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芥川龍之介の羅生門

高1です。もうすぐ期末テストなのですが、テスト2週間前にコロナに感染してしまい、テスト範囲の内容がよく分からなくて困っています。 そこで、芥川龍之介の羅生門について、話の全体的な内容と大事なところを知りたいです。話の内容すらほとんど分からないので詳しく教えて欲しいです。 回答よろしくお願いします🙏

質問者が選んだベストアンサー

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  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10068/12612)
回答No.1

>芥川龍之介の『羅生門』について、話の全体的な内容と大事なところを知りたいです。話の内容すらほとんど分からないので詳しく教えて欲しいです。 ⇒その筋の文献などを参照しながら、以下のとおり、『羅生門』のあらすじや現代的な意味をお答えします。 @『羅生門』の舞台など 芥川龍之介『羅生門』は平安時代の京都が舞台です。羅生門とは、朱雀大路にあった平安京の正門・羅城門のこと。この当時の京都は、飢饉や竜巻、天変地異などで廃れていっていました。登場人物は下人(奴隷のような召使)と老婆の二人だけ。 *なお、『羅生門』は、初版本(大正6年、阿蘭陀書房刊)によれば、わずか17ページの掌編(短編より短い)です。1~2時間で読めます。テストの後にでも、読んでみてください。 @『羅生門』のあらすじ ある日の夕暮れ時、暇を出された一人の下人が生きる術を失って、羅生門の下で途方にくれていた。下人は門の楼(〔ろう〕物見やぐら)に上ってみると、老婆が女の死体から鬘〔かつら〕にして売る為に髪を抜いているのを見て怒る。老婆は、「(立派なことではないが)悪いことだとは思わない。そうしなければ飢え死にするからだ」と答えた。これを聞くと下人は「きっと、そうか」と言い、自分も生きるために盗人になることを決心して、「では、己〔おれ〕が引剥(〔ひはぎ〕衣類をはぎ取ること)をしようと恨むまいな。己もそうしなければ、餓死をする体なのだ」と言うなり、素早く老婆の着物をはぎ取った。そして、しがみつこうとする老婆を足蹴〔あしげ〕に、夜の闇へと消えていった。 @『羅生門』が現代の我々に語ること 『羅生門』の内容を一言で言うと「どうしようもなくなった下人が盗人になることを決意するまでの物語」となります。つまり、『羅生門』は《人間のエゴを表現した作品》だと言われています。『羅生門』を読むと、つきつめれば人間の本音にはこういう部分もあるという気持ちになります。我々が、実際に飢えるしかない状況に立てば、自分だって生きるために何をするか分かったものではありません。人間が人間らしくいられるのは、現代のように衣食住が守られているからです。それらがなく、追い詰められれば人間だって獣になります。エゴというと悪いイメージを持つ言葉ですが、でも、エゴは時に自分自身を守るための行動でもあると感じました。そういった人間の生き方という部分で、もう一度考えるきっかけとなる作品でした。人間の本質、深い部分が見えてくる面白い小説でした。 @『羅生門』に関するその他の詳細は、 https://books-laboratory.com/akutagawa-ryunosuke-rasyomon/#google_vignette をご覧ください。

fula9631
質問者

お礼

ありがとうございました!助かりました!

その他の回答 (1)

  • gunsin
  • ベストアンサー率32% (427/1332)
回答No.2

黒澤明監督が映画化してます、レンタルDVDで視聴するのが 宜しいかと。 女優 京マチ子の美しさに触れられたし。

fula9631
質問者

お礼

ありがとうございました!

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