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一月一日の《天声人語》
一月一日の《天声人語》を読んでいます。http://www.asahi.com/paper/column20050101.html 分からないところについてお伺いします。 1.『夜明けを待ちながら、いわば空中の一点となって見た大自然の数々を、より遠くに、よりはるかに感じられたものから順に記す。天 星 月 空 水 雲 地。』 『より遠くに、よりはるかに感じられたものから順に記す』とは「近いところから遠いところまで」と「遠いところから近いところまで」のどちらなんでしょうか。『より遠くに、よりはるかに感じられたものから順に記す』の中で言った順番のことがよく理解できません。 2.辞書を引いてから、いくつかの単語は複数の読み方があります。この文の中で一般的に何と読むのか、教えていただけないでしょうか。 第一段落:右手の西方、灯が瞬く 第三段落:記す 第四段落:宿す、衣、大空 3.質問2の中の『第何段落』の後ろの『:』は日本語の中にないと思います。『、』を使ったらいかがでしょうか。 日本語を何年間も勉強していますが、まだまだ文章がうまく書けません。質問文の中で不自然な表現がありましたら、それも併せて指摘していただければ助かります。以上宜しくお願い致します
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awayuki_chさん、お早うございます。いつも頑張って勉強していますね。今年も頑張りましょう。 さて、天声人語を読みましたが、正直、あまり言い文章とは言えませんね。気取った言葉使いが多く、実際の風景や、作者の感情が殺されてしまっています。 日本語の教材としては、不向きでしょうね。 それはさておき、ご質問にお答えします。 1、執筆者の言わんとすることは、遠くのものから順に、ということです。 分りにくくしている原因は、「より」という比較級をつけていることにあります。 「遠くに、はるかに感じられたものから順に記す」なら、少しは分り易くないですか? 物に順序を付ける文章なのに、最初に比較の言葉を入れるのは、不自然な表現です。 「もっと遠くに見えたものから順番に挙げると・・・」と言い直したら、この文章の不自然さがわかるでしょう。 2、読み方については、 ・「右手」は「みぎて」 ・「西方」は、「せいほう」とも「さいほう」とも読みます。意味は同じ。 ・「灯」は「ひ」が正しいのですが、当て字で「あかり」と読ませる場合もあります。この場合は、気取った文章なので、「あかり」と読ませたいのかもしれませんね。 ・「瞬く」は、「またたく」ですね。点灯でなく、チラチラ点滅を繰り返している状態ですね。 ・「記す」は、「しるす」とも「きす」とも読みます。 「きす」の方が「業務上の文章」という印象が強くなるので、この場合は「しるす」と読みたいですね。 ・「宿す」も、「やどす」でも「しゅくす」でもいいのですが、「きす」の理由と同じで、「やどす」と読みたいですね。 ・「衣」は「ころも」です。「包み込んでいる」という使い方の場合は、こう読みます。 ・「大空」は「おおぞら」です。他の読み方というのは「たいくう」でしょうか?この読み方は使われないと思います。 3、『:』は、日本語にはないのですが、パソコンが普及されてから、盛んに使われるようになりましたね。 『、』を使った場合は、 『第一段落、右手の西方、灯が瞬く』 となりますが、『、』が多すぎるし、そもそも3つの単語が並列になってしまい、意味が変ってしまいますね。 『第一段落の、「右手の西方」と、「灯が瞬く」という文章の』 ならば、文章を区切るのでいいと思いますが、項目を箇条書きにする場合は、『:』を使った方が分りやすいですね。 尚、「」や()も、日本語にはなかった記号ですよね。 最後に、例文の「天声人語」で、変に感じた部分をあげ下させてください。 「いわば空中の一点となって見た大自然の数々」 ⇒大自然が数々あるのに、「一点」ではおかしい。 「空中を構成するものとして見た」というべき。 「月は最も近い星であり、地球の衣である大空の下には・・・」 ⇒未だ「藍色」で暗い空を見て、「地球の衣」とか「大空」と感じるのは不自然。 「空」という印象より、「宇宙」と感じるはず。 その場で書いた文章でなく、後で作り出した文章という感じを受ける。 「壮大な沈黙の交響」 ⇒イメージが湧きますか? 言葉に酔いすぎですね。 長文、失礼しました。
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- EFSF032
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【質問1について】 この文では、「より遠くに」「よりはるかに」の二つの文節は並列の関係にあり、ともに同じような意味を示しています。ですから「遠くの方にあるように感じられたものから記します」というような意味となります。 【質問2について】 右手の西方(みぎてのせいほう) 灯が瞬く(ひがまたたく) 記す(しるす) 宿す(やどす) 衣(ころも) 大空(おおぞら) 【質問3について】 「質問2の中の『第何段落』の後ろの『:』は日本語の中にないと思います。『、』を使ったらいかがでしょうか」という文は、意味が通らないです。 おそらく 「質問2の中の『第何段落』の後ろの『:』は日本語ではほとんど使わないと思います。『、』を使った方がいいでしょうか」というお尋ねだと思います。 awayuki_chさんが今回、質問文で書いてらっしゃるような箇条書きの場合、分かりやすさを優先した方が良いと思います。 私は非常に分かりやすく、このままでも十分問題ない記述の仕方だと思いました。 いずれにしても、この日の「天声人語」は相当叙情的な書き方で訳しにくい文章と思います。 がんばって読んでみてください。 ほかにも不明な点がありましたら、追加でお尋ねください。
お礼
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 昨夜夜分遅くにもかかわらず、ご親切に教えていただき誠にありがとうございました。良く理解できました。
お礼
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 今朝早くにもかかわらず、ご親切に教えていただき誠にありがとうございました。とても役に立つご回答です。良く分かりました。 本当にありがとうございました。今年も引き続き頑張ります!