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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:貨幣市場におけるワルラスの法則とは)

貨幣市場と債券市場の関係について

このQ&Aのポイント
  • 貨幣市場と債券市場は表裏一体の関係にあります。資産を貨幣として保有するか、債権として保有するかは利子率を勘案して決定されます。
  • 貨幣市場での需要が増えると、債券市場の需要が減少し、超過供給となります。逆に貨幣市場の需要が減少すると、債券市場の需要が増え、超過需要となります。
  • 債権の発行側が得たお金のことを考慮する際には、貨幣市場と債券市場の関係だけではなく、その資金の使途や経済全体の需要と供給の関係も考慮する必要があります。

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回答No.1

教科書のマクロモデルを考えてみましょう。主体は家計と企業と政府です。(銀行等の金融仲介機関は必要に応じて考える。)中央銀行は金融政策の主体として政府の中に含めてもよいし、独立の主体と考えてもよい。 ・家計は企業に労働を提供し、所得を得ると同時に企業が生産した財を消費する存在だが、企業を株主として所有する存在でもある。家計はまた企業が発行する社債を購入したり、政府に税を納め、政府の発行する国債を購入する存在でもある。家計は債券(社債・国債)だけでなく、通貨を取引手段あるいは資産として保有する。 ・企業は家計から労働を購入し、財を生産し、家計や政府に供給する。利潤があると、企業の所有者(家計)に分配(配当)する。 ・政府は企業が生産した財を購入し、それを「公共財」として民間(家計・企業)に提供する(政府支出)。政府は政府支出を家計への課税や国債の発行で賄う。 いま、家計はWdを家計の金融資産への需要、つまり、債券需要と通貨需要の合計とすると、 Wd=Bd(r)+L(r) と書ける。rは金利で、金利があがると債券需要は増加するが、通貨需要は減少する。金利は債券でなく通貨保有することの機会費用を表している。つまり、金利が上がると、通貨を保有することはコスト(機会費用)が高くなることを意味するからだ。一方、金融資産の供給をWと書くと、Wは債券の供給Bと通貨供給Mからなるので、W=B+M. よって金融市場の均衡は B+M=W=Wd=Bd(r) + L(r) 成立すること。移行すると (Bd(r) - B) + (L(r) - M) =0 が成り立つ。債券市場の超過需要Bd(r)-Bと通貨市場の超過需要L(r)-Mは合計すると0になる(ワルラスの法則)。よって、通貨市場に均衡M=L(r)が成立すると、債券市場でも均衡が成立するということ。金融市場の均衡を見るためには通貨市場の均衡をみるだけでよい。

spongetak
質問者

お礼

なるほど、この式を見てみると結構シンプルなことを言っているのですね。ありがとうございます。

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