ゼロ戦はアメリカから逆（？輸入された戦後造語ですか

質問

ゼロ戦はだれでも知っている飛行機です。太平洋戦争中、国内ではレイセンと呼ばれていたという友人がいますが、そうだったのでしょうか。また太平洋戦争も大東亜戦争と呼ばれていたのでゼロ戦と同じ輸入された言葉とも言っていました。本当のところはどうなのでしょう。

回答No.4

4017B · ベストアンサー

零式艦上戦闘機の愛称通称である「ゼロ戦」という呼び方が初めて記録に登場するのは、まだ戦争真っ只中の昭和19年の11月23日付けの朝日新聞の記事ですね。その中の戦意高揚のためのプロパガンダ記事の中で旧軍の主力兵器などを紹介する形で零戦も記事の中に登場し、その際に「飛行兵達の間では専ら "ゼロ戦" と呼ばれています」という風に記事で書かれたのが最初だと思います。実際の誌面では「零戦(ゼロセン)」という感じで読み方にルビがふられていました。

P.S.
今と違い大日本帝国では完全に情報統制されており、特に軍事関連の情報はどんな些細なことであっても最高機密扱いとされていたため。今の我々、現代日本人にはお馴染みの「戦艦大和」や「ゼロ戦」などは、戦争中の当時の一般国民には全く知られておらず。新聞やラジオの大本営発表でも固有の戦艦名などは伏せられて、ただ単に対戦相手国の戦艦名を何隻撃沈した～みたいな感じでしか発表されていませんでした。なので戦争に負けて様々な情報がGHQによって一般に開示されて初めて、日本に超巨大戦艦が居たことを知った人も多かったのです。

ただし完全に情報を隠蔽することは不可能ですので。当時の軍港などの軍事施設の近隣住民はそれとなく知っていましたが、それを大ぴらに公言すれば敵国間諜として特高警察に逮捕され、死ぬまで拷問されるので皆んな見て見ぬ振りをしていました。そこら辺の間抜けな情報統制っぷりは映画『この世界の片隅に (2016年/片渕須直)』にも描かれています。

当時の軍部がどういった考えで零戦の情報を一般公開するに踏み切ったのかは不明ですが…少なくともその朝日新聞の記事で初めて「ゼロ戦」なる戦闘機が日本に存在する事を知った人も多かったと思いますし。またそれだけ当時としてはインパクトのある記事だったと思われますので、それで一気に全国的に「ゼロ戦=大日本帝国の空を守る荒鷲」というイメージと共に固定化して広まったものと考えられます。

因みに当時の航空兵達の間では「隼」こそがエリート戦闘機であり、ゼロ戦は格下の汎用機っていう認識でしたが。前述の様な経緯で一般国民に「ゼロ戦」の名称だけが広く知られてしまったため、戦後の戦争映画などでは全て「ゼロ戦こそパイロットの憧れ」みたいな誤ったイメージが定着しています。

お礼

色々知らなかったことをたくさん教えていただきました。

回答No.5

台場 脱田（@o8o465）

ゼロ戦は誰でも知っている
これは間違いです。
緑色で赤い丸が着いた飛行機をゼロ戦だと思っているだけで、殆どの人は知りません。

お礼

>ゼロ戦は誰でも知っている
＞これは間違いです。

仰る通りでした。赤い複葉機の模型を見てゼロ戦だと言う人に何人か会いました。

回答No.3

noname#247532

レイセン、ゼロセンどちらも使われていたと思います。
実際に零戦の垂直尾翼に書かれた部隊識別番号の一部にはアルファベットを用いて記されたものもありますので、当初は敵国の文字だからという意識は少なかく、ゼロセンも違和感なく使われていたのではないでしょうか。

それに、アメリカでは零戦を連合国のコードネームとしてZeke（ジーク）と呼んでいたので、ゼロセンが輸入された言葉とは言えないと思います。

お礼

よくわかりました。

回答No.2

SPS700

１。ゼロ戦はだれでも知っている飛行機です。太平洋戦争中、国内ではレイセンと呼ばれていたという友人がいますが、そうだったのでしょうか。

　いえ、1944年に発表された時は、レイ戦ともゼロ戦とも呼ばれていました。ゼロは英語と思っていなかったのが事実です。

　海軍は（当時僕もいました）陸軍ほど英語嫌いではありませんでした。例えば、甲板掃除の水桶は、オスタップ（washtub）が正式の名前でした。

２。また太平洋戦争も大東亜戦争と呼ばれていたのでゼロ戦と同じ輸入された言葉とも言っていました。本当のところはどうなのでしょう。

　はい、これは事実です。戦時中は大東亜戦争と言っていました。

お礼

ゼロ戦は使われていたことが良く分かりました。

回答No.1

fujic-1990

寝る時間なのでチェックしてないですが、ゼロ戦の日本名は、「零式艦上戦闘機」だったと思います。で、アメリカなどが「ゼロ」と呼び捨てたのが始まりだったと、私も思います。

　「太平洋戦争」は、太平洋を挟んでアメリカと戦争して負けたけど、その他の中国等に負けたんじゃないぞという変なメンツから、日本の大本営あたりが言い出したっぽい名称だと思いますが･･･ ？？　残念ながら知りません。

お礼

現在ではどちらでもよいというような感じがしますね。