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ざっくばらんというのは擬態語でしょうか。
余り古い言葉でないような印象を受けるのですが。
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前田勇編「江戸語の辞典」(講談社学術文庫)によれば、「ざっくばらり」は安永9(1780)年に、「ざっくばらん」はやや遅れて享和期(1801-4)に「柳多留」に出現しているようです。 淡白で隠し事がなく潔いことを、共通語では「あっさり」「さっぱり」、また方言では大坂詞「さっくりさっくり」、福岡「さっくざらり」、静岡「きっさり」などと言い、それらと共通性が感じられます。 「あっさり」「さっぱり」系の副詞を、更に形容動詞化した言い方が「ざっくばらりに」や「ざっくばらんだ」となっていった傾向が感じられます。 なお、ありのままで隠し立てのない様を言う「しかくばらぬ(四角張らぬ)」が、「しか」の縮約で「さくばらぬ」や濁音化した「さくばらん」に転音し、さらに促音化して「ざっくばらん」となったという説もあります。(参照:田井信之「日本語の語源」角川書店)
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- yuseiok
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回答No.1
「ざっくばらんは、心をざっくり割って、ばらりと明かすという意味。 擬態語の「ざっくり」や「ざっく」、「ばらり」や「ぱらり」などからと考えられる。 江戸時代から明治時代には、「ざっくばらり」という語も多く見られ、それの省略された「ざっくばら」や、ざっくばらんの訛った「ざっくばれん」という語も見られる。」
質問者
お礼
古くからの大和言葉ではないのですね。
お礼
色々興味深いお話を伺えました。響きも何となく面白い言葉ですね。