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マズローの五段階欲求説についてご質問が何点か。
私は大学等には通っていないのですが、縁あって五段階欲求説を勉強する機会に恵まれました。 基本的な部分はわかった(つもり)んですが、質問が何点かあります。 ご存じの方がいらっしゃればお伺いした所です。 1:あのピラミッドは順番が変わる事はあるのか(人によって) ・例えば私は長い間借金生活をしていました。そういう意味で、安全欲求はかなり長い間(10年程)脅かされていました。ただ、それと同じ時期に毎日ナンパ行為に明け暮れ社会的欲求・承認欲求も獲得しに行っていた・・という事があります。 あの理論が正しければ、生理的欲求が脅かされていた私に社会的欲求や承認欲求は生まれてこない事になります(本来であれば)。あのピラミッドは同じコミュニティ下において・・という条件付きなのでしょうか? 私のように、生理的欲求は常に脅かされていても、承認欲求を取りに行く・・なんて事は日常的にありそうです(Twitterなどでもよく見ます)、これってどう説明したらよいのかなと思いました。 2:同様に、Twitterでマウントの取り合い。。やクレームをつける人達も 社会的欲求は満たされていないが、承認欲求を取りに行っているのでは??と感じました。 この辺りどうなんでしょうか? 3:また、あのピラミッドは人によって多少なりとも順番が違ったりするのだろうか。という疑問です(具体例を挙げるのが難しいのですが) ご存じの方がいれば教えて欲しいです。宜しくお願いします。
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- sutorama
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マズローのオススメの教材は、実のところありません おそらく、納得いただいたのは、自分の経験値をもとに、それこそネット上のマズローの五段階欲求説を自分なりに解釈して、心に置いているだけです つまりは、専門に習ったものではありません 調べると分かるのですが、マズローの五段階欲求説の本は、高価な値段のモノが多く、いつかは私も・・とは感じていますが、手を出していません それこそ、普通に皆さんのように ・なぜ、イジメがおきるのだろう? ・なぜ、新社会人は5月病になるのだろう? ・なぜ、男女では思考が違うのだろう? ・なぜ、ひきこもりは犯罪に走るのだろう? ・なぜ、あったばかりのあの人が、生理的に苛つくのか? ・なぜ、離婚が多いのか? ・鬱とは? などなど、わからないことばかりある中で、指針のようなものを探し続けています 例えば、今回のコロナ渦でも、マズローの五段階欲求説で紐解いてみれば、見えてくるものあります(各国での暴動・クラスター・自分勝手なバカ) 私の場合は当初、人間の5大欲求(食欲・物欲・性欲・睡眠欲求・承認欲求)を紐解く過程(仏教主体・心理学ではない)で、たまたまマズローの五段階欲求説に出会っただけだったと思います 犯罪や男女間のトラブルや虐待などのほとんどの原因が人間の5大欲求から発生し、最近の引きこもりの人たちがおこす犯罪などを紐解く上で、マズローの五段階欲求説が必要だった・・という感じです 逆に、ココでの悩み相談の半分ぐらいは、上記で説明できてしまう便利さも感じています 例えば、性の悩みや将来への不安なども、質問者の環境を紐解くと、安全欲求(家庭や地域)や生理的欲求(習慣)が整っていない人たちが多いのは事実です あとは私自身、長くボランティア団体に所属していたときに、人間関係が上手くできない人たちや問題をおこす人、リーダーを育てるためには?・・などといつも考えていた中で、あらゆる材料を探し吸収して、自分の中で消化(昇華)していった感覚です あとは仏教思想で「あらゆるものには必ず原因(理由)がある」「それを紐解かなければ本当の解決に至らない」が、根本にあります 目の前に悩んでいる人がいたとして、その悩みの内容を聞くだけではなく、その人の育ってきた家庭環境、それこそ生活習慣や感じている一番の欲求(5大欲求)などを聞き出して、根本の問題に光を当てなければ、本当の解決には至りません 例えば、老人の問題行動(老害)は、マズローよりも人間の5大欲求で説明できます 若い頃の悩みの発端である、食欲・物欲・性欲・睡眠欲求は、加齢によって自然に失われていき、残るのは承認欲求です なので、高齢者の問題行動の殆どが承認欲求の爆発で、逆に、食欲・物欲・性欲・睡眠欲求で問題を起こしている高齢者は、痴呆が原因です ・・・のように、私自身も未だ勉強の最中で、何かしらの材料があれば、マスコミの偏った誘導に惑わされず、地域の問題、犯罪、承認欲求や他の欲求を満たしたいがための事件なども紐解ける・・程度の思考です その中に、いじめ問題・老害・政治家の問題・引きこもり問題・社会情勢・差別・・などなど、自分なりの解釈の指針があると便利だなぁ・・ぐらいです あと、心底思うのは・・・なぜ大切なこれらのことを学校(義務教育現場)で教えないのだろう?という怒りもあります
- sutorama
