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流動性選好理論について教えてください
経済学を学び始めたものです。 流動性選好理論で 債券利子率下落⇒債券価格上昇⇒債券割高⇒債券需要下落⇒貨幣の資産需要上昇という流れの中で 最初の債券利子率下落⇒債券価格上昇というロジックが分かりません。債券の利子率が下がれば、債券を買うお得感がなくなり、債券価格は下落するのでないんでしょうか? できるだけ、丁寧に教えて頂ければ助かります。
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例を使って考えてみましょうか。 まず、額面100万円で利率2%の債券があったとしましょう。この債券を持っていれば、年に2万円ずつもらえます。 ところがその後、世の中の金利が下がって1%になったとします。そうすると、2%の債券は非常に魅力がある利率ですので、皆が買いたいと思って価格が上がります。なぜなら、今100万円で債券を買っても、金利が1%ですので年に1万円しかもらえないからです。 どこまで上がるかというと、今の金利が1%ですから、[債券価格]×1%=2万円となるように債券価格が決まります(計算してみてください)。 具体的には、既発債の価格が上昇するということですね。