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【智慧】仏教における智慧とは何ですか?
【智慧】仏教における智慧とは何ですか?
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仏教の智慧は、幅広いものです。大乗の菩薩が涅槃の境涯に到るための修行方法を波羅蜜と言うのですが、その修行として挙げられる六波羅蜜の一つが智慧なのです。ちなみに六波羅蜜というのは、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つの修行を言います。 さて、智慧というものは、どこかに落ちているようなものでは無く、探しても形として存在するようなものではありません。自分自身の頭で考え、様々な経験を積み重ね、多くのものを学び、自分自身の研鑽を摘むことから磨き出していくようなものであり、その意味するところは、真理を悟ることであり、物事の実相を見極め、その場その場に応じた適切な考え方や行動をすることなのです。 「智慧とは何ですか?」と聞かれて、それに対して「はい、これが智慧ですよ」と手渡しできるような代物ではありませんので、智慧を身に着けようと思ったら、自分自身が勉学に励んだり、仕事に打ち込んだり、世のため人の為に何かしたり、多くの経験をし、様々な失敗や成功体験をすることがまず必要になります。その結果として、おのれ自身の中で創意工夫したり、より良い方法を考えたりすることができるようになれば、それなりに智慧がついたということになるでしょう。 逆に、いつまで経っても同じ失敗を繰り返したり、ちょっと考えれば答えが出せると思えるようなものでも考えることを怠り、誰かに答えを出してもらうことを繰り返す人は、智慧とは、かけ離れたところにいるということになります。 六波羅蜜のうち、自分にできそうなものから入って精進していくと、少しずつ智慧もついてくると思いますので、是非実践されることをお勧めいたします。
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- 畑 茂夫(@Flareon)
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バリバリの仏教研究家がかつて証言したことによると、前提を作らない知性という事の模様だ。 同時に前提により拘束されない知性だ。 自由な知性ともいえるだろう。
お礼
みんなありがとう