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帰属欲求は、簡単に言うと「仲間」や「友人」のことです 子ども時代は、学区の学校がそれにあたります しかしながら、いじめがなぜ起きるのか?は、それが用意された場所であるからです たまたま同じ年度に生まれ、同じ地域に住んでいる・・・という理由だけで、同じ空間に放り込まれますから、それぞれが自身で選択した場所ではありません なので、気の合わない同士が同じ空間にいれば、拒否反応が起きてしまうのです しかし、義務教育・・とくに教師は、お友だち同士仲良くしましょうを、説明もなく小1から強要します これが、いじめの構造で、難しいことはないのです で、話を戻すと、用意された場所であっても、仲良くなることが帰属欲求です で、もっと先に話を進めると、承認欲求や自己実現欲求を利用して帰属欲求を満たすことが、社会人でも子どもでも多いのです もちろんこれでは、正しい段階を踏んでいませんから失敗します たとえば ・将来、僕は弁護士になるために今、勉強をしています、よろしく(実際にいた人・実際は努力していない) これであると、最初は「すごーい」と注目を集めるでしょうが、段階(順番)を間違えていますから、スッカスカの人間とバレたら人は離れていきます なので、まずは互いに興味があることなどの自己紹介で仲良くなって、そこでグループができて(帰属)、そこから初めて次の段階(承認欲求)に進むのです 昨年、日本で起きた事件を見れば ・俺のオヤジは官僚で偉い ・俺はアニメ小説を書いていて、いずれプロのなる などと、見ず知らずの集まりのネットやSNSで発信していた引きこもりたちです つまりは、しっかりと同じ趣味であったり、同じ目標を持っている仲間たち、友だちが欲しい同士でも良いので、帰属する その帰属する前に、まずは生活習慣を整えよう・・・は、普通の話なのです
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 へぇー。なるほどなーと。うんうんとばかり頷いていました。そういうカラクリがあったのですね。 「将来、僕は弁護士になるために今、勉強をしています、よろしく」 「俺は今これをやってます!(すげーだろ!)」なーんて、普通にあると思うのです。(少なくとも、私の周りではよくありました)。それが、そのような理由で「うまく行かないんだ」と言われると、非常に納得です。 まず最初に仲良くなってから、それから承認欲求を取るのが正しい順序なのですね。 なにかマズローを学ぶ上でオススメの本はありませんか。 私はネットのサイトなどから真剣に情報を得ていますが、いかんせん真偽のほどがわかりません。知人に大卒の人間もいないからです。 教えて頂けると幸いです。
- sutorama
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根本的に捉え方が違います あのピラミッドの下から、欲求を満たしていくことが正常(理想的)であるというのがマズローの言いたいことなのです 例えば、生活苦や引きこもりの人間が、ネット・SNSなどで承認欲求を満たしたいがあまり、おかしくなっていくニュースや事件があります これは、安全欲求・社会的欲求(集団帰属)をすっ飛ばして、承認欲求を求めると・・・おかしくなるよ?と、いうことです もっと分かりやすく説明すると、マズローの五『段階』欲求説なのです 「段階」の欲求の説明です で、社会的欲求や承認欲求、自己実現欲求などが努力?しても満たされなくて、悩む人が多いのですが、そのような人には、その足元の安全欲求(家庭や地域)や生理的欲求(習慣)が整っていないのでは?とアドバイスを送るのが正解です 2は、つまり大概(ココでも)、承認欲求や社会的欲求に悩みを抱えている人は、その足元(段階の下)が全然整っていない人が多いのです 3については・・・ 生まれたときに人(普通)は、親・家族、学校、地域、行政、法律によって、生理的欲求・安全欲求が満たされているので、次に悩むのが友だちとの悩みである社会的欲求や、友人や大人が認めてくれないといった悩みである承認欲求で悩み、将来のへの不安として自己実現欲求に悩むのです(正常な段階) しかし、大人になると、引っ越し(親元を離れ)て、就職(会社に帰属)して、自分で稼いで(安全欲求)・・と段階を踏んで、自分自らがピラミッドの下から構築してくのですが、それをしないで、親元を離れなかったり、就職しなかったり、リタイアしたり、目標を建てない人や引きこもる人は、完全にピラミッドが崩壊しますから、承認欲求が大暴れし、犯罪になったりします
お礼
ご回答ありがとうございます。 ・・非常にお詳しいですね。どこかで学ばれたのですか??(だとしたら、そのような方から回答が頂けて嬉しい限りです) なるほど。 ピラミッド通りに進めたらいいね、そうならないと、うまくいかないぜっていう事なのですね。 よく「足元を固めろ」とか「結婚して身を固めなさい」と言われる事がありますが、根拠がいまいちよくわかりませんでした。別に足元固めなくてもいいじゃんと。ただ、このお話聞いて納得です。そういう理由があったのかと。 (ここから先は、出来ればまたお答え頂きたいです) 今日また疑問が湧いたんですが。第三段階 帰属欲求(社会的欲求)というのは、どこかの集団に属している(と自分が感じる事が出来れば)良いのでしょうか?。 要するに、組織に名目上属していても、組織内・グループ内で仲間外れにされてる人(いじめなんかで)は、帰属欲求は無いか薄いと考えてよいでしょうか?? ※こういう事はやはり大学に行かないと勉強出来ないでしょうか?(質疑応答的な)
お礼
ありがとうございます。お返事遅れてしまって申し訳ありません。私も以前からマズローの承認欲求は言葉としては知ってはいましたが、実際に勉強してみると(またこのように説明を受けると)、こんなにもいろいろな問題が、この階層ピラミッドで説明できてしまうのかと驚いているばかりです(もちろん全てではないですが)。老人に承認欲求だけが残ってしまうのは、老人の性と言いますか、何とも言えない悲しさがありますね。老人みんなそうなっちゃうのかな。。怖い。学校で教えないのは、内容自体が高度だからでは・・?という疑念はあります。ただ、これを知っている事で、世の中の事に対してだいぶ理解が深まりました。仰る通り、自分が過去ナンパに明け暮れていた時と今を比べてみると、今の方が経済的にも時間的にも余裕があります。20代の頃は、どうしても生活に思考がとられてしまって、正しいパフォーマンスを発揮できませんでした(変なたとえではありますが) 仕事も然りです。 こういう考え方に出会えて感謝しています。