- 締切済み
醒睡笑の現代語訳お願いします!
一 越中に。 井見の庄殿と云大名あり。 世にすくれたるうつけなりしか。 母儀常にくやみ歎給ひしか。 ある時の見参に。 笑止やそなたは。 うちのものあなとり。 何事もいひたきまゝにいふて。 道なき作法ときく。 ちと折節は。 はをもぬき。 折檻もあらば。 さほとまでは有ましき物をと。 教訓あれは。 心得たりとうけごひ。 是非ともに。 一はぬかんものをと。 たくまれし。 去程に八朔の礼とて。 諸侍出仕ある。 家老の人申様。 今日の御祝儀。 千秋万歳。 ことに天気よくてと。 いはふなかはに。 彼大名なにと御祝儀てんきもよしと。 左右いひたきまゝには。 いはひせまひそ 上記の醒睡笑の現代語訳至急お願いします!!
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
→ 越中の国に井見の庄殿という大名がいた → 世にも希な馬鹿者だったとか。 → 母親はそれを後悔し、嘆いていらっしゃったんだとか。 → ある時会ったときに、「困ったことだ。内の者(家臣)たちもオマエを侮って、何についても言いたいままに言って、(君臣の)道に外れたやり方(状態)だと聞いています」 > ちと折節は、はをもぬき。折檻もあらば。 → ちょっと折に触れて、『はをもぬき』体罰を加えていれば ※はぬく の意味が不明 はむかう(さからう)? 刃を抜く? > さほとまでは有ましき物をと。 → これほど有ってはならない状態ではないだろうに、と → 教えられたので、 → 「了解致しました」と承諾した > 是非ともに。一はぬかんものをと。たくまれし。 → これは、是非ともひとつ『はぬこう』と企てられた。 → こうしているうちに、八朔の儀式となり、諸侍が登城してきた。 → 家老を勤める人が言うには「今日は、健康長寿を祝う目出度い日でござる、ことに天気も良くて」と祝っている途中で → その大名が、「なんと祝いの儀式で天気も良いと?御前たち左右の者が言いたいままには言わせまいぞ」と言った。 調べても、「はぬく」が分からなかったので、面白みに欠けますが、おそらく母親が言った「はぬく」をバカ殿様が勘違いして、別様に受け取ってヘマをしたということで笑いにしたのだと思われます。 ちなみに八朔ですが、事典類には違うことが書いてありますが、某小説では、家康が初めて江戸(城?)入りをした8月1日を記念して、江戸に参勤している大名が長袴など正式礼装で総登城する日であったと書いていた(私の記憶:違ったらごめんなさい)と思います。 大広間で平伏している大名たちの前に将軍がやって来る。許しを得て一同面をあげる。すると老中が「八朔の日である」ことを宣言し、将軍の千秋万歳、弥栄を願う声をあげる。最後に「おめでとうございます」と言うと一同声をそろえて「おめでとうございます」と発声し、それに応えて将軍は「目出度い。皆も大儀であった」とねぎらう。一同平伏。将軍去る。ただそれだけの儀式だったらしいです。 つまり、老中(家老)が祝いの言葉を述べている間に将軍(大名)が声を出すなどは大失態(嘲笑の対象)だったのだと思われます。 <以上乱文失礼>
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
越中(今の富山県)に井見の庄どのという大名がいた。 世間に知られた間抜けであったとか、 で母親は(このことを)いつも悔やみ嘆いていた ある日会って「あなたは呆れたものだね、家中のものを侮って なんでも言いたい放題なことを言って めちゃくちゃなことをして居ると聞いて居る 時にはもう少ししっかりと言い聞かせ、折檻などもすれば これほどまでには(悪く)ならないでしょう」と教訓なさったら 「わかりました」と返事をされたとか。 さてしばらくして八朔の儀礼として全部の侍が出仕(=登庁)した。家老の人たちが申すには「今日の祝日は千秋万歳で、ことに良いお天気で」と お祝いのことばの途中で、その大名が「何だ祝い事で天気もいいだと?あちらもこちらも言いたい放題には言わせないぞ」(と言ったとか) (あんまり自信はありませんが大体こんな意味だと思います)