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戦前における日本史の年号
平安京に遷都したのは794年と学校で教えられていますが、戦前の学校教育では何と教えられていたか教えてください。
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- staratras
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回答No.1
西暦は使わず、和暦(元号)または皇紀が使われていましたので、延暦13年または皇紀1454年です。 例えば1934年の「尋常小学国史」(上巻)では、以下の通りです。(漢字は現行表記に変えています) 「桓武天皇は光仁天皇の御子である。天皇は、和気清麻呂の申し出た意見をおとりあげになって、今の京都の地が、山河のうるはしい上に、便利が良いので、紀元一千四百五十四年(延暦十三年)、都をここにお定めになった。」とあります。 なお「レファレンス協同データベース」に検索結果によれば、小学校(尋常小学校・国民学校)の国定の国史教科書では時期によって、表記が微妙に異なっています。(上に引用したのは第3期です) 皇紀+和暦(和暦のフォント・小) 第1期 和暦+皇紀(皇紀のフォント・小)/明治期は元号のみ 修正第1期 皇紀(和暦) 第2期・第3期 和暦のみ 第4期・第5期 なお余談ですがこの平安京遷都の皇紀1454年には「一夜越し(ひとよごし)」という暗記法があったそうです。回答者の親の世代は「一二、一二と仏教伝来」と覚えたと言っていました。皇紀1212年だからです。