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仮定法の時制について
If Billy ( ) fail, he will try again. 1.should 2.should to 3.were 4.were to 問題は分かるのですが写真の解説のマーカーを引いている部分の意味がわかりません。時制の一致は主節が過去形や過去完了形のときに起こるのものではないのでしょうか?
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- shingo5k
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>>問題は分かるのですが写真の解説のマーカーを引いている部分の >>意味がわかりません。時制の一致は・・・・ 解らなくて当然です。写真の解説は誤りです。 直説法でIf 節が過去形、主節が現在形(willの未来を含む) の文は可能(下記例)です。 If he failed to buy the picture last month, he will attend the auction next week. この例文は、主節が現在形(willの未来)を使い、従属節が 過去形で、仮定法ではなく直説法です。 そこで、文の内容を吟味せず、外見だけで下記の判断をするのは誤りです >>willが普通の未来を表しているなら、選択肢の時制が合わない >>(選択肢は過去形しかない)ので、仮定法の文だと解る。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10007/12518)
以下のとおりお答えします。 (興味深いけど、ちょっと難しいご質問ですね。) >If Billy ( ) fail, he will try again. >1.should 2.should to 3.were 4.were to >問題は分かるのですが写真の解説のマーカーを引いている部分の意味がわかりません。時制の一致は主節が過去形や過去完了形のときに起こるのものではないのでしょうか? ⇒確かに、この解説は、間違いではないと思いますが、分かりにくいですね。 解説をよく読んで考えてみると、単に時制の一致の規則を述べているのでなく、主節(帰結節)と従属節(if節・条件節)との間の対応関係について述べているようにも見えてきます。 一般的な「因果関係」には、《「因」→「果」》という前後関係がありますね。そういう見方で本文を見ると、《従属節(if節)→主節(帰結節)》の関係が浮き上がってくると思います。ところが本文では、この《「因」→「果」》の流れが、字面だけで判断すると《過去→未来》という(中間の現在が抜けている)形になっているように見えるわけです。通常、「因」と「果」は「直接隣り合って」いるはずですので、それに合わせて見ると、この文の内容も、字面の暗示する《過去→未来》ではなく、《過去→現在》か《現在→未来》のいずれかでなければならない、と言えるかも知れません。 以上のように考えてはじめて、この文は「過去の形で現在を表す仮定法」ではないのか、という見方が出てきます。そして、その推理が正しいとすれば、本文は、If Billy (should) fail, he will try again.という仮定文である、ということになります。 (以上が、「解説」の前半で述べていることの趣旨だと考えます。) ところで、このように条件節がif+shouldで、帰結節がwillという組み合わせの文は、伝統文法では「仮定法未来*」とされていました。 *仮定法について(特にif節と帰結節の時制形を中心に) 仮定法未来:未来の起りそうもないことを仮定して述べる。if節にshould, wouldを、帰結節にshall, will(場合によってはshould, would)を用いる。 仮定法過去:現在の事実に反する仮定を表す。if節にbe動詞のwere、一般動詞の過去形を、帰結節にshould, wouldを用いる。 そこで、現代文法では、「仮定法未来」なる術語は用いず、その用法(の表す内容)は、実態に応じて次の範疇に吸収されるようです。 (1) if節にshould, wouldを、帰結節にshould, wouldを用いる文は(現代文法では)仮定法過去に組み込む。 (2) if節にshould, wouldを、帰結節にshall, willを用いる場合は、if節は仮定法過去で、帰結節は通常の直説法未来の複合文(=「たすきがけ構造」)と見る。 ということで、以上のような観点からもう一度、 >If Billy ( ) fail, he will try again. >1.should 2.should to 3.were 4.were to を考えてみると、以下のような解答が導かれることになるでしょう。 解答: 帰結節にwillが指定されているので、カッコ内にはshouldが入り、全体は「if節の仮定法過去+帰結節の直説法未来」という構造と解釈できる。 もし帰結節にwouldが指定されていれば、カッコ内にはshouldまたはwere toを入れることが可能で、全体としては「if節の仮定法過去+帰結節も仮定法過去」という構造と解釈できる。 (紆余曲折ありましたが、以上が「解説」の後半で述べていることの趣旨と言える、と考えます。)
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
1。時制の一致は主節が過去形や過去完了形のときに起こるのものではないのでしょうか? はい、ただし直接法の文の場合です。問題は仮定節の動詞が「過去形」だと言っている点にあります。 2。下記では、「可能性が低い場合」if 節の動詞には should を使う、と説明しています。 https://eikaiwa-highway.com/subjunctive-future/ 3。歴史的には、if 節に、直接法(=時制の一致が適用される分野)とは別の形の動詞が使われ subjunctive と呼ばれていました。 それに直接法の過去形に似た形が使われるようになり、今では区別がつかないので「過去形」と呼んでいます。これが混乱の原因です。 If I were you, I would never have done that. もし僕が君だったらそんなことは決してしなかっただろう、とう文の if 節の be の形を見れば「時」どころか人称の一致も適用されないことがわかります。