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ライゲーション

ベクターにinsert DNAを1種類の制限酵素でライゲーションする際,ベクターは制限酵素で切断後,アルカリ性フォスファターゼ処理をして,リン酸基を水酸基にかえてセルフライゲーションを防ぎます. しかし,この状態ではinsert DNAとベクターは2本鎖のうちの1本鎖だけでライゲーションすることになるのですか??もう片方の鎖は両方とも水酸基になっていますよね.insert DNAの方は3'-OHで,ベクター側はアルカリ性フォスファターゼ処理したので5'-OH. 実験は普通にうまくいっているのですが,原理がいまいちよく分かりません.

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回答No.2

>ちなみにどんな大腸菌でもこの活性は持っているのですか? たとえばnickは、DNA複製のとき必ず生じるので、これを修復できないmutantは、生存できないのではないでしょうか。

jikana
質問者

お礼

確かに. 何度もありがとうございました.解決しました.

その他の回答 (1)

回答No.1

はい、その通りです。ライゲーションがうまくいったとしても、片側鎖だけが結合して、反対側は、切れ目(nick)が残ったままです。これが大腸菌に導入されると、大腸菌のDNA修復系によってnickが修復され、スーパーコイルになるのです。

jikana
質問者

お礼

早速の御返事ありがとうございます. 大腸菌が繋げてくれるんですね. ちなみにどんな大腸菌でもこの活性は持っているのですか?この能力は特に遺伝子マーカーとして定義されていたりするのですか?簡単な遺伝子マーカーだけ取り上げている本を見たのですが,それらしいものが無かったので,一般的な能力すぎて定義されていないのですかね.