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抵当権の順位譲渡、順位放棄について教えて下さい。
抵当権などで順位譲渡や順位放棄というものがありますが、これは順位譲渡や順位放棄する方にはなにかメリットがあるのでしょうか?(受ける方はもちろんメリットがありますが。) 例えばA銀行が1番抵当権者、B銀行が2番抵当権者として、A銀行がB銀行に順位を譲るとか、放棄するということが実務であるでしょうか?
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- fujic-1990
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回答No.1
順位の譲渡、放棄とはなんぞや、というご質問ではないのですね? 銀行員になったことがないので、実務上のことは分かりませんが、昔は「船団方式」と言われたくらい銀行は互いに持ちつ持たれつの間柄でしたし、 現在でも、1行だけではリスクが大きい巨額貸付の場合に、複数の銀行が協力し合って貸し付ける(借り受ける企業のメインバンクが幹事銀行として音頭を取る)というようなことをしていますから、 自行が損をしなければ、他行に順位を譲ることもあったのではないでしょうか。 例えば、担保物件の不動産が値上がりしたり、返済が一部完了したりしてA銀行としては自行の債権が楽々返してもらえる見込みが立った(100%ではない)状態のときなど、順位譲渡や放棄をしていても不思議はないんじゃないか、と思います。 あるいは企業側がA銀行に追加融資を頼んだのに、A銀行が融資枠等の関係で貸付できない場合などなど、A銀行がB銀行に「抵当権順位譲渡(放棄)するからさ」を条件に(身代わり的な)貸付を依頼し、その結果譲渡・放棄する、などのこともありそうに思えます。
お礼
回答ありがとうございます。 ご説明よくわかりました。 そうすると、1番抵当権者がA銀行で2番抵当権者がA銀行の子会社の消費者金融という場合なども、順位譲渡することでグループ全体で考えればメリットになりうる訳ですね。