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DNAの熱変性について

DNAの溶液に熱処理を施して2本鎖を1本鎖にするとなぜ260nm時の吸光度は上がるのですか。260ナノメートルの紫外線?を吸収するのはDNAの塩基の共役結合部分だと聞いたのですが、2本鎖を1本鎖にしても塩基の数は変わらないし、それだったら吸光度も変化しないのではないかと思ったのですがどうなんでしょうか。教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • takes87
  • ベストアンサー率60% (42/70)
回答No.2

DNAにおけるUVの吸収は芳香族である塩基部分のπ電子が関与しています。このπ電子は二重結合などを形成するときのπ結合に関与する電子で、間に1つの一重結合を介して二つの二重結合が存在していると共役してπ電子は互いの二重結合の間を行き来することができます。UVの吸収はこのπ電子がUVを吸収するために起こり、自由なπ電子が多いほど吸収も大きいと考えてもいいです。 水素結合を形成しているときは塩基の酸素原子や窒素原子に存在するπ電子が自由に動けないため吸収が小さくなります。これは水素原子とくっついているためと考えてもいいです。加熱によって水素結合が切れると、水素結合に関与していた部分のπ電子も自由に動くことができるので吸収が大きくなります。

salad152
質問者

お礼

説明ありがとうございました!やっとわかってすっきりしました。

salad152
質問者

補足

説明ありがとうございます。上の質問はとてもよく分かりました!新しいことを聞きたいのですが、熱変性後の吸光度は熱をかける前と比べて完全に2倍にはならず、1、何倍といった感じになるらしいのですがどうしてですか。教えてください。

その他の回答 (2)

  • takes87
  • ベストアンサー率60% (42/70)
回答No.3

あくまでDNA1本鎖の場合の260 nmにおける吸光係数とDNA2本鎖の場合の吸光係数が2倍程度の開きに由来するからだと思います。吸光係数はそれぞれの物質に固有な値です。DNAの吸光計数はこれまでの先人の実験によって決められています。

salad152
質問者

お礼

説明ありがとうございました。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.1

吸収するのは塩基の部分ですが、そのときの分子の状態によって吸収波長のピークが微妙に変わるからだと思います。

salad152
質問者

お礼

説明ありがとうございます!

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