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秒のsecondと第二のsecondは同じ単語?
(A)ファースト/セカンド/サード等のsecondと、 (B)秒の意味のsecondは、 綴りは同じだったかと思い辞書を引いた結果、 綴りは同じでしたが、 辞書では以下のように3つに分かれていました。 second1(第 2の・・・などの意味) second2(????) second3(秒・・・などの意味) こういう場合は (A)のsecondと、 (B)のsecondは、 同じ単語と考えていいのですか? それとも綴りが同じ別の単語と考えるのですか?
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「2番目の」という意味の second と、「秒」という意味の second は、同じ綴りの単語ですが、使われ方が全く違うので、混同されることはなく、容易に区別することができます。 「2番目の」という意味の second は ordinal number 序数 または determiner 限定詞として使われ、順序があるものの中で第1番の次である、つまり「第2番目」という意味で使われます。主に名詞の前に置かれて形容詞として働きます。順序の中での2番目ということなので、常に唯一のもの(複数の second はありえない)ということから、冠詞をつけないか、つける場合は the をつけます。 「秒」という意味の second は常にその言葉自体が名詞(可算名詞)として使われます。数えることができる名詞なので、複数の場合は seconds となり、冠詞は複数をつけず seconds、単数の場合は必ず a second となります。 このように、使われ方が全く違うので、綴りが同じの別の単語です。文の中で使われる意味や使われ方も、ひと目見てすぐに区別がつきますので、綴りが同じでもこの2つの単語が混同されることはありません。
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- Nakay702
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以下のとおりお答えします。 >秒のsecondと第二のsecondは同じ単語? ⇒「秒のsecondと第二のsecond」は、語源的には関係あります*が、 現在は、「綴りが同じ別の単語」として扱います。 *語源的な関係 時間の基準単位(hour) を60に分割したものが「分」(minute) で、 次(第二、二番目)に分割したものが「秒」(second minute) です。 なお、"minute" は「1/60に分割したもの」の意。ということは、 "second minute" は「第二に分割したもの」の意味ですが、 "second minute" の "minute" を省略して "second" だけで 「秒」を表わすようになりました。
お礼
有り難う御座います。 語源まで考えると面白いですね。 辞書で別項目に分かれて書いていれば、 綴りが同じ別の単語と考えることにします。
- ji1ij
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second以外にも別の意味をもつ英語はたくさんありますよ pension ・宿泊施設 ・年金:オーストラリアでは老齢年金を Age Pension と呼んでます book ・本 ・予約 change ・つり銭、小銭 ・変える right ・右 ・権利 fire ・火、火をつける ・解雇(クビ) bank ・銀行 ・土手
お礼
有り難う御座います。 幾つか例を挙げてくださり感謝します。
- ji1ij
- ベストアンサー率26% (466/1738)
そうです、同じ単語に異なる意味があるのです 日本語でも 京・・・皇居のある土地、京都の略称の様に場所を表す 京・・・一、十、百、千、万、億、兆、京・・・と数字の単位にも使う
お礼
有り難う御座います。 確かに日本語の京という感じは、そうですね。
言語学者でもない私の個人的な捉え方になりますが、 「辞書に、別の単語として項目を分けられていたら別の単語(少なくともその辞書の中では)、一つの項目の中で意味(1),(2),(3)…のように区切られているだけなら一つの単語」 と私は理解しています。 英語の場合、Oxford Dictionaryという権威があるため、こちらで検索してみてどうだったかに当てはめればだいたい大丈夫なのではないでしょうか。 今回のsecondについては別項目ですね。となれば、別単語と受け止めてよいのでは。 (2番目、のほうの)second(Oxford Dictionary) https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/second1_1?q=second ちなみに私が高校時代に使っていた英和辞書ジーニアスでも別の項目になっています。 なお、ご質問の主筋からするとたいへんな蛇足に思われますが、secondについて少し思うところを述べます。 まず由来から。 この秒の語源を紐解くと、なぜ2番目を意味する単語で呼ばれるようになったかおおよそがわかります。 もともとはラテン語が語源です。 最初に「分」が作られたとき「分」を「最初の分割パート」というふうに呼んだんですね。その次に「秒」を作る、これを「2番目の分割パート」と呼びました。 ただこれ、長くないですか?日常で「今は13時間40最初の分割パートだから…」などと言うのは面倒ですよね。 ですから、いつからなのかは私には定かではありませんが、一部分だけで分や秒を指すようになりました。こうした省略は世界中の言語で見られます。 (日本語に置いてsewing machineをミシン、custard puddingをプリンと省略したのは言語学的にこれは同じ省略なのでしょうか、それとも聞き取れなかったために後半だけ残ったという説が正しければこれは別の刈り取りとして扱われるのでしょうか) 話を戻しまして、ラテン語のその省略した形を英語がそのまま借用して、分はminute、秒はsecondとなりました。 検索すれば秒の語源はたくさんのサイトで書かれていますが、私は特に英語史・歴史言語学の研究者であり慶応大学文学部教員である堀田隆一のブログをご紹介します。 (そもそもこのブログ自体が慶応大学のサイト内に書かれています) #70. second には「秒」の意味もある[etymology][numeral][clipping](hellog~英語史ブログ) http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2009-07-07-1.html この「昨日[2009-07-06-1]は second の語源にさかのぼって,」とある昨日のエントリがこちらです。 http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2009-07-06-1.html こちらのエントリには「sequī から派生した語はおびただしく,枚挙に暇がないが」とあります。 これをお伝えしたかったのです。 派生した語はたいへん多いため、secondは非常に幅広い意味を持ちます。 辞書をご覧になったそうですが、「第2の」のほうの項目には、動詞になる場合には、支持する・採択する・援助を受ける・(ボクサーの)セコンドを務める、(公務員などが)一時的に配置換えになる、など多岐にわたっていたと思うんですね。 しかし、秒だけは独立した項目として別に書かれている。 同じつづりで同じ語源から生まれた言葉の場合、それを「同一の単語とみなすか」「別の単語とみなすか」は、簡単ではないだろうと思います。 しかしそれでも、概ね統一した記述がなされているならば、言語学において何かルールがある、少なくとも言語学者としては何らかの感覚があるだろうと思われます。 その肝心の部分を回答できず、たいへん散らかった回答となって申し訳ないのですが…。 素人としての私は、「(格が高いとされる)辞書で別項目で載っていたら別単語、同じ項目内で数字で割り振られているだけなら同じ単語」と認識しています。
お礼
有り難う御座います。 頑張って全て読みました。 権威のある辞書に、どう書いているかという点も、 判断基準に、なるのですね。
- neKo_quatre
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同じ単語で、意味や用法が複数あるって事で良いと思う。 例えば、 goo辞書 - 綴り https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%B6%B4%E3%82%8A/#jn-147751 | 1 つづること。また、つづったもの。とじ合わせたもの。「伝票の―」 | 2 欧米語などを表記する際の、文字の並び。スペリング。スペル。「ローマ字―」 | 3 布切れなどをつぎ合わせて作った粗末な衣服。つづれ。 | 出典:デジタル大辞泉(小学館) goo国語辞書 凡例 https://dictionary.goo.ne.jp/help/jn/ | 意味・用法の記述 | (2)意味・用法の区分を示す標準的な記号としては 1 2 を用いた。~
お礼
有り難う御座います。 そういう考え方も、ありますね。
(1) 「二番目の」という意味の second について second (adj.) c. 1300, "next in order, place, time, etc., after the first; an ordinal numeral; being one of two equal parts into which a whole is regarded as divided;" from Old French second, secont, and directly from Latin secundus "following, next in time or order," also "secondary, subordinate, inferior," from PIE *sekw-ondo-, pariticipal form of root *sekw- "to follow." (2) 「秒」という意味の second second (n.1) "one-sixtieth of a minute of degree," also "sixtieth part of a minute of time," late 14c. in geometry and astronomy, seconde, from Old French seconde, from Medieval Latin secunda, short for secunda pars minuta "second diminished part," the result of the second division of the hour by sixty (the first being the "prime minute," now simply the minute), from Latin secunda, fem. of secundus "following, next in time or order" (see second (adj.)). https://www.etymonline.com/search?q=second 上のように書いてあります。ということは、この二つの second は両方とももともと「2番目の」という意味だったということになります。
お礼
有り難う御座います。 語源や歴史を勉強すれば、そうなるのですね。
お礼
有り難う御座います。 そのように、 使われ方が全く違うので、 綴りが同じの別の単語だと分かるのですね。