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古墳時代あたりに日本に渡ってきた外国人
和歌山熊野の青岸渡寺の伝説では、4世紀に裸形上人がインドから渡ってきたとの事ですが、まだ、中国からならわかりますが、インドはどうかな?と思わないでもないですが…太古の昔にあるこのような伝説(日本書紀の記述を含む)は、どこまで史実と思われるでしょうか?
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>どこまで史実と思われるでしょうか? →遺跡(遺構、遺物)が残っており、科学的な分析などで年代、産地などが決定できないと史実だとは言えないと思います。 たとえば、裸形上人の骨が見つかって、年代測定やDNA鑑定、身体的特徴などから判断されるとか、遺物が見つかって、4世紀のインドの物だというようなことがわからなければ、無理だと思います。 ただ、以下のことから、インドから日本に渡ってきていた可能性は否定できないとおもいます。 ・3世紀に書かれた「三国志」では、卑弥呼は景初2年(238年)以降、帯方郡を通じて魏に使者を送っている。また、朝鮮半島の国々とも使者を交換していた。 ・5世紀に書かれた「宋書」では、倭の五王と呼ばれる日本の支配者から朝貢が行われたことが記されている。 ・中国はインドや西洋との交易をシルクロードを通じて紀元前2世紀から行っている。 様々な言い伝えについて、史実かどうか推定して、いろいろ考えることは楽しいと思います。 熊野あたりだと、「徐福伝説」もありますし。
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- oska2
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>和歌山熊野の青岸渡寺の伝説では、4世紀に裸形上人がインドから渡ってきたとの事です その通りですすね。 青岸渡寺に限らず、西国33所霊場のお寺は「インドから来た僧が開いた」という起源が多いです。 >中国からならわかりますが、インドはどうかな? 推測ですが・・・。 仏教は「インドで誕生」していますよね。 現在の仏教でも、「西国浄土=インド地方」です。 ですから、神秘性+仏教誕生地=寺院の正当性を求めたのかも知れませんね。 >伝説(日本書紀の記述を含む)は、どこまで史実と思われるでしょうか? 日本書紀の記述は、あくまで「天智天皇を滅ぼした、天武天皇の正当性を記載した勝者側の記述」に過ぎません。 と同時に、藤原一族の権威付けが目的の物語です。 例えば、蘇我一族を滅ぼしたのは「天皇家を蔑ろにする」ので殺したと書いていますよね。 が、実際は「百済救援軍の派兵を、蘇我氏は反対した」事が原因です。 百済救済に野望を持つ鎌足+中大兄皇子派と、全方位外交を主張する蘇我派の戦いです。 ただ、日本書紀を偽書とすれば今の天皇制は崩壊しますがね。 韓国の教科書でも「檀君神話」から歴史が始まっています。 ※日本でも、敗戦まではアマテラス神話から歴史教科書が始まっていた。 勝者による都合の良い史実=歴史・記録(寺伝など)です。 勝者の記述に反対する記述は全て「偽書」扱いになるのが、現実ですがね。^^;
お礼
なるほど。それほど現実性は低いわけですか。ただ、確か、宮崎あたりの海岸に異形の外人が漂着したという記述なんかは有り得そうですね。いずれにしても、漂着してからのその後が気になりますが…ありがとうございました。参考になりました。
- g27anato
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インドから、 (東南アジア、中国を通り、 朝鮮半島を経由して) 渡って来た。 つまり、話を端折っている。 …そう捉えるのが理にかなってます。
お礼
でしょうね。なるほど。ありがとうございました。
- D-Gabacho
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大木をくりぬいて作られた東南アジアの丸木舟が、黒潮に乗って熊野地域に流れ着くことがあった(杉中浩一郎)とか、熊野の人々は東南アジアや中国南部から黒潮に乗って熊野灘にやってきた人々だという説(植島啓司)もありますから、何かしらの史実を反映している可能性はあると思います。 なお、ベトナムには三国時代の呉に渡り孫権の支持を得て江南地方最初の寺院を建立したとされる康僧会など、インドから中国に渡る多くの僧侶が滞在したそうです。そういうインド僧のなかに熊野に流れ着く人がいたということも、あり得るかもしれません。 <参考> 熊野とゾミア -アピチャッポン・ウィーラセタクンの表現を起点に- https://kinan-art.jp/info/6693/ 場所や土地を新たな視点から問い直す・第2回海の民、倭人の龍神信仰 https://www.tokaiedu.co.jp/kamome/contents.php?i=117 仏教へのいざない 第13回 東南アジア仏教2 https://todaibussei.or.jp/izanai/13.html
お礼
丸木舟ですか…どうですかね… ま、作りが単純なだけ、頑丈ではあるでしょうね。その先に大陸があるか分からない状態で漕ぎ出すのは、飛んでもない勇気が必要だったでしょうね。ありがとうございました。大変、参考になりました。
- samkim1
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三蔵法師は中国河南省洛陽から往復してるから、有る話でしょう。
お礼
なるほど。三蔵法師が居ましたね。ありがとうございました。
お礼
なるほど。ただ、中国経由なら有り得ると思いますが、インドから直接というのは、どうですかね…徐福…新宮にあるスポットですね。行きました(笑)それと、西方の極楽浄土を目指して船で和歌山の海から船出したお坊さんのその後も気になりますね…ありがとうございました。参考になりました。