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青色発光ダイオードの研究
先日和解したことで話題になった この発明ではあるが その和解について 某氏は 「日本の司法制度は腐っている」 とまで暴言を吐いているらしいが ここで本当にこの分野について詳しい 方に教えていただきたいのだが はたしてこの発明は 彼個人の努力のみによる ものなのか? ということである。 ぜひ詳しい方 ご教示ください
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- physicsache
- ベストアンサー率25% (24/93)
あなたは会社の得た利益をご存知無いでしょう。 これから何年経っても、あの会社は利益をあげ続けます。 その利益は、あの発明家がいなければ得られなかったのですよ? やはり、発明に相当する額のお礼を受け取ってもいいでしょう。 あの発明は200億でも安いと言われるほど物凄いものなのです。 それに対して無理矢理和解に持ちこんだ上に、 たった6億で手を打たれてしまったのです。 彼は最高裁に持ち込もうとしていたが、 和解しかないと弁護士に断られたとか。 あなたはその苦しみを理解できますか? 彼の怒りを、理解できないのですか?
- tocoche
- ベストアンサー率36% (65/180)
一人でできないことをやるために会社はあるので、個人の努力でなんとかなる発明なら会社に入る必要はありません。 多くの発明家は自宅で研究開発をおこない、複数の会社に売り込んでもっとも条件にかなった会社と契約を結びます。 発明家と聞くと「一発当てて大儲け」というイメージがありますが、日本の特許法は個人の権利よりも工業的財産に重点を置くもので、先願主義,技術公開をポイントとしています。 アメリカの特許は個人の権利を優先するものなので、アメリカに渡ってから特許のことを知った人には、ギャップを感じるかもしれません。 アメリカは先発明主義,非公開なので「地雷特許,サブマリン特許」が多くあり、決着は訴訟でつけることが多くなります。 >会社に残り発表したわけで その時点でこういう結果が待っていることくらいはわかっていたはずで いや、わかってなかったと思いますよ。 日経のインタビュー記事で「特許のしくみや会社との契約についてわかっている技術者など殆どいない」と答えていたくらいですから。 開発物語を読んで、彼を「信念を貫く努力の人だ」と尊敬していた技術者も、その記事を読んでひっくり返りそうになっていました。 そんなことも知らない人に研究開発をさせることは、普通の会社ではあり得ないので、会社は彼をとても高く評価していたんだと思います。 他の会社では彼は偉業を成し遂げることはできなかったでしょう。 でも6億は少ない。 アメリカに渡って数100億を要求したのは失敗だと思います。 うがった見方ですが、アメリカ側の焚き付けに対する駆け引きのような、厭な感じがします。 会社に残って特許を勉強し、業績を見届けてから訴訟を起こせば10~20億で決着していたと思います。
- apple-man
- ベストアンサー率31% (923/2913)
>いまさら国家侮辱までするような権利があるの でしょうか? 現在、司法改革というのが進んでいますが、 そうなっている理由は、裁判官、弁護士、検事など を含め、日本の司法制度に大きな問題があるためです。 裁判官は法律のプロですが、世間の常識は テレビから知ることくらいで、ましてや 卑劣な企業の実態など知る由もありません。 特許法上は、35条に職務発明の規程があり、 企業活動に関連した研究で、会社の指示する 職務の範囲内の権利については 企業側に実施権があることとされて いますが、現実にはその枠を越えた 違法な実態が野放しになっています。 研究の内容について報告する 書式に、譲渡書と小さく記載して おいて、社員の研究を全て会社の 権利としているところも少なく ありません。
- First_Noel
- ベストアンサー率31% (508/1597)
どう見ても「職務発明」に相当するものですから, 中村氏が幾ら優秀であったとしても,彼ひとりの努力とは, 言って欲しくないです. また,彼は出願時に,非実施又は不振の場合の損賠賠償責任のリスクを 負っていたのでしょうか.これがなければ売り上げを基準にした要求なんて, 甘やかしすぎだと思います. 何百億円と言う件についてですが,私は友人が日亜に何人かいますが, 確かに業績良い会社らしいのですが,そんなに払うと会社が潰れると言っていました. そもそも権利譲渡にサインしていたのですし,やりすぎだと思います. 私も研究屋ですが,サポートを受けた所属先を潰すほどの要求を主張し, それが満たされないと制度・体制を批判すると言うのは,同じ研究者として頷けません. 10件ほど特許出願しました(職務発明)が, 報奨金は,明細書を自分で書いて1万円,出願して1万円,でした. 安いなぁとは思いますが,2万円もらってるなら,現状の普通だと思います. 「独力で・・・」と言われますが,研究者と言うものは一定期間は 自由に泳がしてくれるものなので,特に評価すべきところでもないと思います. そもそも研究に対して,利益追求法人たる会社がいちいち口出しするような会社は, 目先にとらわれたダメ会社だと思いますので,この点,日亜は評価されるべきです. 学会で発表したい人ならば,企業に固執すべきではなかったと思います. 民間企業に所属して,学会で発表したくてたまらないような成果があるのに, 会社の意向で社外秘になるのは,よくあることです. なぜなら,特許出願することで情報公開され, その周辺特許を他社が出願したり,無効審判請求を行ったりして, 「わざと」圧迫してくることがあるからです. 例えば無効審判請求を行われると,それに対向するために, 場合によっては何千万もの費用が発生します(小さな会社はこれで潰されて 大企業に技術ごと吸収される)から,出願自体がリスクです. 全体として,私もそう日亜に好意的ではありませんが, それよりも中村氏は民間企業の研究者としては大失格, まぁ大学教員になって良かったんではないでしょうか.
