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英文の原詩について(4)
- 膨大な数の蜂たちがこの豊かな巣に群がっていた。この蜂たちが、繁栄を生み出している。互いの欲望と虚栄心を満たそうと、何百万という蜂たちが懸命に働いている。一方、何百万の蜂たちが、せっかく造ったものを破壊するために雇われている。全体の半分ほど供給できたが仕事に労働が追いつかなかった。
- 莫大な資本で、何の苦もなく大きな利益をもたらす事業に飛び込む者もいたが、大鎌や鋤を手に取って働くことを余儀なくされる者もいた。そうした者たちは日々汗を流し、食うために体の続く限り手足をすり減らしている。
- 得体のしれない仕事に従事する者もあるが、そんな仕事に奉公人を送り出す者はほとんどいない。それは、元手なしでも、恥知らずなだけですぐできる。苦難を舐めることもなく商売を始められる。詐欺師、食客、女衒、博奕打ち、スリ、贋金造り、偽医者、占い師など、真面目に働くことを嫌うこうした連中は、ずる賢く立ち回って、気立ての良い、無知な隣人の労働を自分たちのために使おうとする手合いである。
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#2です。 私の勘も的を得ていたかもです。 >>(三)のBrassとCrossあたりについてはいろいろな推測が錯綜しています。 Crossに関しては、small coinの意味で、without a Crossは、without moneyの意味だとAnd may set up without a Crossで検索するとどこでも出てきますので、これはお訳の通り「元手なしでも、」でよいのではないでしょうか? Brassに関しては、論文検索しても誰も解説していないので諦めかけましたが、Where there's muck there's brassというイデオムの解説としてBrass has been used as the name of copper and bronze coins, and later of all forms of money, in the UK since at least the 16th century. https://www.phrases.org.uk/meanings/408900.html と載っていました。#2で私が回答しましたように「銅貨=>小銭」とは限定はできないものの「お金」の意味ではあっていたようです。ちょうど、時代的もあっているように思います。
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- SPS700
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今やっとログインができるようになりました。 さて、Naky702 さんの難問に取り組めますやら。と重い腰を上げかねているのです (い)面手(正門)からは歯が立たないので搦手(裏門)から (ろ)周りから手がかりを探す 名前が fable だ fable とはBCE1120年ごろのエジプトからある。 それは羊の番を豹のような肉食の動物がやっている絵だ。 この fable は全部で433行ある。終わりに moral がある。 まあこのようなものを突き合わせると*以下はあっているのでではないか、と思います。さすがNakay702さんですね。脱帽。
お礼
SPS700さん、ご回答ありがとうございます。 >(い)面手(正門)からは歯が立たないので搦手(裏門)から >(ろ)周りから手がかりを探す ⇒楽しい発想に癒されます。ついでですから、「後ろ手」からもお願いしちゃおかしら。 >名前が fable だ fableとはBCE1120年ごろのエジプトからある。それは羊の番を豹のような肉食の動物がやっている絵だ。 ⇒そんな古い時代からあるんですね! 驚きました。 >この fable は全部で433行ある。終わりに moral がある。 ⇒そうなんですよね。「寓意」ないし「教訓」ってやつです。イソップ物語はその代表かも知れませんね。 >まあこのようなものを突き合わせると*以下はあっているのでではないか、と思います。⇒それはどうでしょう。ちょっと疑わしいかも知れません。もし何か見つかりましたら、またご開示くださいますよう、お願いします。
- lived_in_room13
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#2の書き忘れです。 どうもこの詩は、蜂の観察というよりも、「蜂といいつつ、人間社会の風刺」のように感じましたので#2のように回答しました。
お礼
>どうもこの詩は、蜂の観察というよりも、「蜂といいつつ、人間社会の風刺」のように感じましたので#2のように回答しました。 ⇒そうですね。そもそもこの作品全体が、それ自体大がかりな擬人法ですもんね。ありがとうございました。また何かご着想の折はぜひご開陳くださいますようお願いします。
- lived_in_room13
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あれ!? てっきり、私が来れない間にOEDさんが回答しているかと思っていました。私の個人的な感想ですが、 (一) お訳の通りだと思いますが、 >>While other Millions were employ'd, To see their Handy-works destroy'd; *They furnish'd half the Universe; Yet had more Work than labourers. >>一方、何百万の蜂たちが、せっかく造ったものを 破壊するために雇われている。 売れないものは廃棄するしかないとはいえ、この箇所には切なさを感じますね。 >>*(巣に必要ものは)全体の半分ほど供給できたが 仕事に労働が追いつかなかった。 もしかしたら、その蜂の「巣」というよりも、もっと広い世界を想定していた可能性がありますね。例えば、日本や米国が自社製品を世界に輸出しているように、世界をまたにかける蜂をイメージしていた可能性がありますね。 (二) お訳の通りだとは思いますが、ちょこっと感想です。 >>*And some were damn'd to Sythes and Spades, And all those hard laborious Trades; >>*大鎌や鋤を手に取って 働くことを余儀なくされる者もいた。 お訳の通りの意味だと思います。肉体労働ですね。 (三) お訳の通りだと思いますが、Brassに関してこんな解釈もあるかもしれませんね。 >>That want no Stock, but that of Brass, *And may set up without a Cross; As Sharpers, Parasites, Pimps, Players, Pick-pockets, Coiners, Quacks, South-sayers, >>それは、元手なしでも、恥知らずなだけですぐできる。 *苦難を舐めることもなく商売を始められる。 詐欺師、食客、女衒、博奕打ち、 スリ、贋金造り、偽医者、占い師など、 正解は分かりませんが、私個人の解釈としては、1700年代といいますと貨幣は紙幣代わりに「金貨、銀貨」、小銭は銅やBrass、ニッケルが使われていたそうです。なので、stockの訳が候補が多すぎて難しい所ですが、「資本、売り物、家畜、、等々」、、 'Prentices;That want no Stock, but that of Brass, 大金はいらぬ、小銭が欲しいだけの子分 という解釈もありかなと思いました。 Parasitesの訳として「食客」はさすがだと思いました。 こんな感じでいいのでしょうか?
