

ご質問を読んで学校でそのように習ったことを思い出しました。改めて考えてみると不思議なことですね。色なども暖色寒色というのがありますが、音楽の場合も何か共通な理由があるのかなと考えました。現代音楽などは悲しいので号泣しているようなものもありますし,ギターの小品などではさびしいところがうれしいようなものもあるように思います。不思議だと思います。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 色に関しても、共通な理由がありそうですね。 学術的に難しいことなのかもしれません。

  • myeyesonly
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回答No.1

こんにちは。 >これはどういう理由によるのでしょうか? ではなくて、そういう風に感じるように作った音階が短調なのではないでしょうか。 現在、西洋音楽で用いられている12平均律という物は、世界中の音階を表せるようにと考えて作られました。 実際には半音のさらに半分の間隔の音がある民族音階があったり、日本の和音階も本来なら当てはめた音より少しずれるなど、正確に世界中の音階を表す事には失敗しましたが、そこそこ真似できる物として世界中の音楽教育の基礎理論として広まっています。 短調(短音階)と長調(長音階)もその中の一つです。 長調短調も含めた世界中の各種の音階(を真似した物)は、それぞれの民族の持つ生活習慣、環境等によって作られた音感によるものです。 だから民族によって、文化によって、同じ音階でも聞こえ方が違ったりします。 たまたま、日本人は短調がもの悲しく聞こえるって事でしょう。 外国だと短調を聞くと元気が出る人もいるかもしれません。(笑) なので、私達が短調を聞くともの悲しく聞こえるのはそういう民族性だと言っていいと思います。 それから、調を聞き分ける能力ですが、これ、楽器やってる人は結構そういう真似が出来たりします。 つまり、シャープやフラットという、ドレミファソラシドという音を半音ずらした音を簡単に見付けてしまい、どの音をずらしたか、一目瞭然に判ってしまうのです。 それが判ると、曲の調子が暗いか明るいかで短調、長調を見分けて・・・って感じで結構簡単に判るものです。 自分で弾く楽器の音が頭のなかにこびり付いてるのですね。 これが徹底的にできる人は絶対音感といい、そこまでいってしまうと、日常生活の全ての音がドレミ・・・で聞こえてしまって、大変な苦痛になるそうです。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 参考になりました。