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ゲノム編集
任意の部位にDNAをインサートできるとの話ですが、どのくらいの鎖長をインサートできるのでしょうか?何度も繰り返すことによっていくらでも長いDNA鎖をインサートできるのでしょうか? セレクションはどうやってかけるのでしょうか?
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ゲノム編集の基本は,自分が切りたいゲノムの箇所を切ることができるというものです。そこを切っておけば,そこに入れたいインサートを同人い入れておくと相同組み換えを利用して長いinsertも入れてくれることができます。 理論上はMbpでも可能でしょうけど効率は極めて低くなりますが,数キロbpであれば普通にみなさんやっています。セレクションは,インサートに薬剤耐性遺伝子を入れることができるのであれば,その薬剤耐性遺伝子をつかって薬剤セレクションをすればいいと思います。一般的なノックアウトマウスマウスと同じ手法です。インサートを入れないタイプのゲノム編集はそうなのですが,薬剤耐性遺伝子を入れられないために,ゲノム編集のコンストラクトをいれたら,細胞をひたすら限界希釈して,シングルクローンをとってきてひたすら,配列を決定して調べるという方法をとります。 これは実験の用途,目的によって違うので一概には言えません。 何度も繰り返せば入れられるかについては,細胞に毒性が無ければ可能ですが,一般的にゲノムに異常が生じれば細胞は自死を引き起こしますので,それとの兼ね合いですね。がん細胞などではその活性が低いのでやりやすいでしょうけど,正常細胞なら入れる長さ,配列などによってはとても難しいときもあります。
お礼
うーんゲノム編集食物の話題が最近出てたので疑問に思ったと書くべきでした。そりゃ薬剤耐性使えば楽ですよねw >ゲノム編集のコンストラクトをいれたら,細胞をひたすら限界希釈して,シングルクローンをとってきてひたすら,配列を決定して調べるという方法をとります。 なるほど、食物となるとやはり壮絶に手間がかかってるんですね。