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<予測する> to forecast と to project
初めまして。 英語の語感の違いについてどなたか教えてください。 ビジネスで米人とやりとりをする中で、製品の販売を予測するなど、to projectと言う単語を聞きます。 一方私の中で予測するはto forecastで、明確な違いを知ろうと思い、辞書などでいろいろ調べましたが詳しい事は分かりませんでした。 これら二つの単語の語感としての違い、つまり「to projectの方がよりデータやトレンドに基づいた正確な予測の感じがする」とか「違いは無いがなぜか最近のアメリカではこの単語が好まれる」などお分かりの方がいらっしゃいましたら教えて下さいませ。
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通常、一般の人が話すときにどの程度区別しているかはわかりませんが、少なくとも会計基準上は、企業の財務諸表などでは明確に定義が異なります。 ある1つの最も有力なシナリオに基づいて(経済成長率etc.いろいろな予測をするうえで前提となる数値を1つにしぼるということ)予測する数値(売上予測etc.)はforecastで、複数のシナリオに基づいて幅を持たせて予測するのがprojection(いわゆる"what-if scenarioとよばれるもので、シナリオAだったらa、シナリオBの場合はb、という具合に、「たら・れば」の予測)です。企業が一般投資家に開示する数値は、projectionではなく、より厳密なforecastでなければなりません。 詳しくは下記サイトで"forecast" "projection"をそれぞれ検索して拾い読みしてみてください。
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- Tsukushinbo
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#2です。少々言葉足らずだったかもしれませんので、補足します。 "projection"が"forecast"ほど厳密ではないと言っても、それは程度の問題であって、"projection"と言えどもそれなりに根拠のある予測なり前提に基づいて行われます。 大統領選における予測とお天気の予報の違いについては特に詳しくありませんが、感覚として、選挙の出口調査は天気予報に比べてかなりおおざっぱな気がします。 まず、全体の投票者数のうちごく限られた人数に聞くわけですから、サンプル数が小さいです。そして正確な予測であるためには、たまたまサンプルに選ばれた人たちの投票行動が投票者全体の縮図でなければなりません。もちろんこの地区はどっちが優勢という前評判も勘案した上で分析されるわけですが、それでも不確定要素が相当あると思います。(べつに嘘をつく人がいるとは思いませんが、答えた人が全員正直に話しているかどうか、という問題もあります。) 一方、天気予報はどうかというと、かつての予報はいざ知らず、現在は気象観測衛星を使って大気の状況を把握し、気圧、風力、気温等々、客観的なデータに基づいて、明日のお天気を予報するわけです。もちろん時間の経過とともに新たな事象がおこるので、今日のこの時点における明日の予報があたらないことはありますが、少なくともある時点におけるある地点の気圧(つまり予報の前提)は1つしかないはずです。 というわけで、少なくとも個人的には、大統領選の結果はprojectするもので、お天気はforecastするものというのは違和感なく感じられます。
No.1です。補足します。 >CNNのメールアラートで大統領選挙の結果を"project"すると言う風に使われていたからです。 cherry77さんの回答にもあるように英語固有語とラテン語(フランス語経由も含め)系の言葉があり、一般にラテン系の言葉は音素が多く(communication, projectionなど)専門的、学術的なニュアンスが出せるようです。 極端な比較をすれば、ご飯とライス、拾うと取得のような関係でしょう。 forecastもprojectも将来のことを予測(計算)しているので夫々の動詞の主たる使い方に差があっても、境界線ではどちらの単語を使っても意味は同じとなるケースだと思います。
お礼
補足頂き有り難うございました。
語源的には forecastは英語の固有語からで projectはラテン語に由来します。foreが「前」で、castは「投げる」を意味します。projectも同様にproが「前」で、jectが「投げる」を意味します。 また、「大統領選挙の結果を"project"する」の部分では projectをforecastに置き換えても 殆ど同じ意味になると思います。 それと、to forecastは単独だと「天気を予測する」の意味になりますが、to projectは目的語が必ず要ります。
お礼
ゲルマン系の単語とラテン系の単語の違いのご説明ありがとうございました。
例えば今年のカラーTV需要は500万台になるだろうと予測するのがForecast, わが社は需要の15%は販売したいと計画を作る(販売を企画する)のがprojectになると思います。つまり、projectするためにはなんらかの根拠(データ、資料など)が必要で、売れるだけ漠然と売ることはprojectするとはいえないでしょう。 Forecastは将来の予測ですから天気予報にも使われます。(the weather forecast)
補足
回答有り難うございます。 この質問のもともとの発端はCNNのメールアラートで大統領選挙の結果を"project"すると言う風に使われていたからです。 ご承知の通り、CNNが大統領を計画して当選させる訳でもありませんし、開票結果を元に予測しているのだと思いますが、明日の天気でも最近は過去の天気統計、気圧、衛星情報を元に予測しているので根拠にもとづいて出されていますが、この点はどう理解したら良いでしょうか?
お礼
財務諸表上の詳しいご説明有り難うございました。