- ベストアンサー
唐太(からふと)の天(あめ)ぞ垂れたり鰊(にしん)群来(誓子)
唐太(からふと)の天(あめ)ぞ垂れたり鰊(にしん)群来(誓子) これを朝日新聞の天声人語に読みましたけど、 (http://www.asahi.com/paper/column20040327.html) 意味が分からなくて からふとってなんですか。 説明してくれる方いらっしゃいませんか。 (私は日本語勉強してる学生です。) よろしく
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
唐太の 天ぞ垂れたり 鰊群来(誓子) 北の方、サハリン島の上に白く輝く空が舞い降りてきたかのように、 海はニシンの銀鱗で白く輝いている。厳しい冬を越え、北国にも 遅い春の兆しが見えてきて、心が浮き立つようだ。 と、いうように私は解釈します。 「唐太」は現在のロシア領サハリン島の日本語名です。 先の大戦まで、島の南半分が日本領でしたので日本語の名前が ありました。 また「群来」は、ニシンに関係した場合に限り「くき」と読みます。 昔は、大群で南下してくる魚はニシンと決まっているほど多かったので、 春を告げる魚として特別視されていたのでしょうね。 ですので、この句はきっちり5-7-5で構成されています。
その他の回答 (2)
- shishishishi
- ベストアンサー率39% (362/921)
山口誓子の俳句ですね。俳句の解釈は日本人でも難しいです。お書きになった天声人語に書いてあるように、おびただしいニシンの群れが押し寄せてくる情景ですね。 ご質問の「唐太」は「樺太」(からふと=ロシア名サハリン)の古い(江戸時代のころ)呼び方です。1806年、間宮林蔵の調査により、初めて島であることが発見されました。 安政6年、樺太に赴いた秋田藩蝦夷地御警衛目付の記録は「西蝦夷唐太道中記」(にしえぞからふとどうちゅうき)でした。 日本語の勉強がんばってくださいね。
お礼
どうも ありがとうございます。
- miumiumiu
- ベストアンサー率21% (715/3385)
唐太(からふと)の天(あめ)ぞ垂れたり鰊(にしん)群来(誓子)は、山口誓子さんという人の俳句だと思います。 “唐太”は“樺太”という北方領土です。 日本の北のほうにありますよね。 地図を見るとわかりますよ!
お礼
どうも、ありがとうございます。 からふとは日本領土ですか。他の二人の方はロシア領土だとおっしゃいましたけど。
お礼
どうも。 いい勉強になりました。