お礼
>あれ!? てっきり、私が来れない間にOEDさんが回答しているかと思っていました。私の個人的な感想ですが(…) ⇒各種のご示唆をありがとうございます。おかげ様で、当初の疑問がだいぶ氷解してきました。(一)(二)はほぼ解決しそうですが、(三)のBrassとCrossあたりについてはいろいろな推測が錯綜しています。ここでは、個別の事柄は保留させていただきますが、いずれ結論の報告をさせていただきます。もしも、その間に新たな可能性などにお気づきの節は、ぜひ再度ご教示くださいますようお願いいたします。
- lived_in_room13
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今日と明日はちょっと時間がないので明後日あたりに、まだ開いていたら挑戦したいと思っております。
お礼
>今日と明日はちょっと時間がないので明後日あたりに、まだ開いていたら挑戦したいと思っております。 ⇒お忙しい中、私のために時間を割いてくださり、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
お礼
再三のご回答と貴重なご教示ありがとうございました。 ご教示いただいたことと前後のつながりなどを勘案しながら、一応の結論を得ました。 (一)については >もしかしたら、その蜂の「巣」というよりも、もっと広い世界を想定していた可能性がありますね。例えば、日本や米国が自社製品を世界に輸出しているように、世界をまたにかける蜂をイメージしていた可能性がありますね。 ⇒the Universeですもんね。「(巣に必要ものは)全体の半分ほど供給できたが…」の「巣に」を取って、ごまかしの効く言葉にしました!つまり、こうです。 They furnish'd half the Universe;(そこで必要ものは)全体の半分ほど供給できたが Yet had more Work than labourers. 仕事に労働が追いつかなかった。 (二)については >ちょこっと感想です。(…)お訳の通りの意味だと思います。肉体労働ですね。 ≫*And some were damn'd to Sythes and; ≫*大鎌や鋤を手に取って 働くことを余儀なくされる者もいた。 ⇒私の1つの疑問だったのは、なぜマイナーな Sythes(古英語Sithes、現代英語Scythes)なのか、でした。想像をめぐらせて「独解」しました。それは、対句の相棒Spades と頭韻を踏みたかったのではないか(Hoesでは不可)です。なお、そのSpades は次行のTradesと脚韻を踏むために必要だった。つまり、押韻の相棒としての要請は、Trades→Spades→Sythes と進んだ(のではないか)と憶測したわけです。訳は変更なしとしました。 And some were damn'd to Sythes and Spades, 大鎌や鋤を手に取って And all those hard laborious Trades; 働くことを余儀なくされる者もいた。 (三)については >Crossに関しては、small coinの意味で、without a Crossは、without moneyの意味だとAnd may set up without a Crossで検索するとどこでも出てきますので、これはお訳の通り「元手なしでも、」でよいのではないでしょうか? >Brassに関しては、(…)「銅貨=>小銭」とは限定はできないものの「お金」の意味ではあっていたようです。ちょうど、時代的もあっているように思います。 ≫Brassに関してこんな解釈もあるかもしれませんね。(…)私個人の解釈としては、1700年代といいますと貨幣は紙幣代わりに「金貨、銀貨」、小銭は銅やBrass、ニッケルが使われていたそうです。 ⇒各種のご示唆をありがとうございます。おかげ様で、謎が氷解しました。ただ、訳の上では一工夫必要になると思います。そこで、こう考えしました。 BrassとCross がどちらも「(小額の)金銭」とすると、衝突または同義反復が起こりますので、これを避けるために、Brassは《「恥知らず」と「はした金」の意味をかけたかも知れない》という想像をまぶし込んで、《(1)Brassを「恥知らず」としCrossを「小金」とする。(2)Brassを「はした金」としCrossを「苦難」とする》という組合せを考えました。結果としてはこうなりました。 That want no Stock, but that of Brass, それは大層な元手なしでも、はした金でよい。 And may set up without a Cross; 苦難を舐めることもなく商売を始められる。 *「それ」とした、That want no Stock のThat は「得体のしれない仕事」を指す。 以上、お礼とご報告をもってこのスレを閉じることとします。ありがとうございました。