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献上品の幕府返礼
海宝漬けとか近江の牛味噌漬けとか薩摩の豚とか、幕府へ名産品が献上されますが、幕府はその都度何か返礼品を出していたのですか? 出していたとしたらどのようなものでしょうか?
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新潟村上藩の「鮭」も毎年幕府へ献上されていたそうですが、幕府がその都度返礼品を渡したという話は寡聞にして耳にしたことがありません。 TV番組によると今でも、東京の徳川本家には毎年「白魚?(前から見ると三つ葉葵に見える魚)献上の儀式」が行われているそうですが、返礼品が何かは報道されていませんでした。 ナレーションで、静岡あたりの漁民に家康が東京湾のどことかの漁業権を与えた事に対する御礼が続いているとか言っていたと思います。 さらに、一々返礼しているとその額や品物によって、献上品に優劣を作ることになりそうなので、たぶん返礼はしなかったと思います。「たいそううまかった」などの褒め言葉で十分かと思います。 逆に、大名が参勤交代でお国帰りするときは、将軍家から「白銀、白布、小袖」など(場合によっては名刀)がそれなりの量下賜されたようです。そのあたりを決める際、土産への返礼も配慮されたのではないかと思います。 それに対して大名も「御礼」としてその半分くらいの白銀、白布、名産品などを贈ったようです。 余談ですが、当時の常識として献上に対する「返礼」は、献上品の数倍の価値の物が下賜されたようで、献上した者はたいそう(一般の貿易以上に)儲かったのです。 それで中国は、やたらに献上されることがイヤで、献上できるのは琉球などごく一部の国・地域に制限したという話もあります。
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- ithi
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jkpawapuroさん、こんばんは。 柏書房で出版した「文化武鑑<大名編>」という本に参勤交代の聚富の際の贈答品や季節毎の贈答品の記事があります。県立レベルの図書館で参照してください。 ちなみに武鑑とは、江戸幕府の役人や大名の紳士録です。詳細は下記のURLを参照してください。 武鑑 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E9%91%91
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ご回答ありがとうございました。
- suummer
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今でいう賄賂のようなものですからそんなことはしません。お中元やお歳暮は上司や取引先への付け届けに近いものですが、それと同じような意味を持っていました。
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ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど参勤交代の土産に色がついたかも?という感じなのですね。