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日本語の左方転移の理由は?

次の如き文が作られる意味上の理由は何でしょうか?: 1.チェルノブイリに住む理由、それは故郷だから。 2.歓び。それは BMW。 3.阿部首相は右翼、それは最も妥当な呼び方。

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回答No.2

じゃあ,言葉を変えましょうか。 ヒトの脳が情報を処理するとき,ある箇所で処理が「中断」することがあります。それを●で示します。 The reason why I still live in Chernobyl is ●that it is my hometown.  この後に主語・述語が続くので,解析ルーチンがリセットされる。 My pleasure is ●possessing a BMW.  名詞 possess の意味上の主語はなにか(=私だ)という解析をする  ために,処理がミリ秒単位で中断する。 Prime minister Abe is the Right, ●classified most properly.  上と同じように,分詞構文(being classified) の意味上の主語は  なにか(=安倍首相だ)という解析にミリ秒の中断がある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 質問文の3つの例文は,いずれも書き換えられます。 チェルノブイリに住む理由、●それは故郷だから。 チェルノブイリに住む理由は故郷だから。 歓び。●それは BMW。 歓びはBMW。 阿部首相は右翼、●それは最も妥当な呼び方。 「阿部首相は右翼」は最も妥当な呼び方。 どうです? すべて「それは」を省いても文意は通じます。わざわざ「それは」を挿入ずると,そこで解析ルーチンがリセットされ,あらたに「主語・述語」の構文解析に移行するために,やはりミリ秒単位の時間がかかるのです。日本語では,時間をかけることで「もったいぶった」言い方にするのだと,個人的には考えます。

kimko_379
質問者

お礼

誠に有難う御座います。

kimko_379
質問者

補足

なるほど、確かに勿体ぶり、ありそうですね。 ただ、安藤貞雄『現代英文法講義』第7章「情報構造」にありました、英語その他の左方転移とは、良く知られた話題を、個別的な発話の話題として導入する為のもの、ということも、日本語の例ではありましたが、この場合も当てはまっていた様です。チェルノブイリに残留する住民がいることも、歓びというものの通念も、阿部総理の右翼性の噂も、良く知られておりますので。同書の例文には、L'Ētat, c'est moi. (「朕は国家なり。」直訳では、「国家、それは朕なり。」)が挙がっておりました。「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」の左方転移の原理は、英語にないものである、という英文法学者の指摘内容が、この場合も言えるのかな、と考えたのですが、間違っていた様です。

その他の回答 (1)

回答No.1

The reason why I still live in Chernobyl is that it is my hometown. My pleasure is possessing a BMW. Prime minister Abe is the Right, classified most properly. のような欧文的な表現でしょう。

kimko_379
質問者

お礼

有難う御座います。

kimko_379
質問者

補足

お言葉を返すようですが、それにしても、英文でも、 The reason why ... is .... と、The reason why ... , it is .... とに違いが有り、 My pleasure is .... と、My pleasure, it is .... とに違いが有りますね? その如き英語の左方転移の原理は良く存じて居りますのですが(幾つもの複合的な原理どもから合成された原理ですので、長々と申し上げられませんが)、日本語の左方転移の原理は、明らかに英語のとは異なっていますので、日本語のを探求なさった方を探して居ますのですが。

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