- masudaya
- ベストアンサー率47% (250/524)
ちなみに,中村氏によると当時,会社は特許 に力を入れておらず.どちらかというと (技術情報が公開という形で漏れるので) 嫌っていたそうです. 中村氏としては,(学会など)いろんなところで発表が したかったので,防衛として特許をとっていたの 述べていました. そういう意味では,ほんとに独力なのでしょう. この辺のところは,昔の日経エレクトロニクスに 在社当時の中村氏の記事が連載であったと思います. (在社中にもかかわらず,ほとんど独力で開発したと書いてありましたし,それに対する会社側からの公式の意見もなかったように思います.) その記事はほかの開発ストーリーとともに単行本にもなっていたと思います. 個人的意見としては,世紀の大発明といわれるLEDをほぼ独力で開発しても,プロ野球選手の年俸の2年分くらいにしかならないのであれば,研究者になろうという動機付けとしては弱いかなぁと思います.研究は金ではないと思いますが,金という動機付けがないと裾野が広がらないと思っています.
- i-q
- ベストアンサー率28% (982/3450)
会見ですごく怒ってましたね。「まあ600億の百分の一の6億で和解しませんか?」というわけのわからない裁判官の言葉にカチンと来たんじゃないですか? ちなみに発明当時の報奨金は2万円だったそうです。
補足
そうだったらしいですね
- guuman
- ベストアンサー率30% (100/331)
会社の方針に反して首覚悟で研究を続けたのですから 会社の貢献はこの場合は低いと考えられます またほとんど孤独の研究で自分ひとりで装置や測定器を作ったりしていたそうです 通常は要求すれば設備の予算が着くのですが会社は見切りをつけていたので予算が下りずに自分ですべてをしなければならない状態だったようです 会社にも 給料を払ってくれるぐらいの貢献や 首にしなかった ぐらいの貢献はあるでしょうね しかし会社の小ささや無関心さやいいかげんさが かえっていい研究環境だったのかもしれません 自分で装置を作らなければならなかったのもこの場合はかえってよかったのでしょう われわれ社会の得た利益を考えれば欄ディージョンソンの数十億より低いのはおかしいですね
補足
質問を変えるべきなのかもしれませんが 事情はどうあれ会社を辞めなかったわけで すから 今さらえらそうな事いうなら やめて出直しておけばよかったんじゃないかと 私などは考えてしまうのです。 別に会社の貢献度が大きいだろうと いいたいわけではありません。 大学や企業の研究室で教授や研究責任者の 方針と合わず その場を去ることを選び 不遇の目にあっている知り合いが多くいます。 確かに食うために残ったとかいろいろあるとは 思いますが それにしても 会社に残り 発表したわけで その時点でこういう結果が 待っていることくらいはわかっていたはずで いまさら国家侮辱までするような権利があるの でしょうか? 愛国主義者でもなんでもありませんが あまりに身勝手に思えるのは おかしいのでしょうか。
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補足
私の気づいていなかったいろいろな側面に 言及していただきありがとうございます。 「権利譲渡」の件等は まったく知らなかった 領域でした。 予算はともかく 少なくとも会社内で 実験等を行っていたのなら 彼独力ではないでしょうし 会社を敵に回す感覚はおかしいとしか思えません。 金がほしいのなら その方法を「研究」し 発表の仕方を変えるべきであったとしか思えないのです。 研究者に自由に研究させるのは 企業からすれば 一種の先行投資であって そのときの研究がたとえ 無駄になろうとも いろいろ研究経験をさせてやろう と言う類のものではないかと考えます。 今回の場合 たまたまそこで大発明が生まれたわけ ですが 自分一人の努力ですべての利益が生まれたとする 彼の主張が 本当に自分勝手に思えてなりません。 特に 権利譲渡の件も含めて 彼が同意していたの だとしたら 「自己責任」の範囲で もはや終わってい た話ではなかったかという 感じさえしてきました。 自分の世間知らず・勉強不足 を棚に上げ 暴言を吐いている自分が 惨めに思えない彼には 本当に失望し そこまでいうならアメリカに国籍移せよ と思った次第です。