英文の原詩について(3)
英文(古典韻文)の訳を教えてください。
古典の韻文“The Grumbling Hive”『蜂の物語』(Bernard de Mandeville、1705)を読んでいたら分からないところが出てきました。訳などを教えてください。
蜂の世界の描写場面です。
(一)
These Insects liv'd like Men, and all
Our Actions they perform'd in small;
They did whatever's done in Town,
And what belongs to Sword or Gown:
Tho' th' Artful Works, by nimble Slight
Of minute Limbs, 'scap'd Human Sight;
私訳:
ここの虫たちの生活は人間と変わるところがなかった。
規模は小さいながら、やることは人間そっくりであった。
街中ですることも人間のそれとすべて同じであった。
軍に属する人もいたし、学者仲間もいた。
小さすぎて人間の目には入らないが、
小さな手足をすばしこく動かして見事な仕事をする。
(二)
Yet we've no Engines, Labourers,
Ships, Castles, Arms, Artificers,
Craft, Science, Shop, or Instrument,
But they had an Equivalent;
Which, since their Language is unknown,
Must be call'd, as we do our own.
私訳:
我々はまだ、動力機関、労働者、
船舶、城郭、武器、職工、
工芸、科学、店舗、道具類を持たないが、
彼らはすべてを一式備えていた。
ただ、彼らの言語は分らないので、
我々のやり方で語るほかはない。
(三)
As grant, that among other Things,
They wanted Dice, yet they had Kings,
And those had Guards, from whence we may
Justly conclude, they had some Play;
Unless a Regiment be shewn
Of Soldiers, that make use of none.
私訳:…………
(最後の2行のみ。)
ただし、兵士の一個連隊にがあって、
何も(どんなサイコロも)使わないというなら別だが。
質問1:(一)(二)の私訳を添削してください。
質問2:(三)の訳文を教えてください。
以上、ご教示くださいますよう、よろしくお願いします。
お礼
lived_in_Room 13さん、美しいご回答を拝受しました。 >William WordsworthのTintern Abbeyという詩のようです。 普段は全文を読んでから問題の箇所の意味を考えるのですが、、、 >長~い! そこで、この詩についての論文を読んで大体のメッセージを読み取りました。 http://languageinindia.com/aug2017/jnuthesis1.pdf すると、「自然に身をゆだねよ。」というのがこの箇所のメッセージらしいので、 ⇒詳しい情報をありがとうございました。私はこういう情報検索が苦手ですので、助かります!「自然に身をゆだねよ。」といった雰囲気は私もうっすら感じていました。あとでクリってゆっくり拝読させていただきます。 >かなり『大胆な想像』を入れた訳になりますが、 夜の孤独な散歩は 月の光を身に受けよう 緑の大地が生み出す霧は 風のままに身に受けよう 月明りを頼りに夜のハイキング、またハイキングで緑に覆われた大地から生まれた霧に包まれるときは、なんとも言えない気分になりますから、そういう状況かな~?と想像しました。the misty mountain windsが「霧が立ち込める山の風」じゃ味がないしここが一番訳に困りました。 ⇒さすが、古典と英文の達人のlived_in_Room 13さんのお訳、「自然に身をゆだねよ」の感じの味わいを共有しつつ楽しませていただきました。 このたびもおつき合いくださいまして、ありがとうございました。また今後も、そして、QもAも、それから逸脱することも、すべてを込めて、よろしくお願いいたします。