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前置詞「by」「on」「with」
私の辞書に「by」の用法例として I haven't got the book by me. また「on」の用法例として I have no cash on me. が載っています。 各々「by」「on」「with」を自由に交換できますか?
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英語ネイティブレベルの者です。 前置詞prepositionを使いこなせるようになるのが、 英語をマスターする最後の難関の1つとも言えるでしょうね。 たかが数文字の単語なのに、解釈が 違ってきます。 1) I have no cash on me. 2) I have no cash with me. 3) I have no cash by me. ですが、どちらも文法的には正しいです。 ただし1の場合は、現金はポケットにも、 今持っているカバンにもないという意味です。 ただし、あなたが滞在しているホテルに置いてきた スーツケースにはあるかもしれません。 つまり、すぐに現金を出せる状態ではないということです。 2の場合には、例えばあなたが旅行中で ホテルにスーツケースを置いているとします。 そのホテルにあるスーツケースにも、あなたのポケットにも あなたの今持っているカバンにも、現金はないという意味です。 だからといって、銀行の口座にお金がないとは 言っていませんけど。 実際の口語英語ではこの例では1)と2)は それほど厳密には区別しなくても大丈夫。 3)は意味がわかりません。 byは、実は文法の使用方法としては20通りくらいあります。 この場合は、どうしてもby = close toの意味で解釈 するしかなく、それが意味をなしません。 一方、同じby とonでもすごく区別しなくてはいけない例は 例えばこういうとき。 3) Frank had a rabbit on him 4) Frank had a rabbit with him 3)はフランクはうさぎを頭にのせていた と私なら解釈します。 4)は、フランクはうさぎをカゴに入れて持っていた と私なら解釈します。 ではなぜcash on meの時は、現金を頭にのせていた と想像しないのか? なぜrabbit on himの時は、ポケットにいれていたと 思わないのか? 現金は、ポケットとかカバンに入りますからね。 うさぎは、ポケットには入らないだろうし、普通は カバンには入れないだろうし。 そういう違いです。 前置詞Prepositionはすごく便利ではあるのですが、 一方で曖昧さを残すので、 Frank had a rabbit in the cage とか言ったほうがはっきりすると思いますけどね。
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- SPS700
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#3です。補足です。 例えばイヤリングですが場所が、近くの机の引き出し、耳、持っている手提げの中、だと、by、on、 with になります。
お礼
回答して頂き、ありがとうございました。大変参考になりました。 前置詞は難しいですね。
- daredeshoo
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I haven't got the book by me. 「その本は、わたしのそばにない。」 I have no cash on me. 「わたしは現金を持ってない。(ポケットなどに入っていない)」 I have no cash with me. 「わたしは現金の持ち合わせがない。(携行していない)」
お礼
回答して頂き、ありがとうございます。参考になりました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
各々「by」「on」「with」を自由に交換できますか? いいえ、みんな違いますので交換はできません。 1。by の場合。 I haven't got the book by me. その本この近くにはありません。その本手に届くところにはありません。 2。on の場合。 I haven't got the book on me. その本身につけていません。 3。with の場合。 I haven't got the book with me. その本身近にありません。 4。いずれも「その本ここにありません」にはなるので、何といいたいかが起点です。
お礼
回答して頂き、ありがとうございました。大変参考になりました。 前置詞は難しいですね。
- Nakay702
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>各々「by」「on」「with」を自由に交換できますか? ⇒同じ意味で交換することはできそうもありません。 以下を見れば納得できると思います。 「by」:「そばに(持つ)」、「脇に(置いてある)」…。 「on」:「身につけて(持つ)」、「身体にまとって(いる)」…。 「with」:「同伴して(行く、など)」、「(道具)でもって(仕事をする)」、「(能力など)修めている」…。 「互換」はできないまでも、「置き換え」はできることがあります。つまり、「これらの前置詞(のみ)を差し換えても有意の文になる」ことはあります。ただし、当然ながら、意味合いはかなり違ってきます。
お礼
簡潔な文で分かりやすく説明して頂き、ありがとうございました。 >「互換」はできないまでも、「置き換え」はできることがあります。つまり、「これらの前置詞(のみ)を差し換えても有意の文になる」ことはあります。ただし、当然ながら、意味合いはかなり違ってきます。 前置詞の難しさを痛感させられました。今後ともよろしくお願いいたします。
- koncha108
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「自由に交換できる」とは、どれを使っても良く、同じ意味になるか?と言う質問であれば、そうはなりません。意味は変わるけど通用する文になる、と言うことでであれば微妙です。 まず、I haven't got the book by me. ですが、この文自体、 「私の傍らにその本を持っていない。」「私が書いたその本を持っていない。」の2つの可能性がありますが、前者の可能性が高いように見える。the bookとすでに何の本か会話している人たちに共通認識がありそうで、だとしたら「私が書いた」はくどいかも知れない。でも文脈次第。 book on meは、普通に考えると、私の頭の上に。そう言う事も無いわけじゃないけど、別の可能性を考えると私と言う心、体、状況の上に。その本の内容が私の心の上にある。でもこれを言いたかったら違う表現のほうがわかりやすいのでなさそう。with me は自分と一緒に、手に持って、あるいは鞄に入れて持っているイメージ。ところがhave gotのニュアンスは、少し前に手に入れて今も持っている。withじゃない状態からwithの状態への変化も含めて表すので、withはちょっとおかしい。haven't gotと一緒でも同様におかしい。 I have no cash on me. のon meは現金を頭の上に乗っけるわけがないので、私の状況、状態の上に。「私は現金が無い状態だ。」手元にないだけでなく、家にも、銀行にもない。 I have no cash by me. 「私の傍らに現金が無い。」想像するのは、自分の周りに雑多にがらくたやいろいろなものが散らかっていて、でも現金は無い。 withは、今手元にない。持ち合わせていない。 日本語の「てにをは」のように、使えない場合と、使うシーンが限られるケース、使うと誤解を招く可能性があるので避けるケースなど様々で、自由に交換できるという事では無いと思います。
お礼
早速回答して頂き、ありがとうございます。 >日本語の「てにをは」のように、使えない場合と、使うシーンが限られるケース、使うと誤解を招く可能性があるので避けるケースなど様々で、自由に交換できるという事では無いと思います。 前置詞の難しさを痛感させられました。実は、「自由に交換できる」と回答があるだろうと思っていたのです。
お礼
丁寧にやさしく説明して頂き、ありがとうございました。ホテルの例、うさぎの例でモヤモヤしたものがなくなりました。回答を締め切らないで良かったです。