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「~するが。」の「が」の文法的意味を教えて下さい
日本語勉強中です。 色々な辞書を引いていましたけど、なかなか見つかなかった。 「亀岡盆地が巾着の口をすぼめるみたいに谷へ吸われるその山峡を汽車南下する#が#、平野部では目につかなかった山が、このあたりから剃刀でえぐったような渓流になっている。」
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- widey
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「Aであるが、Bである」の「が」が逆接でない場合、もう一つは「Aのことは一旦おいといて、Bということだ」の意味です。
- marisuka
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もう一度 辞書を見直してください。 助詞>接続助詞>が の項目に、1逆接 2順接 とあるはずです。 例文中の「が」は逆接ではなく順接です。文を切らずに内容をそのまま続けるときに使われます。すると、そして、くらいの意味です。「が」は多くの場合 逆接として使われるのでまぎらわしいです。順接で使われている例文を挙げておきます。 ・昨日また例の店に行ったんだが、なかなかよかったよ。 ・あの店は名店とのうわさだが、その通りだったねえ。 ・料理にはいろんな凝った名前がつけられているんだが、どれも洒落ててね。 ・日本語の勉強中ということですが、がんばってください。
- petertalk
- ベストアンサー率69% (156/225)
日本語を勉強されているということなので、 少し冗長になりますが、関連の知識も書いておきますね。 ~南下する「が」~ ・品詞 まず品詞は「助詞」で、更に分類すると、助詞の中の「接続助詞」です。 接続助詞の「が」と「接続詞」の「が」は見た目が同じなので、 日本人でも区別ができない人が多いですが、 接続助詞は「付属語」、接続詞は「自立語」という違いで見分けます。 ・文節、自立語、付属語 日本語の文章を「文節」という意味の単位に区切ったとき、 「文節」の先頭に一つだけあって、単独で意味を持つ単語が「自立語」です。 これに対し、単独では意味を持たず、他の単語に付属して 「文節」を構成する単語が「付属語」です。 質問の文を文節で区切ると以下です。 /その/山峡を/汽車(は)/南下するが、/平野部では/ 「南下するが」が一つの文節で、自立語は、動詞「南下する」なので、 「が」は付属語、従って、「接続助詞」です。 もし原文が、~南下する。が、~ であれば、文節の区切りは以下で、 したがって、「が」は自立語であり、「接続詞」になります。 /その/山峡を/汽車(は)/南下する。/が、/平野部では/ 自立語と付属語の見分け方 https://www.kokugobunpou.com/文法の基礎/単語の分類-1-自立語と付属語/#gsc.tab=0 ・「が」の意味 接続助詞「が」のgoo辞書と広辞苑の説明と、そのリンクです。 表現に多少の違いはありますが、単に接続する用法と、 相反する事柄を接続する用法のどちらもあることが書かれています。 、 ➋[接助]《の4の用法から発達して中古末期に確立した》活用語の終止形(古語では連体形)に付く。 1 単に前の句をあとの句へつなぐ意を表す。 「すみません―、しばらくお待ちください」 2 相反する句をつなげる。けれども。 「昼は暖かい―、夜はまだまだ寒い」 「走りつづけた―、間に合わなかった」 goo辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/word/が/#jn-34930 ➋(接続助詞)活用語の連体形を受ける。 ①前後の句を接続し、共存的事実を示す。「…ところ」などの意。 ②転じて、前後が反対の結果になり、食い違う事柄に移行したりする意を表す。「…けれども」の意。平家物語6「熊野の別当湛増も平家の重恩の身なりし―、其も背いて源氏に同心の由聞えけり」。「声をかけた―、答えがなかった」 広辞苑 https://sakura-paris.org/dict/広辞苑/exact/が ・①単に接続しているか、②食い違う事柄を接続しているか 日本語では、単語の機能によって文の意味が決まるのではなく、 文の意味によって単語の機能が決まるようなことがよくあります。 ここでは、「が」の前後の事柄は、相反するとまでは言えないので、 ①単に接続している、と考えられます。 ですが、もし、以下のように、 明らかに相反する事柄が続いていれば ②食い違う事柄を接続している、となります。 「~汽車(は)南下するが、平野部では北上し~」とか 「~汽車(は)南下するが、平野部では巾着の口をいっぱいにひろげたように~」
- kine-ore
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#3です。 ついでですが、この例文には不自然な箇所が見受けられます。 >…が、平野部では目につかなかった山が、このあたりから剃刀でえぐったような渓流になっている。 : この後段は主部が「平野部では目につかなかった山が」であるならば、述部の「…渓流になっている。」では、その繋がりが不明瞭に思われます。 せめて「…<その>山<間>(やまあい)が、…渓流を<成して>いる<のだった>。」とか、「…<その>山<肌>(やまはだ)が、…渓谷を<成して>いる<のだった>。」あたりの意味合いでしょうか。
- kine-ore
- ベストアンサー率54% (808/1481)
>色々な辞書を引いていましたけど、なかなか見つかなかった。 : 「接続助詞」という項目にて、次の通り普通に出ていますよ。 ・「🈔《接続助詞》<終止形について>①その前後に述べたことをつなぐ役目をする。逆接の時も順接の時もある。「努力をした<が>、解決には至らなかった」「食ってみた<が>、予想通りの味だった」 (「岩波国語辞典」岩波書店) ・「(接続助詞)㈢前件にかかわらず、それと対比的な後件が事実として存在汁ことを表わす。「いい天気だ<が>、風が冷たい」(「新明解国語辞典」三省堂) ・「🈔《接続助詞》活用語の連体形を受け、上の文と下の文を種々の関係において接続する。「終わりましたが、帰っていいですか」」(「国語大辞典」小学館) ・「(接続助詞)活用語の連体形について前後の句を接続し、共存的事実を表わす。徒然草「…枝もたわわになりたる<が>、まはりをきびしくかこひたりしこそ少しことさめて」」(「広辞苑」岩波書店) この「接続助詞が」の用法に関して、より詳しくは次のようなものがあります。 ・岩淵悦太郎編著「第三版 悪文」(日本評論社)
接続詞"が" (定義) 逆接の接続詞。 句と句・文と文を結びます。 「前で述べたある内容から予想される内容とは別の内容」「前で述べたある内容と対照的な内容」を述べる場合に使われます。 「しかし」「ところが」などの他の接続詞は、後で述べる内容が「予想に反している」「対照的である」ことを強く強調する場合に使われるのに対し、「が」は「予想に反している」「対照的である」ことを軽く強調する場合に使われます。 (例文) ・何度も説明書を読んだが、操作の仕方が分からかった。 ・何度も説明書を読んだ。しかし、操作の仕方が分からなかった。 ・ダイエットのため毎日3キロ走っている。が、なかなか体重が減らない。 ・ダイエットのため毎日3キロ走っている。しかし、なかなか体重が減らない。 ・日本語は簡単だ。が、英語は覚えることがたくさんある。 ・日本語は簡単だ。しかし、英語は覚えることがたくさんある。 あと、質問文を読みやすい日本語に修正するならこうなります。 >>日本語を勉強中です。 >>色々な辞書を引きましたが、見つかりませんでした。
- f272
- ベストアンサー率46% (8469/18131)
単に前の句をあとの句へつなぐ意を表します。 ...その山峡を汽車南下する。そして、平野部では... というのとほぼ同じ意味です。